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Actoz Soft、韓国語版「新生FFXIV」の記者発表会を開催
ビジネスモデルは月額制を採用。韓国独自のPCバン向けサービスが充実
(2014/10/14 14:28)
韓国Actoz Softは10月14日、韓国ソウルにおいて、スクウェア・エニックスと共同で韓国語版「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」の記者発表会を開催した。韓国語版「新生FFXIV」は2015年春から夏にかけてクローズドβテストを開始予定で、ビジネスモデルはクライアント無料の月額課金制を予定。
今回の発表会は、韓国サービスの運営を担当するActoz Softと、開発を手がけるスクウェア・エニックスが共同で行なったもので、Actoz Soft 副社長 ベ・ソンゴン氏と、スクウェア・エニックスからは、「新生FFXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が出席し、韓国サービスの概要について発表を行なった。
吉田氏は「FFシリーズはスクエニのグローバル戦略において、もっとも重要なフランチャイズであり、どのオンラインゲームよりも豊富なコンテンツ量を持っている。3~4カ月ごとに大型アップデートを実施しており、多くのユーザーが楽しんで貰えるコンテンツを提供している。韓国正式サービスをよろしくお願いいたします」と挨拶。パッチ2.1からスタートした中国サービスに対して、韓国サービスはいきなりパッチ2.3以降からスタートすることも明らかにし、グローバル版と同じタイミングでサービスしていく方針も明らかにした。
韓国語版は、すでに発表されているように、中国語版と同じように、独自サーバー、独自陣営のスタイルでサービスが行なわれる。プラットフォームはWindows PCのみで、PS3版、PS4のサービスについては未定となっている。ビジネスモデルについては、グローバル版と同じ月額課金制が予定されているが、メインとなるのは韓国全土に1万5,000店舗以上存在する韓国独自のネットカフェサービス「PCバン」向けとなる。
PCバンでは、月額課金が無料となるだけでなく、獲得経験値5%アップ、テレポ費用30%オフ、HPや攻撃力5%アップなどの独自バフを受けた状態でゲームが進められる。また詳細は未定ながら、専用アイテムや専用ダンジョンなどPCバン独自コンテンツの提供も視野に入れているという。
韓国のオンラインゲームは、その黎明期からPCバン向けの施策が重要視されてきた。どのメーカー、どのタイトルも、PCバンに対してプレミアムサービスを提供し、PCゲームファンを積極的にPCバンへ誘導してきた経緯があり、その重要性は現在も変わっていない。韓国語版「新生FFXIV」がその初期段階からPCバン向けのサービスを手厚くしているのはそれだけ本気の証といえる。
Actoz Softでは、11月に韓国釜山で開催されるゲームショウ「G-STAR」に、韓国語版「新生FFXIV」をプレイアブルで出展することを明らかにした。サービス開始時期は、2015年春から夏にかけてと、まだ少し先だが、PCバン向けのサービスを含め、どのようなサービスが行なわれるのか注目したいところだ。
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