セガ、「戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校」
敵勢力「反乱軍」と基本兵科の情報を公開


2010年1月21日 発売予定

価格:6,090円
    5,400円(ダウンロード版)

CEROレーティング:B(12歳以上対象)


 株式会社セガは、2010年1月21日発売予定のPSP用アクティブ・シミュレーションRPG「戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校」において、物語の舞台となるガリア公国の支配者「ランドグリーズ家」と今作の敵勢力である反乱軍「ガッセナール家」の情報を公開した。両家の争いは両家の旗にデザインされている模様から、まさに「一角獣」と「獅子」の戦いの様相を帯びている。

【両家の旗】
ガリア公国の旗反乱軍の旗

 「戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校」では、ガリア公国に反旗を翻したガリア革命軍(通称・反乱軍)とガリア公国南部の防衛を託されたガリア王立士官学校の士官候補生たちとの戦いを描いたアクティブ・シミュレーションRPG作品。ここでは、本作の“敵”である反乱軍と、帝国軍の侵略から2年の月日が経ち復興を遂げつつあるガリア公国の情報を紹介していく。

【反乱軍】

 反乱軍の指導者ガッセナール家は、有力貴族ガッセナール伯が征暦1936年に結成した非合法組織。ガッセナール家の獅子の紋章を反乱のシンボルとしている。構成員は「ガリア革命軍」を自称しているが、報道機関をはじめ国民の大多数からは「反乱軍」と呼ばれている。

【反乱軍本拠地】
反乱軍本拠地であるガッセナール城の全景貴族の居城だけに内装は豪華となっているようだ

■ 反乱軍の首謀者 ギルベルト・ガッセナール(ガッセナール伯爵)

CV:銀河万丈

 ガリア革命軍の「総統」。
 ガリアの名門ガッセナール家の当主であり伯爵。ダルクス人排斥をとなえており、コーデリア大公を国外追放し自らが国権を握ることを目論んでいる。性格は豪胆かつ周到に計画をめぐらす戦略家でもあり貴族たちなどと幅広い人脈を持つ。


■ ガッセナール伯の長子 バルドレン・ガッセナール(バルドレン将軍)

CV:緑川 光

 ガリア革命軍 歩兵部隊指揮官。
 ガッセナール総統の長子であり、革命軍の実質的な総司令官。ダルクス人を国内から完全に排除し、純粋なガリア人のみにより構成された国家像を理想としている。気性が激しく、自らが武器をとり最前線に出て戦うことも珍しくない。


■ 鋼馬の戦乙女 オドレイ・ガッセナール(オドレイ将軍)

CV:川澄綾子

 ガリア革命軍 機甲部隊指揮官。
 ガッセナール総統の第二子であり、バルドレン将軍の妹にあたる。女性では珍しく戦車長を務め、正規軍在籍時は帝国軍から「鋼馬の戦乙女」と恐れられた。ヴァルキュリア人を「神の子」と崇めるユグド教の敬虔な信者である。


■ 仮面の騎士 ディルク・ガッセナール(ディルク将軍)

CV:保志総一朗

 ガリア革命軍 特殊部隊指揮官。
 ガッセナール総統の末子。強力な破壊力を持つ人造ヴァルキュリア部隊を率いており、自らも専用のヴァルキュリア装甲に身を包んでいる。非常に寡黙な性格で、人前では私的なことを一切口にしない。


■ 反乱軍の戦車&兵士

 反乱軍は行動を起こすための準備をすでに済ませており、物語の序盤から強大な軍備を整えている。さらには、強力な新兵器の開発にまで着手しており、実戦での使用までは秒読み段階となっている。1貴族だったはずのガッセナール家が、いかにして急速に強大な軍備を整えたかについては、全てが謎に包まれているという。

【反乱軍の戦車】
反乱軍主力戦車。反乱軍の象徴である獅子の紋章と“L”という文字が描かれている装甲車を改造したような戦車。後部についているコイル状のものが気になる形をしている幾つもの砲塔を持つ戦車。左の戦車とは、描かれている紋章が違うのは何故だろうか
【反乱軍の兵士】
街を侵略する部隊とは別に、人造ヴァルキュリア装甲を身につけた兵士たちも存在する。恐るべき戦闘力を誇る人造ヴァルキュリア兵に打ち勝つ方法があるのだろうか?


【ガリア公国】

 ガリア公国首都、ランドグリーズ。かつては美しい街並みであった首都は、2年前に帝国軍の侵略をうけて戦場と化してしまった。復興を遂げつつあり、以前のような美しい外観を取り戻している。

■ ガリア公国大公 コーデリア・ギ・ランドグリーズ

CV:能登麻美子

 ガリア公国の若き大公。
 強大な勢力を持つ「帝国」と「連邦」に挟まれた小国「ガリア公国」の元首で、非道な革命軍に対して断固立ち向かい、平和なガリアを取り戻す意志を現わしている。ランドグリーズ家はヴァルキュリアの末裔を名乗り、古来からガリア公国に君臨しているが、その出自と今回の反乱との間に因果関係はあるのだろうか?

 ヴァルキュリアの末裔を名乗っているが、ヴァルキュリア人の特徴は銀色に近い髪色を持っていることである。しかし、コーデリアの髪の色はダルクス人と同じ髪色をしている。彼女はヴァルキュリア人ではなく、ダルクス人であるのは間違いない。では何故、ヴァルキュリア人の末裔を名乗っているのだろうか。このあたりの謎も含めてコーデリアには隠された秘密があるようだ。

森のようなところでコーデリアと出会い、驚く主人公達。髪色はヴァルキュリア人と違うヴァルキュリア人の少女・エイリアス。銀色に近い髪色をしている逃げ惑うダルクス人。反乱軍が街に侵攻してきたのだろうか。髪色はコーデリアと同じ



 ここからは、本作の特徴でもあるシームレスバトル「BLiTZ」のおさらいと、歩兵の基本兵科の情報をお届けする。歩兵の基本兵科は5つ用意されているが、一定の条件を満たすことで上級兵種へのクラスチェンジを行なうことができ、上級兵種は30ほど用意されているという。

■ シームレスバトル「BLiTZ」

 戦術マップでは時間の流れをストップし、じっくりと作戦を立てて、行動させるユニットを選ぶことができる。マップ上のユニットを選ぶと、シームレスでアクション画面へと移行する。基本的にはコマンドポイント(CP)の数だけユニットを動かすことができる。戦況によっては同じユニットを連続して動かすことも可能で、そういったシーンも用意されているようだ。CPの数だけユニットを動かせるので、作戦の立案はプレーヤー次第となるといっても過言ではないだろう。

【「BLiTZ」】
CPは画面上記に表示されている(画像では4つのCPがストックされている)CPがなくなるまで好きなユニットを自由に動かすことができる

■ 進行ルートを選んで進むエリア攻略

 本作では1つの戦場は、幾つかの小さなエリアに別れている。1つのエリアの拠点を占拠することによって、隣接するエリアへ兵士や戦車などの移動を行なうことが可能になる。ポイントとなるのは、2つ以上隣接するエリアがある場合、好きな方のエリア(条件によっては両方を同時に進行することもできる)へ進むことができるということ。最短で目的地まで突き進むのもよし、迂回ルートを使って敵の背後から奇襲を仕掛けるのもよし、どのルートを進行するかはプレーヤーの判断によって決定することができる。

 しかし、敵も同じように自軍の本拠地を目指して来るので、守りを疎かにしていると中間エリアを占拠され、先陣部隊が敵地で孤立してしまうこともあるので注意が必要となるようだ。

【エリア進行】
戦場は1つであってもエリアで細かく分散されている。各エリアを進攻しつつ、自軍の拠点を守ることで勝機は必ず見えてくる
背後からの奇襲を仕掛けることでテンションアップ戦車は手ごわいので、違うエリアから進むことも可能敵拠点を無事に占拠。これでマップクリアとなる


■ 歩兵の基本兵科

【偵察兵】
高い移動力を持つ身軽な兵種。装備武器はライフル。フィールドに点在する土壌を利用することで、敵から受けるダメージを軽減することができる。土壌を利用して前進し、前線の状況を把握することが勝利への近道である。頼りになる土壌ではあるが敵に利用されると厄介な状況となってしまう。そんなときは偵察兵の機動力を活かして手榴弾で攻め込むといいだろう

【突撃兵】
打たれ強く、攻撃力が高いマシンガンを装備している突撃兵は、対歩兵戦に真価を発揮する兵種。敵の迎撃をかいくぐって接近し、敵の頭を狙って大ダメージを与えるといったこともできる。歩兵からの攻撃に強い突撃兵ならではの攻撃方法の1つだ

【対戦車兵】
対戦車兵は、文字通り戦車に強い兵種。対戦車槍と呼ばれる武器を使ってロケット弾を発射し、戦車に大ダメージを与えることができる。戦車はほとんどの歩兵に対しては無敵の存在であるが、対戦車兵による背後攻撃を喰らってしまうと1撃で破壊されてしまう

【支援兵】
支援兵は味方を助ける能力に長けている兵種。味方兵士の傷を治すことをはじめ、戦車の修理、弾丸の補給など、まさに支援に特化した存在。だたし、支援兵は足が遅く、打たれ弱いという欠点を持っているので運用には細心の注意が必要となる


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(2009年 11月 13日)

[Reported by 志賀康紀]