Aiming、フィリピンに「Aiming Global Service」を設立

韓国、台湾に続く3拠点目。日本を含めたグローバルの運営拠点に


7月23日発表



 株式会社Aimingは8月1日、フィリピンに全額出資子会社のAiming Global Serviceを設立したことを明らかにした。同社の海外法人は、韓国、台湾に続いてこれで3箇所目。

オフィス風景

 Aiming Global Serviceの設立目的についてAimingは、「世界的なスマートフォンの普及に伴い、オンラインコンテンツ事業世界展開が企業の成長に不可欠であると考え、その拠点として、英語が公用語として採用されており、なおかつ多くの企業が英語圏向けカスタマーサポートの拠点として進出および注目されているフィリピンに子会社を設立した」としている。

 今年前半に設立された台湾と韓国の子会社は、グローバル向けの開発業務と現地でのパブリッシングを主業務としているが、今回のフィリピン法人が特殊なのは、その業務内容が開発やパブリッシングではなく、ローカライズ、運営サービス、インフラ監視、カスタマーサポートなど、これまで日本の本社が担っていた業務の多くを担当することだ。

 Aiming Global Serviceは、行政特区における開発業者や輸出品製造業者に対して、免税や各種優遇措置の付与等を行なうPEZA(The Special Economic Zone Act of 1995)の認定を受ける形で、フィリピンタグイグ市に設立。オフィス開業時にすでに15人のスタッフが在籍しているという。

 代表は日本と同じ椎葉忠志氏が兼務するが、実質的に切り盛りするのは、ゲームオン時代の同僚で、現在フィリピン在住の神津晃氏。今後、Aiming Global Serviceでは、Aimingの各拠点と連携し、開発運営するコンテンツの海外展開を進めていくとしている。

(2012年 8月 1日)

[Reported by 中村聖司]