NHN Japan/イメージエポック、新作タイトル「シュヴァリエサーガ タクティクス」発表会開催
「ブラウザで本格シミュレーションRPGを」。ナビゲーターには石田晴香さんが就任!


8月16日~22日 クローズドβテストメンバー募集開始

8月25日~27日 クローズドβ実施予定

9月末 オープンβ/正式サービス開始予定


 NHN Japan 株式会社と株式会社イメージエポックは8月16日、新作オンラインシミュレーションRPG「シュヴァリエサーガ タクティクス」のタイトル発表会を開催し、本日よりクローズドβテストメンバー10,000人の募集も開始した。

 「シュヴァリエサーガ タクティクス」は、以前よりNHN Japanとイメージエポックが共同で開発していると発表されていたシミュレーションRPG。本作は、マス目に区分けされたマップに自チームのキャラクターを配置し、敵チームのキャラクターと交互に行動を取りながら攻略を目指す、イメージエポックが発売した「ルミナスアーク」シリーズと同タイプのシミュレーションRPGのオンライン専用バージョン。

 ゲームの開発はイメージエポックが担当し、NHN Japnはサーバーまわりの運用や、マッチングなどの部分を担当している。CBTメンバーの募集は8月22日までで、実施は8月25日~27日。オープンβテストおよび正式サービス開始は9月末を予定している。ビジネスモデルは基本プレイ無料の一部アイテム課金としている。

 また、発表会では、同作のオフィシャルナビゲーターに任命された石田晴香さんとゲストとして主題歌を担当した彩音さんも登壇し、それぞれゲームに対するアピールをした。


■ 目指したのは、「コンソールゲームと比べても遜色ない本格シミュレーションRPG」

PCブラウザによる本格的シミュレーションRPGを目指すという
「協力プレイ」は、オンラインならではの要素
「攻城戦」では、城を陥落させるモード。将来的には奪ったり奪われたりといった要素も予定している

 「シュヴァリエサーガ タクティクス」では、プレーヤーは作成したキャラクターでチームを編成し、マスで区切られたマップを移動しながら相手チームへ攻略を仕掛けていく。キャラクターの行動はプレーヤーが交互に行なうが、キャラクターのステータスによって行動の順番が変わるほか、段差のある地形や、職業ごとの特性なども考慮に入れながら戦略を練らなくてはならない。

 発表会で強調されたのは、「コンソールゲームと比べても遜色ない本格シミュレーションRPG」という部分。イメージエポック代表取締役社長の御影良衛氏が「開発期間は2年以上を越え、資金面でもプレイステーション 3やXbox 360といったHD世代のゲーム機と同等額を費やしたものをPCブラウザで動かそうという壮大なプロジェクト」と述べ、イメージエポック「シュヴァリエサーガ タクティクス」担当ディレクターの東郷真哉氏が「シミュレーションRPGをやってきた人にぜひプレイしてほしい」と話したように、グラフィックやシステム面に相当力を入れた作品になったようだ。

 ゲーム内容やシステムについての詳しい説明はなかったが、作成できるキャラクターの職業は、近接戦を得意とする「ファイター」、機動力の高い「ローグ」、広範囲の魔法攻撃を仕掛ける「メイジ」、回復系の魔法を得意とする「アコライト」という4つの系統から選べることが発表された。

 このキャラクターはレベルアップによる個々にパラメーターやスキルのカスタマイズ、転職などが可能となっており、転職によっては上記を含めた合計12種類の職業に派生できる。東郷氏は、「これが最強、というキャラクターは存在していません。場所や攻略方法によって変わってくる自分なりの最強を目指してカスタマイズをしてほしい」と語った。職業は、今後もユーザーの要望によって増えていく予定だという。

 また今回は、新世代のシミュレーションRPGとして、2つの要素が発表された。その1つが、「協力プレイ」。同一マップ上でプレーヤー同士が協力してクリアを目指すというもの。最大4人での協力プレイが可能で、連携を取りながら攻略を目指すそうだ。4人という人数は、ゲーム中の待ち時間などのバランスを考慮した上での人数になったようだが、将来的にはプレーヤー同士で組織する「ギルド」の設置や、大規模人数でのチーム戦も考えているそうだ。

 そしてもうひとつが、高い壁に囲まれた城を攻める「攻城戦」。長いはしごやカタパルトといった専用兵器「攻城兵器」を駆使して堅牢な城壁や扉を突破する。シミュレーションRPGとしては珍しい要素だが、さらに正式サービス以降には、オンライン上でギルド同士が保有する城を奪い合うコンテンツも実装予定だという。

 この他、今後のアップデートとしてログアウト中でも自動で戦果を得られる「遠征」というシステムも発表された。これは、プレーヤーの時間を有効に使ってもらうことを考慮した要素のようだ。

 CBTでは「攻城戦」も楽しめるが、オンライン要素はなくソロプレイのみの配信となる。御影氏によれば、これはサーバーへの負荷を試す意味もあるが、PCブラウザでコンソールゲームのクオリティができることをまずは知ってほしいそうだ。

 今作について、NHN Japanコンテンツ営業企画事業部長の黒川文雄氏は「コンソールゲームの本来よりの魅力と、オンラインならではの魅力が上手く融合したゲームになった」と説明。「従来のハンゲームのお客様に加え、イメージエポックファン、コンソールゲームファンといった幅広いお客様にも遊んでいただきたいと思います」と述べた。御影氏も、「やるからには、コンソールゲームのクオリティを目指すとわがままを言った作品です。これから運営の段階に入りますが、ユーザーのみなさまと一緒にゲームを育てていけると嬉しいです」と話した。


NHN Japanコンテンツ営業企画事業部長の黒川文雄氏イメージエポック代表取締役社長の御影良衛氏イメージエポック「シュヴァリエサーガ タクティクス」担当ディレクターの東郷真哉氏
開発期間、資金がともにコンソールゲーム並だという「シュバリエサーガ タクティクス」内容は、これまでもイメージエポックが得意としてきたシミュレーションRPG職業は4つから選択できる。キャラクターのカスタマイズはチーム編成において重要



■ オフィシャルナビゲーターには石田晴香さんが就任。デモプレイを披露

「メイジ」姿を披露したオフィシャルナビゲーターの石田晴香さん
NHN Japan「シュヴァリエサーガ タクティクス」プロデューサーの薬師寺健治氏

 発表会には、オフィシャルナビゲーターに任命された石田晴香さんも登壇。就任式の後、「メイジ」の衣装姿と、ナビゲーター最初の仕事となるデモプレイも披露した。

 デモプレイの場所となったのは、小川に橋がかかるマップ。自身の愛称でもある「はるきゃん」という名前を付けた「メイジ」らを使用して敵となるNPCを倒していった。デモプレイの最後には、1×1マスの通常キャラクターよりも大きい2×2マスのボスが登場した。そこで石田さんは「メイジ」らしく空から隕石が降り注ぐ魔法「メテオ」を詠唱、炎に包まれた隕石がボスに激突して燃え上がると、ボスは見事に撃破された。

 NHN Japan「シュヴァリエサーガ タクティクス」プロデューサーの薬師寺健治氏は、石田さんについて「飾らない等身大の意見で、ユーザーと一緒に成長できると思ってナビゲーターをご依頼しました。初仕事もとても良かったですね。最後に大きいボスも倒して、先が明るいかなと思います」とほほを緩ませた。

 石田さんは、ゲームについて「私のような初心者にとっても操作が簡単で、絵が綺麗なので誰でも楽しめると思います。私と一緒に、みなさんで楽しんでいきましょう!」とアピールした。将来的には「はるきゃん城」や「はるきゃんギルド」などの登場も企画されており、今後もナビゲーターとして活躍していくそうだ。

 また、ゲストには「シュヴァリエサーガ タクティクス」の主題歌担当アーティストの彩音さんも登場。薬師寺氏が「力強い一方で、バラードも歌える方」という彩音さんは、楽曲について「私自身強い心を持ってレコーディングに望めました。そういった勇ましい楽曲に仕上がっていると思います」と述べた。主題歌となるシングルCD「Crest of Knights」の通常盤と限定盤の初回注文分には、今作の特典用スペシャルアイテムがもらえるシリアルナンバーがついているそうだ。


「メイジ」の衣装を着て登場後、デモプレイをする石田さんボスが登場すると、石田さんは迷わず「メテオ」を選択「メテオ」が直撃し、ボスを見事に撃破

発表会後、石田さんはナビゲーターの名刺を報道陣に配った主題歌を担当した彩乃さんは、PV内で着ていた衣装で登場。CDの初回注文分には特典用アイテム用のシリアルナンバーが付属


(C)2011 NHN Japan Corporation.
(C)Imageepoch

(2011年8月16日)

[Reported by 安田俊亮]