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「アラド戦記」、「天下一決定戦 2015 東京ゲームショウ秋予選」を開催
一瞬の隙が命取り、隙と間合いを読み合う息詰まる熱戦
(2015/9/19 20:41)
ネクソンは9月19日、「東京ゲームショウ2015」のサイバーゲームズアジアステージで、MORPG「アラド戦記」の「天下一決定戦 2015 東京ゲームショウ秋予選」を開催した。
「アラド戦記」は2006年よりサービスが行なわれている古参と言えるタイトルだ。ダンジョン攻略と共に、コアプレーヤーにとっては対戦が熱いゲームとしても知られている。アップデートが繰り回されていく中で、新キャラクターや新要素が加えられ、戦いはどんどん複雑化していく。
格闘主体のシンプルなキャラクターから、派手なスキルをぶっ放すキャラクターなど戦い方は様々。一瞬の隙から大ダメージを与えるスタイルや、大技で相手を追い詰めていくなど様々な戦いがスピーディーに展開する。
どのタイミングでどんな技を使うか、起き上がりに何を重ねるか、相手の技の範囲を見切ってぎりぎりでかわしてこちらの技を当てる。ある時は高速で動き回り、ある時は慎重に動く熟練者同士の技の読み合いと、チャンスをモノにする怒濤の攻撃は非常に見応えがある。
今回の「天下一決定戦 2015 東京ゲームショウ秋予選」は。16名の出場者が2015年11月に開催される本選の出場権利(3名)を賭けて、熱いバトルを繰り広げた。競技用のマシンはエイリアンウェアが提供し、オーバースペックといえるハイスペックマシンで対戦が行なわれた。「アラド戦記」はキーボードを使う選手、パッドをつかう選手もどちらも強い、というところも面白い。パッドさばき、キーボードさばきも注目点だ。
決勝戦では、バトルメイジの上位職「アシュタルテ」を使う悪女選手と、ストライカーの上位職「カイザー」を使うpani博士がぶつかった。逃げながら敵を迎え撃つアシュタルテと、敵の隙をうかがい一気に距離を詰め、大ダメージを与えるカイザー。どちらもチャンスをつかむため、一進一退の攻防を繰り広げた。
特にアシュタルテはカイザーに一方的にやられていると思われた場面でもしっかりカウンターを決めカイザーの体力を削っていた。逃げるアシュタルテと追うカイザーという構図は変わらないものの、底には上級者同士の奥深い駆け引きがあった。この戦いは、最後にはカイザーのpani博士が勝利を得た。彼らと3位の選手は、11月に開催される「天下一決定戦 2015」で本当の決着をつけることとなる。
イベントでは、プロレスラーの松田慶三さんも大活躍だった。「アラド戦記」のプロモーションで関係を得てからイベントでは欠かせないほどにファンの間でおなじみの存在となった松田さんは今回も大活躍、選手達や会場のユーザーに絶妙なぼけと突っ込みで楽しい空間を作り上げていた。彼の存在が「アラド戦記」のイベントに華を添えているのは間違いない。今後も活躍して欲しい。
イベントでは今後のアップデートも明らかになった。「男格闘家」、「シーフ」がそれぞれより強力でスタイリッシュな2次覚醒職を得る。さらに対戦を楽しむ「決闘場」も大きく手が加えられ、よりプレイしやすくなるという。
そして今回行なわれた予選で勝ち上がった選手達が参加する「天下一決定戦 2015」が待っている。多彩な職業のキャラクター達を、凄腕のプレーヤーはどう使っていくのか。非常に楽しみだ。