NHN Japan/イメージエポック、WIN「シュヴァリエ サーガ タクティクス」CBT体験レポート
据え置き機並のシミュレーションRPGがPCブラウザで即起動!


8月25日~27日 CBT実施

9月末 OBT、正式サービス開始予定


 NHN Japan株式会社と株式会社イメージエポックは、WEBブラウザ用オンラインシミュレーションRPG「シュヴァリエ サーガ タクティクス」のクローズドβテスト(CBT)を8月25日から27日にかけて実施した。

 「シュヴァリエ サーガ タクティクス」は、2年の開発期間とコンシューマーゲーム並の資金を開発に費やした、PCブラウザ上でプレイできる本格的なシミュレーションRPG。先日行なわれた発表会で、正式サービスではオンライン対戦や協力プレイができることが発表されたが、CBTではソロプレイ部分のみが公開された。開発を担当するイメージエポックの代表取締役を務める御影良衛氏はこの点について、「サーバーへの負荷を試す意味もあるが、まずはPCブラウザでコンシューマーゲーム並のクオリティが出せることを知ってほしい」と意図を説明している。

 この記事では、CBTでプレイできた範囲で、本作の内容を紹介する。




■ 王国復興のために立ち上がれ! 総合的な判断と駆け引きが重要なバトルシステム

宰相「シャノン」に侵攻され、滅ぼされてしまったかに思われた「ラーナ聖王国」

 ブリガドゥール島に存在していたラーナ聖王国は、同じ島にあるルタニアン王国の宰相シャノンの侵攻により滅ぼされてしまっていた。王族らは全員処刑となり、ラーナ聖王国の血は完全に根絶やしにされたと思われていた。しかし侵攻から13年後、隣国であるサンクレスト王国に密かに匿われていたラーナ王の第3王子レウルスが、ラーナ聖王国を復興するために立ち上がった。レウルスの起こした行動に、かつてラーナ聖王国の兵士だった者たちが続々とレウルスのもとに集まり始めていた……。

 「シュヴァリエ サーガ タクティクス」は、中世ヨーロッパ風世界の戦争譚を舞台にしたシミュレーションRPG。プレーヤーは、かつての「ラーナ聖王国」の兵士となり、王国復興の前に立ちはだかる敵と戦う。

 お互いのユニットを動かして戦うというのは一般的なシミュレーションRPGと同じだが、本作のバトルには大きく3つの特徴がある。1つは、行動の順序はプレーヤーごとに交互ではなく、各ユニットの素早さのステータス順となる点。素早ければ素早いほど、行動の順序が早まり、他のユニットよりも行動回数が増えるので有利になる。ただし遅くても攻撃力や防御力が高いユニットというのも使い道はある。各ユニットの素早さを把握して、行動順に沿った戦略を考えるのが重要になる。

 2つ目は、マップには段差や川といった地形の特徴があること。高い位置から低い位置には攻撃できるが、低い位置から高い位置には攻撃が届きづらい。さらに移動が制限されることもある。地形による有利不利が考えられ、どのように行動すれば戦いを有利に運べるかをマップごとに把握する必要がある。

 そして最後に、ユニットの「向き」の概念がある。ユニットが攻撃された時のダメージは、正面よりも側面、側面よりも背後からの方が大きい。ユニットの行動の最後には、前後左右どちらを向くかを決められるが、移動後に攻撃をした場合はユニットの向きを決められない。安定した配置を取るか、相手へのダメージを優先するか。お互いがなるべく背後に回って攻撃したいと考えるので、ユニット同士の間合いも気にしながら戦闘を進めなければならない。

 バトルではこれらの要素を総合的に判断しながら、相手がどう動いてくるかを予想しつつ戦闘を進めていく駆け引きの要素が重要だ。こうしてバトルを進め、勝利条件を達成すればステージクリアとなり、獲得した経験値とアイテムが清算される。敗北してしまうと、経験値やアイテムは得られない。なお、戦闘でユニットが倒された場合、そのユニットは戦闘終了後も数分間使用不能(ユニットのレベルに応じて時間が伸びる)になってしまうので注意。


行動はユニットの素早さの順に回ってくる。画面の上部分には、その順番が示されている移動範囲は、川などの地形や敵によって制限されることも敵の背中に回って攻撃。背後からの方がより大きなダメージを与えられる。これでこのユニットのターンは終了
ステージの最初には、勝利条件と敗北条件が表示される。勝利条件を達成すればクリアユニットが戦闘で倒されると、ドクロのマークが付いて数分間使用不能になってしまう



■ 「キーミッション」に沿ってストーリーが進行。オンラインプレイを感じさせる「攻城戦」も体験

ゲームのトップ画面。中央に大きく光っているのが「キーミッション」

 ゲームは、ストーリーと戦闘が交互に挿入される「キーミッション」によって進行する。ゲームのトップ画面には最新の「キーミッション」と、これまでこなしてきたクエストの場所が表示される。何度でも挑戦できる「フリーバトル」もあるので、「キーミッション」で敵が強くて行き詰まった場合には難易度の低い「フリーバトル」でユニットを鍛えればいい。

 CBTのクエストの中には、正式サービス以降にプレーヤー同士が組織する「ギルド」で保有する城を奪い合えると発表された「攻城戦」のソロプレイ版も登場した。「攻城戦」は、高い壁に囲まれた城を攻略するクエストで、通常の戦闘とは異なり、はしごやカタパルトといった専用武器が必要となる。

 CBTで体験できた「攻城戦」は、通常は登れない城の壁にはしごをかけ、上にいるターゲットを倒すというマップ。はしごの作製には、専用の「はしご材」というアイテムが必要で、壁の上まではしごを届かせるために何回かユニットのターンを費す必要がある。はしごの開発をしている間は、壁の上からは敵の矢が降ってくるので注意しなければならない。 

 今回はソロプレイとなり、「はしご兵士」という味方ユニットが登場してサポートしてくれた。これがオンラインでの協力プレイであれば、戦闘専門のプレーヤー、はしご開発専門のプレーヤーと手分けをする戦略などが考えられるだろう。本作の大きな特徴となるだろう「攻城戦」では、このはしごの他にも専用武器が登場するそうなので、どういった連携プレイが考えられるのか、それらのギミックや使用方法にも注目しておきたい。


旅をしていけば、主人公の支援をしてくれる心強い味方も登場する。ただし、中にはいかにも怪しいキャラクターも……
「キーミッション」出撃確認画面。この他に「フリーバトル」もある何度も挑戦できる「フリーバトル」をクリアすれば、内容によって評価が下され、さらにアイテムももらえる
CBTの「攻城戦」では、はしごをかけないと移動できない位置にターゲットが登場「はしご材」を使う場所は決まっている「開発」を繰り返し、はしごを完成させれば、ターゲットまで届いた



■ 新規ユニットは「兵士スカウト」で獲得。チーム編成において重要な4つの職種も紹介

 ゲームを進行していく上で欠かせないのが、新規のユニットを獲得できる「兵士スカウト」システムだ。「兵士スカウト」は、ゲームの進行で手に入る「名声」ポイントか、購入ポイントの「プラチナ」を使用する。スカウトするユニットはルーレットによって決められ、職業やステータス、ビジュアルの異なるユニットがランダムに入手できる。

 戦力としての獲得の意味合いも大きいが、事前の発表では「自由度の高いキャラクターカスタマイズ&育成」も注目点として挙げられている。獲得したユニットのパラメータの成長やスキルの入手、転職などでオリジナルのユニットを作り、彼らをどのようなチーム編成にして、どのような攻め方を繰り広げるのか。そういった自分だけの戦略を考えながら、他のプレーヤーと競いあうのも、将来的な楽しみになるだろう。


「名声」ポイントか「プラチナ」ポイントを使うことで兵士をスカウトできる兵士の職業はルーレットによってランダムに選択される新たな兵士の職業やビジュアル、ステータスなどを確認できる

 チーム編成において重要な意味を持つ職業については、事前の発表では全部で12種類としていたが、CBTで体験できたのはその中でも基本となる4職種。近接戦闘に優れた「ファイター」、移動範囲が広く射程距離の長い攻撃も可能な「ローグ」、魔法攻撃を得意とする「メイジ」、回復魔法を使う「アコライト」。ゲーム開始時には、この4種類の中からプレーヤーキャラクターを選べた。

 「ファイター」は、物理攻撃と物理防御のステータスが高いので、近接戦闘では最も頼りになる存在だ。しかし敵の隣まで移動しないと攻撃が届かず、素早さと移動範囲は「ローグ」に劣る。スキルはより強力な近接攻撃の「ハードスラッシュI」。


前線へガンガン攻めていきたい「ファイター」防御力が高いので、ためらわずに攻撃を仕掛けていける強力な近接攻撃を繰り出す「ハードスラッシュI」。ただし、命中率が少々落ちる

 「ローグ」は素早さのステータスが高く、移動範囲も広い。攻撃力や打たれ強さの点で「ファイター」に劣るが、弓の攻撃はある程度離れた場所にも届くので、先制攻撃を仕掛けやすい。スキルは横3マスの範囲攻撃となる「3ウェイショットI」。


行動速度、移動範囲に優れている「ローグ」横3マスの範囲攻撃となる「3ウェイショットI」。単体への攻撃力は下がってしまうが、横並びの敵には有効

 「メイジ」は、有効範囲が広く、攻撃力も高い魔法を扱える。ただし近接戦闘には弱く、攻めこまれると苦しい。前線向きではないので、チームを後方から支える強力なサポート役と言えるだろう。スキルは広範囲へ届く火の玉の攻撃「ファイアーアローI」。


魔法攻撃で後方から攻めたい「メイジ」火の玉を飛ばして敵に当てる「ファイアーアローI」。敵側の「メイジ」は別の範囲攻撃の魔法も使用してきた

 「アコライト」は、回復魔法が使える特徴を持つ。全体的なステータスはやや低めだが、意外と打たれ強いので、体力の心配なユニットは積極的に助けたい。いざというとき役に立つユニットだろう。スキルは回復魔法の「マイナーヒールI」。


回復魔法で味方をサポートする「アコライト」回復魔法のスキル「マイナーヒールI」はある程度の範囲まで届くので、戦場では重宝する



 今回CBTではオンラインの要素はなくソロプレイとなったが、ユニットを獲得してチーム編成を考える楽しみや、「攻城戦」におけるギミックの使い方など、今後の展開へ繋がる要素も感じられた。正式サービスでは、最大4人による協力プレイや、先述した「ギルド」の作成、「攻城戦」、大規模人数でのチーム戦など、オンラインによるコンテンツの充実が発表されている。今後は、9月末にオープンβテスト、および正式サービスが予定されている。


(C)2011 NHN Japan Corporation.
(C)Imageepoch

(2011年8月31日)

[Reported by 安田俊亮]