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【特別企画】「ストリートファイターV」初心者が勝つための基本7カ条

「ストV」入門者にピッタリの基本戦術をまとめてお届け!

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 カプコンより2月18日に発売となった「ストリートファイターV(以下、ストV)」。人気タイトル「ストリートファイター」シリーズの最新作ということもあり、たくさんの対戦格闘ゲームファンからも大きく注目されている1本と言える。

 ゲームシステムやキャラクター性能が一旦リセットされるという点においては、これから始めるという新規プレーヤーにとっても注目のタイトルということで、本稿では特に格闘ゲーム初心者に向けて、「勝てるようになるための基礎」といった部分についてお届けしていきたい。しばらく格闘ゲームから離れていた復帰組の初心者プレーヤーや、格闘ゲームが得意ではないが「ストV」は楽しんでみたい、という人は、ぜひご一読いただければと思う。

 なお、初心者向けの内容としてはいるが、移動やガードといった操作に関する基本的な部分に関しては割愛しているので、その点はどうかご理解いただければ幸いだ。「ストV」のプレイ感については各種CBTレポート(その1その2)を掲載しているので、そちらも参考にしていただきたい。

筆者紹介:泊裕一郎

 知る人ぞ知るアーケードゲーム誌「ゲーメスト」(現在は廃刊)主催の「スーパーストリートファイターIIX」全国大会優勝者。そのほか「ストリートファイターEX」全国大会では準優勝するなどの実績を持つが、それも20年前の話。今ではいわゆる「エンジョイ勢」としてお気楽な日々を過ごす、ゆる格ゲーマー。「ウルトラストリートファイターIV」でダルシムを使っていたことから「ストV」でもダルシムに手を出してみるものの、その斜め上の進化ぶりに手を焼いている模様。

「ストV」関連用語集

 本編に入る前に、まずは文中に出てくる「ストV」におけるシステム用語を簡単に解説しておきたい。

クラッシュカウンター

 特殊なよろめき状態のことで、相手が出した技に対して、特定のクラッシュカウンター属性を持った技を当てると発動する。成功すると「Vゲージ」が増加したり、コンボをつなげられるなどのメリットがある。

クラッシュカウンター属性の技は、基本的に強Pや強Kに設定されている。ヒット後は有利な状態で攻めを継続できる

EXゲージ

 攻撃を当てたり、必殺技を使うとたまっていくゲージ。後述のEX必殺技やクリティカルアーツを使用する際に必要。全キャラクター共通で3ブロック用意されており、EX必殺技なら1ブロック、クリティカルアーツには3ブロックすべてを必要とする。

画面赤枠内が「EXゲージ」。1ブロック以上たまると、たまった部分が明るく光るため見分けやすい。ためた状態でラウンドが終了すると、次ラウンドに持ち越すことが可能

EX必殺技

 EXゲージが1ブロック以上たまっている際に、ボタン2個同時押しで必殺技を使うと、その技は通常の必殺技よりも性能がアップしているEX必殺技となる。

通常の波動拳。ヒットした相手はのけぞる
EX波動拳。ヒットした相手はダウンする

クリティカルアーツ

 EXゲージ3ブロックすべてを消費して放つ強力な必殺技。「スーパーストリートファイターIIX」や「ストリートファイターZERO」シリーズで言うところのスーパーコンボと言えばわかりやすいだろうか。ヒット時は大ダメージを与えられるほか、ケズリ(※)KO用の技としても用いることができる(本作では通常の必殺技ではケズリKOができない)。

※ケズリ:ガード中の相手に対して、必殺技を当てるなどで微量に体力を減らしていく行為

クリティカルアーツは、クリーンヒットすれば大きなダメージを与えられる強力な技だ

Vゲージ

 後述の「Vトリガー」や「Vリバーサル」を使うために必要となるゲージ。ダメージを受けたり、クラッシュカウンターを発生させることでたまっていく。キャラクターによってゲージブロック数が異なる。

画面赤枠内がVゲージ。EXゲージと異なりラウンド持ち越しはできないので、機会があれば積極的に使っていきたい

Vスキル

 中P+中Kで発動する特殊技。リュウなら相手の攻撃をブロッキング(無効化)する「心眼」、ナッシュなら飛び道具を打ち消す打撃技が出せる「バレットクリア」、ラシードなら地面を転がる「アサルト・ロール」、または特殊なジャンプをする「フロント・フリップ」……と、キャラクターごとにまったく性能が異なる。

春麗のVスキル「鸞脚」。通常とは異なる軌道でジャンプする技で、ジャンプ時に攻撃判定が発生するほか、ジャンプ中に攻撃を出すことも可能
バーディーのVスキル「ブレイクタイム」。通常はドーナツを食べてVゲージをためるだけだが、レバーを入力しながら発動すると別の行動に変化する

Vトリガー

 Vゲージが満タンのときに、強P+強Kで発動する特殊技で、発動後は一定時間、それぞれのキャラクターが強化されたり、特殊な技が使えるようになるなどの効果をもたらす。Vスキル同様キャラクターごとに性能が異なるが、こちらはゲージ消費技だけあって非常に強力。なお、一部の技はVトリガーで強制的にキャンセルをかけることも可能で、コンボや連係を狙うときにはとくに重宝する。

キャミィのVトリガー「デルタドライブ」。発動中はスパイラルアローやキャノンスパイク、キャノンストライクといった必殺技が大幅にパワーアップする
基本技を当てたと同時にVトリガーを発動! 発動時点で直前の技の動作がキャンセルされるため、攻めを継続できる

Vリバーサル

 Vゲージが1ブロック以上たまっているとき、ガード中にレバー前+P3つ同時押し、またはレバー前+K3つ同時押しで発動する反撃技。「ストリートファイターZERO」以降の「ストリートファイター」ナンバリングタイトルには入っていなかったシステムゆえに意外と忘れられがちな存在だが、相手の攻めの流れを断ち切りたいときに役に立つ。

相手の攻撃をガードした瞬間にレバーを前に入力しつつP(またはK)3つを同時押し
成功すれば「Vリバーサル」が発動。当たった相手を突き放すことができる

基本その1:まずはキャラクターを決めよ!

 まずどの格闘ゲームでもとても大事な要素となるのが、自分がこれから使っていくキャラクターを決めるということだ。これは見た目で決めてもいいし、コマンドの内容で決めてもいい。とにかくまずは使うキャラクターを気に入ることで、モチベーションを高めていきたい。

 直感でビシっと決まればそれが1番だが、迷っている場合はトレーニングモードを利用して、一通りのキャラクターを触っておきたい。このとき、キャラクターの移動速度、技を出したときのレスポンス、必殺技コマンドの使いやすさなどを確認し、しっくりきたキャラクターを選ぶようにすれば良い。

対戦格闘ゲーム初心者ということであれば、やはりリュウがオススメ。飛び道具があり、対空技もあり、動作全般にもクセがない
ネカリやファンといった、「ストV」から登場した新キャラクターを触ってみるのも面白いかもしれない

基本その2:一通りの技を把握すべし!

 キャラクターを選んだら、つぎは基本動作の確認を行なう。弱、中、強攻撃だけでなく、特殊技、必殺技、クリティカルアーツなどもきちんとチェックし、どういった特徴があるかを知っておくことが必要だ。

 幸い、本作には「トレーニングモード」が搭載されている。いきなり実戦ではさすがに厳しいので、まずはこの「トレーニングモード」である程度、キャラクターの性能を把握してから実戦へと臨みたい。とくに、技のスピードやリーチ、ガードの種類(立ち、しゃがみ)はざっとでもかまわないので一通り見ておくことをオススメする。

 なお、本作ならではの技として、VスキルやVトリガーがある。内容については前述の「ストV」関連用語集で述べたとおりだが、簡単に説明するとVスキルは特殊な動作中をのぞいて、ほぼいつでも出すことができる特殊技、VトリガーはVゲージが最大までたまっているときに、それを消費して出せる特殊技、といったものになる。

 これらの技は、いずれもこれまでの「ストリートファイター」シリーズではあまり見られなかった要素のため、動きだけでなく、当てた場合の相手の挙動やその威力などもきちんと把握しておきたい。

「ストV」は、他の「ストリートファイター」シリーズと比較して全体的にリーチが短めなゲームなので、攻撃の際には近い間合いを取るように心がけたい

基本その3:コンボを覚えるべし!

 対戦において知っておきたい要素はたくさんあるのだが、まず把握したいのは連続技、すなわちコンボだ。これをマスターしておくと相手により多くダメージを与えられるようになるため、勝率もそのぶんアップする、というわけだ。

 なお、コンボが難しいと感じたならば、そのかわりに単発のしゃがみ強Kなどでダウンを奪い、自分の攻めを継続していくという選択肢もある。とは言うものの、本作で勝つためにはコンボは避けて通れない要素。簡単なものでもいいのでいくつか覚えておくことをオススメする。以下では、もう少し詳しく紹介する。

必殺技キャンセルのコンボをマスターしよう

 コンボの種類にもいくつかあるが、ここで覚えたいのはキャンセルを利用して基本技から必殺技へとつなげる方法だ。例えば、リュウなら「しゃがみ中K→波動拳」、春麗なら「しゃがみ中K→百裂脚」といった、比較的入力が簡単で、それなりにダメージを与えられるようなものを使えるようにしておくのがいい。

 ただし、ザンギエフやバーディーといった投げ技主体のキャラクターに関しては、ヘタにコンボを狙うよりも、投げタイプの必殺技を決めた方が大きなダメージとなる場合がある。投げ主体のキャラクターで、かつ、うまくコンボが狙えないのであれば、必殺技を確実に決められるようにしておくというのも手だ。

基本技をキャンセルして必殺技を出すには、基本技が相手に当たった瞬間に必殺技のコマンドを成立させればいい。ただし、基本技によってはキャンセル自体が不可能なものもあるので注意すること
慣れてきたら、ジャンプ攻撃→地上基本技→必殺技、といった感じで技の数を増やしてみよう。チャンスのときは、これでダメージアップを狙っていくのだ

ターゲットコンボを使ってコンボを狙う

 一部のキャラクターにはターゲットコンボといって、特定の順番で攻撃することで自動的にコンボが成立するものもある。例えばリュウの「立ち中P→立ち強P→立ち強K」や、ケンの「立ち中K→立ち強K」などがそれにあたる。

 これらは入力が簡単なだけでなく、攻撃力もそれなりに高いものが多いため、ターゲットコンボがあるキャラクターを使っているのであれば、かならず覚えておきたい。

ターゲットコンボは、難易度が低いにもかかわらずダメージはそれなりに大きい。相手がしゃがんでいるとフルヒットしないなど、ターゲットコンボによっては欠点もあるが、知っておいて損はない

基本その4:対空技を覚えるべし!

 対空技は、守りの基本としてかならず覚えておきたいものの1つ。これが使えないと、相手の安易なジャンプ攻撃からの連係を許すことになり、結果、攻められる時間が長引いてしまう。ここでは、そんな対空技の種類について説明する。

基本技で対空

 対空技にもいくつか種類があるが、まず知っておきたいのが基本技による対空だ。例えば、リュウやケンのしゃがみ強P、春麗の立ち強K、バーディーのしゃがみ中Pなどがそれにあたる。これらは使用の際に複雑なコマンドを必要としないため、とっさに出すことができるのが強み。また、空振りの際でも必殺技ほどスキは大きくなく、フォローもしやすい。

 このタイプの基本技はいずれも上方向に攻撃しているモーションとなっているものがほとんどなので、自分のキャラクターを一通り動かしてみれば、何となくその技が対空技になりそうかどうかが見えてくるだろう。ただし、見た目は上方向でも相手の技につぶされやすいものもあるため、効果については実戦で使いながら確認していくのがよさそうだ。

攻撃が上方に向いている技は、対空技として適しているものが多い。リュウのしゃがみ強Pはそのなかでもなかなかに優秀な部類の対空技だ

必殺技/クリティカルアーツで対空

 必殺技やクリティカルアーツのなかにも、対空技として機能するものはいくつもある。わかりやすいのは、リュウやケンの昇龍拳、キャミィのキャノンスパイクといった、いかにも上方を攻撃するタイプの技。これらの技には無敵時間がついているものもあり、基本技よりも相手を迎撃しやすく、かつ、ダウンを奪えるのがメリットだ。

 なお、必殺技のなかにはEXスピニングバードキックのように、EX必殺技として使用した場合のみ対空技として機能するようなものもある。こちらもいろいろと試してみるといいだろう。

 使用キャラクターによってはクリティカルアーツで対空をするという方法もある。例えば、バーディーのバッド・スキップ・チェーンやベガのアルティメットサイコクラッシャーは対空性能はもちろん威力も非常に高く、使い勝手がいい。これを見せておけば、以降は相手もEXゲージがフルのときにはそうそう跳び込んでこられないため、そのぶん戦いやすくもなる。

EXスピニングバードキックは、見た目からは想像できないほどに強力な対空技。これを出せれば、ほぼ確実に迎撃が可能だ
バーディーのバッド・スキップ・チェーンは上方向に攻撃を出すわけではないが、技発動時の無敵時間と攻撃判定の高さが相まって対空技として機能する。

ジャンプ攻撃による対空

 反応速度に自信があるなら、空対空攻撃という選択肢も悪くない。これは、相手がジャンプした直後に自分もジャンプし、そのままジャンプ攻撃で迎撃するというもの。ほかにも、空中投げを持っているキャラクターであれば、ジャンプ攻撃の代わりに空中投げを使って相手を迎撃してもいい。

 なお、これら一連の空対空は、相手のジャンプへの反応が遅れると一方的に攻撃を受けてしまう可能性が高い。ちょっとでも「まずい」と感じたら、無理に対空をせずガードなどに切り替えたほうがいいだろう。

相手のジャンプを見たら自分も即座にジャンプ。そして相手が技を出すよりも早く自分の攻撃を当てよう
空中投げはタイミングこそ難しいが、相手をダウンさせられるのがメリット。攻めに転じるきっかけの技として狙っていきたい

基本その5:「連係」を覚えるべし!

連係をガードされつづけるようであれば、投げや中段技(しゃがみガード不能な技)などで攻めてみるのも手だ

 ダメージを与えるための手段を覚えたら、つぎは「連係」もマスターしておきたいところ。「連係」とは、コンボとしては繋がっていないものの、“ガードされても有利な立場を継続できる”攻撃手段のこと。コンボは当たればダメージこそ大きいが、ガードされた場合に手痛い反撃を受けることも少なくない。そんなときのために、ふだんは出す技を状況に応じて変更しながら戦うことのできる連係を使っていく、というわけだ。

 連係は、距離によって最適な攻撃をタイミングを見計らって出していく、というのが基本。しかし、慣れるまではどんな流れで技を出せばいいのかもわからないことだろう。最初のうちは、密着状態なら弱攻撃、それが届かない距離では中攻撃や強攻撃を出す、ぐらいの認識でもかまわない。ただし、強攻撃は外したりガードされたときのスキが大きく、反撃を受けやすいという欠点もあるので、ここぞというところでだけ出すように心がけたい。

 各技の間合いを把握したら、あとはそれを、スキの少ない技を優先して出していくだけでも、連係としてそれなりに機能してくるはず。例えば、リュウで相手に密着できた状態ならば「しゃがみ弱K→しゃがみ弱P→立ち中P→しゃがみ強K」といった流れで相手を固めつつ攻めてもいい。

 ただ、連係は相手を封じ込めるための手段でもある。直前に紹介した、最後をしゃがみ強Kとした場合、それが相手に当たれば起き上がりにもう1度最初から同じ連係を行なうことも可能だが、ガードされた場合はそこで攻めが途切れてしまうばかりか、反撃を受ける可能性すらある。

 そういう観点から言えば、「しゃがみ弱K→しゃがみ弱P→わずかに前進→立ち中P→立ち中P」といった、比較的スキが少ない技を、前進も織り交ぜながら使ってみたり、しゃがみ弱Kや弱Pのあとに投げを狙う、あるいは立ち中Pのあとに前方ジャンプ攻撃を狙ってみる、といった選択も面白い。そうして相手がスキの大きな技を空振りしたらしめたもの。先に練習をしていたコンボを用いて大きなダメージを与えていくのだ。

 連係は、いかに自分が有利な状態を維持しつつ相手を封じていくかというのが大きなポイントとなる。これがうまくなれば対戦スキルもグッとアップしていくので、しっかりマスターしてほしい。

基本その6:攻め方の基本を覚えるべし!

飛び道具があるキャラクターの攻め方

 波動拳、気功拳、ソニックブームといった、いわゆる飛び道具を持つキャラクターは、それらをけん制技として使用しつつ戦うのが基本。飛び道具を見せておいて、それを避けて跳び込んでくる相手を迎撃し、その起き上がりに対して連係や連続技を狙っていく、という形が実践できるようになると理想的だ。

 ここで大事なのは、飛び道具を出すことを簡単に読まれてはならないという点。もし、自分が飛び道具を出したときに相手がジャンプ攻撃を狙っていた場合は、そのままコンボを食らって大ダメージとなってしまうからだ。

 このあたりは読み合いの勝負だが、理想は飛び道具を出すと思わせて相手を跳ばせ、それを対空技で落とす、という流れ。これができるようになれば、立ち回りもかなり安定してくるはずだ。

リュウで言えば、こちらの波動拳に対して相手が飛び込むタイミングが遅れれば、たとえ跳び込まれても昇龍拳での迎撃が間に合うこともあるので覚えておきたい

飛び道具がないキャラクターの攻め方

 飛び道具がないキャラクターで、飛び道具を持ったキャラクターを相手にする場合は、ガードや垂直ジャンプで飛び道具を回避しながら、徐々に相手に接近していくのが基本。これに加えて、飛び道具を打ち消したり、すり抜けるタイプの技を持っているなら、それも併用していくといい。

 相手の飛び道具を一点読みしてジャンプ攻撃を仕掛けるのはリターンが大きいのでつい多用したくなるが、飛び道具を持っている相手はだいたいそれを待って対空技を出してきたりするので、あまり高い頻度で狙いすぎるのも考えものだ。

 飛び道具がないキャラクター同士の戦いは、お互いの技の間合いを見切りつつ、相手の技の空振りに対して自分の技を当てていく、といった、ジリジリとした戦い方が多くなってくる。派手にジャンプ攻撃からの連続技を狙ってもいいが、迎撃されるリスクもあるので、あまり多用はオススメできない。

 また、相手に飛び道具があるなしにかかわらず、突進するタイプの必殺技を使って相手に接近していく、という手段もある。こちらは相手に飛び込むよりはリスクが少ない一方、技によってはガード後にかならず反撃されるタイプのものもあるので、使用時には注意が必要。何度も反撃を受けるようであれば、もうその技はあまり使わないほうがいいだろう。

 派手な攻め方は相手の動きを読みきれれば爽快この上ないが、反対に相手に対処されつづけるとあっという間に負けてしまう。やはりここは地道に間合いを詰め、チャンスをつかんだら連続技を仕掛けて倒す、といった戦い方を身につけたほうがいいかもしれない。

一部のキャラクターには、飛び道具を回避したり消したりしつつ攻撃可能な技を持つものもいる。自分のキャラクターが該当する技を持っていたら、かならず覚えて使いどころをマスターしておきたい

基本その7:攻める際の心得を覚えよ!

むやみに技を振り回すのは厳禁

 立ち回りの基本をつかみ、技の性能もわかってくると、強めの技につい頼りがち。それ自体は悪くないが、そういったタイプの技は、当たらなかったりガードされたりするとその後の反撃を覚悟せざるを得ないものも少なくない。

 そのような状況を回避するため、例えばだが、攻める際にしゃがみ強Kをメインに使うよりは、スキが少なめのしゃがみ中Kを増やしてより反撃を受けづらくする、というのは1つの方法だ。これにより相手からダウンを奪う機会も減ってしまうが、自分も反撃されにくくなる点は大きい。

しゃがみ強Kはダウンを取れる反面、ガードされるとほぼ反撃を受けてしまう両刃の剣。これはほとんどのキャラクターに言えることだ

自分がガードしている際の注意点

 相手の連係をガードしている際、ラクに反撃する手段としては、強力な必殺技、例えば昇龍拳のようなものをガード中に絶えず入力しつづける、という方法がある。これで昇龍拳が相手に当たれば反撃に転じられるだけでなく、直後の展開しだいでは形勢逆転の道も開けるため、つい使いたくなる戦法の1つと言えるだろう。

 しかし、そればかりをしていると、相手に読まれてガードされたり回避されたとき、こちらが手痛い反撃を受けてしまう。とくに「ストV」における大技は空振りやガードされたときのスキもそれなりに大きい傾向があるため、技を出すタイミングには細心の注意を払うべきだ。

 もし、自分がガードせざるを得ない状況になったら、必殺技を毎回入力するのではなく、相手の連係のとぎれ目にしゃがみ弱Pなどスキのごくわずかな技で反撃を試みる、というのは1つの手。そうすることで、少ないリスクで相手を遠ざけることができるかもしれない。あるいは、毎回反撃を考えるのではなく、相手の攻撃がひととおり終わるまでガードに徹し、様子をうかがうのもいいだろう。

 また、「ストV」にはガード中限定の反撃手段としてVリバーサルという反撃技も用意されている。Vゲージが1本以上たまっているなら、ガードした瞬間にレバー前+P3つ同時押し、またはレバー前+K3つ同時押しで発動させて、反撃を狙っていくのも悪くない選択と言えそうだ。

相手の連係をガードしている最中に必殺技で反撃すべくコマンド入力をつづけていると、それを読まれたとき手痛いダメージを受ける。毎回これだと勝てる試合も勝てなくなるので、たまにやるぐらいでとどめておきたいところだ

 さて、基本7カ条は以上である。今回はあくまでも初心者向けということで、基本的な部分を集中的に解説していったが、さらに上を目指すのであれば、高難度かつダメージが大きいコンボやキャラクター別の対策、技1つ1つのフレームに関する知識なども必要となってくる。とは言え、それはまだ先の話。まずは、基本をマスターしながら、大いに対戦を楽しんでいただければ幸いだ。

(泊 裕一郎)