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「アラド戦記」、低~中レベルの世界がらりと変わる「大転移」アップデート実施
街もダンジョンも全てが一新! 上級者要素もたっぷりの“アラド戦記2.0”始まる!
(2014/7/14 00:00)
ネクソンはWindows向けMORPG「アラド戦記」において、7月16日に「大転移」アップデートを行なう。このアップデートではこれまであった街やダンジョンの多くがなくなり、全く別な世界になるという、他のオンラインRPGでも例を見ないほどの大規模なものとなる。
「大転移」アップデートでは、レベル54までの従来の街、ダンジョンが一新され、全く別なフィールド、ダンジョンとなる。このため初期レベルからキャラクターを育てるプレーヤーはこれまでと全く異なる体験をすることとなる。上級者要素も多数盛りこまれ、プレーヤーは新しい世界での冒険を楽しめる。さらに「女鬼剣士」に新しい職業が追加された。こちらも派手で楽しい要素だ。
今回、アップデートに先がけこれらの新要素を体験できた。過去例を見ない規模のアップデートなため、今回は基本的な要素紹介すると共、、体験できた部分をレポートしていきたい。
世界の大部分が変化! 既存プレーヤーも新鮮な気持ちでスタート
大転移を経験した既存のプレーヤーは面食らうだろう。アラド大陸の街々、エルブンガードやヘンドンマイア、ウェストコーストといった地域は全てなくなり、プレーヤーは新たな街「シルバークラウン」に降り立つ。マップを見ても見なれぬ地域ばかり。「アラド戦記」の世界は、“大転移”によりその姿を大きく変えてしまったのである。
大転移はこれまでの世界に大きな破壊をもたらした。シルバークラウンは大きな木が持つ抗魔の力によって破壊からの被害を免れたというのだ。かつてプレーヤーで賑わったヘンドンマイアは、地下の下水道が残るのみ。NPCは大転移の被害を逃れたものもいるが、姿を消した者や、姿が全く変わってしまった者もいる。
ダンジョンもまた全く新規のものになっている。具体的にはレベル1からレベル54までの全てのフィールドと、ダンジョンが一新されている。「アラド戦記」の現在のレベルキャップはレベル85。「天界」、「ショナン」といった高レベル向けフィールドはそのまま残っているが、中盤までの要素が全て変わったことになる。リニューアル前にあったフィールドやダンジョンは今回の「大転移」アップデートでプレイできなくなった。
これまでの「アラド戦記」の初期のダンジョンはゴブリンやミノタウロスが登場する薄暗い森「ロリエン」が舞台となっていたが、新地域では地の精霊達のいる「ルテオン」となる。かわいらしいデザインのモンスターがいたり、これまでの「アラド戦記」とは大きく異なる雰囲気だ。新ダンジョンは新モンスターがふんだんに登場する。新旧どちらのプレーヤーにも楽しい要素となっている。また、既存のリソースを使っているところを探してみるのも面白いだろう。
フィールド・ダンジョンをリニューアルするというのはMMORPGでは定番の要素だが、ここまでの規模はそうは見ない。「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」はフィールド・ダンジョンのみならず、ゲームシステムも一新したが、「アラド戦記」はゲームシステムの根幹はそのまま、世界が大きく変化したのだ。
レベル54までのフィールドが一新されるため既存のプレーヤーでも新キャラクターの育成を新たな気持でできる。正直、「アラド戦記」の初期フィールド、モンスターの動きともシンプルで地味だった。今回のアップデートで新規プレーヤーが「アラド戦記」に抱くイメージも大きく変わるのではないだろうか。「アラド戦記」をしばらくやめていたプレーヤーも今回の機会にプレイしてみるのも良いだろう。