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本物のF-15のコクピットに座れる愉悦!「RAZBAM JAPAN」ブースにはお値段200万円の「ホームコクピット」など注目ポイントずらり【TGS2026】

【東京ゲームショウ2026】
開催期間:9月17日~9月20日
会場:幕張メッセ/TKP東京ベイ幕張ホール

 東京ゲームショウ2026での注目ブースの1つといえば「RAZBAM JAPAN」ブースだろう。なんと戦闘機のコクピットがそのまま展示されているのだ。このコクピットは“本物”の戦闘機F-15イーグルのもの。「戦闘機のコクピットに座ってみたい」という男の夢が叶うのだ!

 RAZBAM JAPANはフライトシミュレーターを開発する会社で、ソフトというよりも、ハードウェア、本物さながらの「ホームコクピット」、実際に触れる計器盤、スイッチ、フライトスティックなどを販売・設置を行っている。

 そして今回は“看板”としてこのF-15のコクピット、そして訓練用に使用されるというF-35のコクピットも展示していた。これらの話も聞くことができた。RAZBAM JAPANのブースの魅力を紹介したい。

「RAZBAM JAPAN」では「ホームコクピット」に加え、スクラップから修復した本物のコクピットまで展示

スクラップを修復! F-15のコクピット

 今回の出展で注目したいのはやはりF-15のコクピットだ。こちらは本物のコクピットだという。戦闘機のコクピットというのはその機体が退役したとき完全なスクラップとして廃棄される。アメリカでは砂漠にそのまま放棄する「飛行機の墓場」といった場所まである。この展示コクピットはそのように廃棄されたスクラップだったとのこと。

 廃棄にあたり計器盤などは取り外されただけでなく、パネルにも穴が開けられるなど徹底的に破壊されていた。RAZBAM JAPANではこのスクラップを時間をかけて修復、できるだけ破壊を免れた部品はそのままにしているが「どこの部品がどういう機能を持つか」などはやはり分からないものが多いとのこと。

スクラップを修復したというコクピット
本物のコクピットに座るのは筆者の夢だった。乗り込みは確かに大変だが、コクピット内は広い
操縦桿を握り、ラダーペダルを踏み込む
目の前の情報量! 感無量だ

 初期の構想ではこのコクピットにモニターなどを組み込み、フライトシミュレーターの試遊台にしようと思ったがやはり「本物感」にこだわり、部品などを集めて修復を進めている。今回のコクピットパネルでもまだ埋められていない部品もある。

 筆者もコクピットに座らせてもらった。「戦闘機のコクピットは狭い」という先入観があったが、筆者でもしっかり座れた。足元にあるラダーはかなり深くまで踏み込め、戦闘機のパイロット気分を味わえた。

 やはりコクピットに座って眺める計器類の情報量は圧倒的だ。航空機は視界いっぱいに計器類が広がるが1つ1つに役割がある。飛行機のパイロットはこれらの計器、そしてスイッチをすべて把握し、機体の状態を正確に把握するのだ。その凄さも改めて実感させられた。機体に乗り込む際の風防に触れた手の感触は今も忘れられない、とても楽しい体験だった。

スクラップは計器盤なども徹底的に壊されていたとのこと。資料を元に見ためは修復されている
射出機能のあるシート。背中部分はレールになっている
内部などは残った部品をできるだけ使っているという

本物の機体の訓練にも使われるF-35シミュレーター

 RAZBAM JAPANはコンシューマー向けのコクピットセットの販売・設置に加え、本格的な訓練施設向けのシミュレーターも販売している。今回出展したF-35シミュレーターは民間向けではなく本格的なパイロット向けのもので価格は発表できないとのこと。

 F-35シミュレーターの大きな特徴は他の機体に比べスイッチや計器類が少ないこと。最新鋭機であるF-35は計器やスイッチをタッチパネルに集約しており、パイロットはこの画面を操作する。タッチパネルは情報なども切り替えができるため、これまでの戦闘機や旅客機のコクピットより洗練されている。いかにも未来の戦闘機、という雰囲気だ。

 向かって左側のパネルのスイッチなども少ない。このシミュレーターはゲーム用に省略されているのではなく、本物のF-35の訓練用に使われるものだ。改めてF-35のコクピットの機能を調べてみたくなる。デザインになっていた。

最新鋭機F-35の訓練用のシミュレータ
F-15に比べるとびっくりするほどシンプルだ

お値段は200万円から! 家庭にも置ける「ホームコクピット」

 そしてRAZBAM JAPANの“商品”が「ホームコクピット」だ。家の中で戦闘機や旅客機のコクピットを再現できる"究極の夢“を実現してくれる。

 航空機のコクピットにはびっしりとスイッチが並んでいる。翼端灯の点灯、無線機の調整、通電のためのチェック装置、燃料ポンプの制御、ジェットエンジン起動のための圧縮空気の制御装置……。映画などでコクピットのスイッチをパチパチと入れていく描写があるが、そのスイッチ1つ1つに機能がある。昨今の航空機はコンピュータ制御されているが、それでも膨大なスイッチや計器がパイロットを囲んで配置されている。

 「ホームコクピット」はこれらを再現できる。各計器盤は個別の販売も行なわれているが、プランを選択すれば自宅に本物さながらのコクピット環境を再現でき、「X-Plane」などのフライトシミュレーターと連動させることでリアルな操縦体験を行うことができる。RAZBAM JAPANはこのコクピット環境を販売するだけでなく、セッティング、調整もしてくれるという。価格は200万円ほどということだ。

すさまじい情報量の旅客機の「ホームコクピット」

 RAZBAM JAPANは百貨店の高島屋での販売イベントなども開催しており、こういったホームコクピットを展示し、アピールしている。昨今では特に海外でフライトシミュレーターの人気が高まっており、自宅にこういった本物そのままのコクピットを再現したいという人も増えているという。ディスプレイに関しては実際のモニタだけでなく、より省スペースで実現できるVRヘッドセットとの併用も可能とのことだ。

 今回の出展では「旅客機」、「戦闘機」、「ヘリコプター」のホームコクピットを展示していた。コントローラやスロットルはもちろん、各パネルも大きく異なる。「これがもし自宅にあったら……」という想像はとても楽しい。

 「Microsoft Flight Simulator」や「DCS World」、「X-Plane」などではコクピットを再現できるモードもあり、1つ1つのスイッチをマウスで制御したり、ショートカットキーを駆使することでコクピットでの操作の醍醐味を味わうことができる。しかし実際のスイッチやダイヤルを回すのは格別だ。ホームコクピットは究極の趣味と言えるだろう。

戦闘機のホームコクピット
こちらはヘリコプター用だ