「モンスターハンター ライズ」レビュー
モンスターハンター ライズ
2021年3月24日 00:00
数多のモンスターから里を防衛する特殊クエスト「百竜夜行」!
本作の中でも特に目を惹く新要素と言えばこの「百竜夜行」と呼ばれる防衛クエストだ。このクエストでは大量に押し寄せるモンスターの「群れ」を「関門」と呼ばれる防衛ラインを破壊されないよう様々な狩猟設備を用いながら撃退していき、最後に現われる「ヌシ」や大物を討伐する事が目標となる。
「百竜夜行」でキーとなる「狩猟設備」にはハンターが設置台に任意で設置できる「搭乗型」、「自動型」、「制限型」の3つのタイプのものと、各エリアに元々設置されている「撃龍槍」や「破龍砲」といった強力な設備が存在する。これらの設備はモンスターを撃退する事で上げられる「砦レベル」を上昇させることで解放されていくため、モンスターの撃退と設備の配置をコンスタントに行なうのがいいだろう。
「群れ」として現われるモンスター達も、ただ「関門」を襲うのではなくそれぞれ役割を持ったタイプが存在するのも大きな特徴だ。ハンターを優先して攻撃する「強襲」タイプ、遠距離からハンターを優先して攻撃する「射撃」タイプ、「関門」を何よりも優先して攻撃する「破壊」タイプ、そして最後にどこにも属さない「特殊」タイプの4つが存在する。各タイプは現れるモンスターの頭上のマークで判断が可能なので、今押し寄せているモンスターがどのタイプなのかを見極め、「狩猟設備」の設置や攻撃の優先度をどうするのか等を決める必要があるのだ。また中には「荒くれ」と呼ばれる通常よりもサイズの大きいモンスターが登場する事もあり、撃退できれば多くの「砦レベル」の経験値を獲得できるが普通よりも体力が多いので注意が必要となる。
このように「百竜夜行」ではどのタイミングでどのような「狩猟設備」を設置するのか、襲ってきた「群れ」をどのような順番で撃退していくか等の通常のクエストとは一味違う戦略を展開しながら、防衛ならではの緊張感を味わう事ができる。このクエストもマルチプレイが可能なので、友人と共に戦略を練って「百竜夜行」に挑むのも楽しそうだ。新しい狩りの形として非常に面白い試みであると感じた。
※本画像(映像)は開発中のものです
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