ニュース

全米のありとあらゆる場所を走り抜ける「ザ・クルー」プレイレポート

カジュアルな操作感で間口が広く、幅広いプレーヤーにオススメのレースゲーム

10月20日開催

場所:ベルサール秋葉原

入場料:無料

 ユービーアイソフトは10月20日、ベルサール秋葉原にて「UBIDAY 2013」を開催した。イベントの詳細なレポートは別稿でお届けするので、本記事では会場に用意された試遊台の中から、レースゲーム「ザ・クルー」のインプレッションをお送りする。

 「THE CREW」はユービーアイソフトから発売予定のレーシングゲームで、アメリカ西部のロサンゼルスから東はニューヨークまで、アメリカ全土の都市、田舎、山岳部といった様々なロケーションが登場する。この広大なフィールドを自由に走り回れるのが本作の特徴だ。

 プラットフォームはプレイステーション 4、Xbox ONE、Windowsを予定している。なお今回用意されていた試遊台はPC版で、Xbox 360用のコントローラーを使用してプレイできた。

【The Crew - E3 2013 - Commented Walkthrough】

美しいグラフィックスで表現されたアメリカをルール無視で走り回る

会場に設置されていたのはPC版の試遊台。最大4人でプレイできる
ミッションが始まると全員が同じエリアにワープしてくる

 本作をプレイして最初に感じたのがグラフィックスの美しさだ。ボディの艶やかなテクスチャ表現や映り込みなどはさすが次世代機と思わせる出来。またフィールドに目を向ければ丘の上から見ると眼下に街は広がり、ビーチに出れば美しい海に多数の海水浴客と、次世代機らしい本気の表現が感じられる。

 ゲーム性を見てみると、全体的にレースゲームとしてはカジュアルな部類だ。普通のコーナーであれば少しアクセルを緩めれば簡単に曲がれるし、コーナーを曲がりきれず横転しても、クラッシュの演出が入った後すぐにレースに復帰できる。また小さな木の柵や街頭などをなぎ倒しながら進めるので、あまり小難しいことを考えずに爽快感があるプレイを楽しめる。

 今回試遊プレイで体験できたのは、練習走行と、4人でプレイするミッションの2モードだ。練習走行は試遊台毎にいくつかのロケーションが用意されており、高層ビルが立ち並ぶ都市部や、道路沿いに建物が点在する郊外らしいロケーションなどが確認できた。コース中には簡単なミッションが表示され、表示されるコースに添って走っていく。

 これらの練習走行が終わるとカウントダウンが始まりミッションがスタートした。今回のミッションは暴走する車をに体当りして停止させるというミッションだ。このミッションのステージはアメリカのマイアミだったのだが、離れていてもミッションが始まる際に自動的にワープする仕様になっていた。なお今回は問答無用でワープさせられてしまったが、製品版では拒否することも可能だという。

 全員が集まると、レースがスタートする。先行するターゲット車はマイアミの街を縦横無尽に走り回り、メインストリートから公園に入ったと思えば、裏道を通りビーチに出るなど、交通ルールなどお構いなしの自由な走りを見せる。「ザ・クルー」の世界にも一般車は存在するので、上手く一般車を避けつつ、ターゲットを追う必要があり、これが意外に難しい。

 なおレース中にブーストゲージを消費して、一時的に加速を得ることができるので、タイミングを見計らってブーストを使うのが重要になりそうだ。

 誰かが暴走車を停止させるか、制限時間を過ぎるとミッションは終了する。ミッション終了後は成績に応じてポイントが入手できた。このポイントは“様々な要素”のアンロックに使用するのだという。

 今回は試遊プレイということで、本作のウリである広大なロケーションを一部しか体験できなかったが、その一部だけでも多彩なロケーションがあることが確認できた。残念ながら発売日は未定だが、アメリカ全土が舞台だという壮大なスケールで展開されるレースゲームをぜひプレイしてみて欲しい。

【スクリーンショット】

(八橋亜機)