セガ、PSP「戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校」
発売記念抽選会「開校記念抽選会」開催


1月21日 開催

抽選会場:クラブセガ秋葉原店頭(東京)
     ソフマップなんば店ザウルス1店頭(大阪)

【戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校】
発売中(1月21日)

価格:6,090円(UMD版)
   5,400円(ダウンロード版)

CEROレーティング:B(12歳以上対象)


取材に訪れたのはお昼ご飯時だったが、ご飯ついでにソフトを購入して抽選会場に訪れたのか、抽選会場にはくじ引き待ちの列もできていた
賞品がカウンターの前にずらりと並んでいた

 株式会社セガは、PSP用アクティブ・シミュレーションRPG「戦場のヴァルキュリア2ガリア王立士官学校」の発売を記念し、1月21日、東京の「クラブセガ秋葉原店頭」と大阪の「ソフマップなんば店ザウルス1店頭」で記念抽選会「開校記念抽選会」を開催した。時間は1月21日の10時から19時まで。

 「開校記念抽選会」は、東京、大阪の各対象店舗で本作を購入し、レシートを抽選会場に持参すると、ソフト1本につき1回抽選に参加できるというもの。

 午前中だけでも200名前後がくじを引くために会場を訪れたそうで、なかには6本購入して6回くじを引いた方もいたそうだ。

【賞品】
・特賞「本庄雷太氏サイン入り 特製パネル」
・1等「主演声優サイン入りポスター」
・2等「戦場のヴァルキュリアグッズ」
・3等「戦場のヴァルキュリア2 特製QUOカード」
・参加賞「特製ポートレート」(全12種のうちいずれか1枚)



 東京会場には、本作のチーフプロデューサーであり、「シュンター」としてゲーム中にも登場する田中俊太郎氏と、同じくゲーム中では「シンディ」として登場するプロデューサーの本山真二氏が来場。本山氏は、前作のウェルキンばりの戦車長のコスプレ姿で登場した。お2人に話を伺うことができたので、ここに掲載する。(以下敬称略)

――発売日を迎えて、今の心境を教えてください。

田中 発売前からネットなどで反響を感じていたところだったんですが、今日会場に来て「すごく盛り上がっているな」ということを感じられました。

本山 私も同感で、ブログなどを運営していく中で、ユーザーさんの反響が大きかったですから、僕らもノッて書いてるところがあるんですけれども(田中:悪乗りしすぎているところもあるんですけれどね(笑))、皆さんの反響をひしひしと感じているところです。

――今回は通信プレイも採用されましたが、通信プレイではどれぐらい遊べるんですか?

田中 ストーリーモードも通信プレイですべて遊べるので、2人で最初から最後までプレイすることができます。あと、ボス戦が強くて勝てないときには、レベルの高い友達に手伝ってもらうこともできます。ストーリーは30時間ぐらいかかると言っているんですが、30時間通信プレイしてもらうこともできますし、フリーのミッションも通信で遊べるので、とことん通信で遊べるんじゃないかと思います。

本山 そこでスキルを磨いてもらったら、育てたキャラ同士での対戦もできますので、通信プレイの楽しみ方は幅広く楽しんでもらえると思います。

――今作ではかなりボリュームアップしていると思いますが、具体的に教えてください。

田中 本編をエンディングまでにプレイするだけでも30時間ぐらいかかりますが、今作はクラスメイトそれぞれにエピソードがあるんですよ。みんなのエピソードを見ていこうとしたらねえ……

本山 100時間ぐらいはかかりますね。

田中 クリアしないと出てこないキャラクターもいるんですよ。あと、クリアすると出てくるハードなミッションもありますので……。やりこみ派の人には、勲章もコンプしようとすると一説には300時間ぐらいかかるのではないかと言われています。本当に今回とことんやり込めるように作りましたので。ダウンロードミッションも夏ぐらいまで配信していこうと思っていますので、長く遊んでもらえればと思います。

本山 毎回テーマを持って、いろんな報酬が手に入りやすいミッションだとか、経験値がたくさんもらえるものだとか、特殊な鹵獲(ろかく)武器が手に入るミッションといったいろんなものをちりばめていますので、飽きない内容になっていると思います。

――お2人のおすすめのクラスメイトを教えてください。

田中 ブログでも書いているのですが、ルネという対戦車兵の女の子ですね。かわいい女の子と友達なんですが、彼女は荒っぽくて常に友達と比較されてしまう子なんですよね。「女の子らしくないな」って言われてへこむんですが、明るくがんばる子で、背中を押してあげたくなるけなげな子ですね。おすすめです。必ず入れてます。敵に戦車が出ないときでも必ず入れて、それで人を撃破してます。今回、榴弾を撃つ迫撃兵にもできるんですが、僕は戦車をぶち抜きたいので対戦車兵にしてますが。

本山 この話になるといつもケンカになるんですが、僕は同じ対戦車兵のコリーンという見た目かわいらしい女の子がおすすめですね。恋愛に関してすごく奥手で、あと1歩が踏み出せない感じで、そこがすごくいじらしいというか。そういった意味で背中を押してあげたくなるキャラクターなんですけれども、このキャラのポテンシャルが「アタックべた」というものを持ってるんですね。対戦車兵なんで、ここぞというときに敵の戦車のラジエターを狙うんですけれど、そこでこのポテンシャルが発動すると、軽く絶望したくなるんですけれど……。ストーリーだけではなくて、ゲームの中身にもキャラクターの特徴づけがなされているので、そのあたりを楽しんでほしいなと思います。

――今回もお2人は反乱軍のリーダーとしてゲームに登場しますよね?

田中 僕は何回か進化して登場するみたいです。最初は「不動のシュンター」ですが、「激動のシュンター」など何回かランクアップして出てくるので、見つけたらすぐに倒して身包みをはいでいただいて結構です(笑)。設計図とか、わりといいものをもっているはずです。

本山 わりと変なところに隠れていたりしますので、探してあげてください。私もわりと序盤から「疾風のシンディー」として登場しますので、見つけたらガツガツ倒してあげてください(笑)。

――エクストラキャラはまだ発表されていないものもいますよね?

田中 います。パスワードで配信するキャラクターもいますけれど、ゲームをやりこむと登場するキャラクターもいます。特定の条件を満たすと登場するキャラクターにはまだ発表していないものがいますね。前作のメインキャラクター、たとえばラルゴやロージィーは発表していないんですが、当然そのあたりのキャラはなんらかの方法でゲットできるんじゃないかと思うので、遊んでほしいですね。

本山 キャラクターに関しては、割と早めにパスワードの配信なども行なっていきたいと思っています。いつまでたっても遊べない、といったことはないようにしようと思っています。

――最後にアピールをお願いします。

田中 前作をプレイされた方には「Blitz」が評価されていたと思うのですが、今回これが大幅にパワーアップしています。カスタマイズもそうだし、ミッションの勝利条件なども大幅に増えています。「アイテムを全部回収しろ」だとか、「自軍の装甲車を一定ポイントまで送り届けろ」といった感じです。前作を遊んだ方にはさらに楽しんでいただけると思います。今作からプレイされる方には、「2」とはついていますが、前作とのつながりはありますが、今回はまったく新しい部隊、新しいキャラクターの物語なので、安心してこの機会に「戦場のヴァルキュリア」の世界を知っていただければと思います。

本山 前作のユーザーさんも、ハードが変わったことで「どういうゲームになっているんだろう?」と思われる方も多いと思います。携帯機ということで、どこでも遊べるという手軽さもありつつ、ゲームシステムに関しては前作のよかった点はすべて入っていてむしろパワーアップしていると思いますので、楽しんでいただきたいです。今作から遊んでいただけるみなさんには、今作の部隊が士官学校になっているということもあって、「身近に感じていただけるキャラクター」が増えていると思います。かといって話は明るいだけではなくて、「ヴァルキュリア」ならではのテーマも深く掘り下げていますので、そのあたりも楽しみにしていただきたいなと思います。

(C)SEGA

(2010年 1月 21日)

[Reported by 佐伯憲司]