アルヴィオン、PSN「マリシアス」
女性タイプの主人公とゲームシステムを紹介


10月27日 配信予定

価格:800円

CEROレーティング:B(12歳以上対象)


 株式会社アルヴィオンは、10月27日に配信を予定しているプレイステーション 3(PlayStation Network)用アクションゲーム「マリシアス(MALICIOUS)」の新情報を公開した。

 「マリシアス」は、“アクションゲームの純粋な楽しさ”をコンセプトに、ストーリーやムービーといった要素を必要最低限に絞り、アクションの面白さを追及した同社の完全オリジナル3Dアクションゲーム。第2報となる今回は、女性タイプのプレーヤーキャラクターとゲームシステムの情報をお届けする。

■ キャラクター紹介

 初報では男性タイプのプレーヤーキャラクターを紹介したが、本作には女性タイプのプレーヤーキャラクターが存在することが明らかとなった。キャラクタータイプの選択は、特に条件が必要というわけではなく、プレイ開始時にどちらのタイプでスタートするかを選択することができるようだ。

【女性タイププレーヤーキャラクター】
キャラクタータイプには、性能差やアクションなどの違いはないので見た目で好きな方を選ぶといいだろう

【ボスキャラクター紹介】
【ブックハウンド】
ブックハウンドは、閉鎖された図書館に出現するボスキャラ。見た目とは裏腹に非常に素早い動きで図書館内を所狭しと暴れまわり、プレーヤーを翻弄する。狭い空間に巨躯という存在だけに戦いの緊張感とは別に、妙な圧迫感を感じるかもしれない

【フィストゴーレム】
王都凱旋広場では、フィストゴーレムとの死闘が繰り広げられる。巨大な拳からの一撃を主武器とし、その一撃は恐ろしいほどの破壊力を持っている、絶対に食らってはいけない

【まだまだ存在する未知のボスキャラたち】
【騎士団長】
巨大な槍とシールド、全身を覆う甲冑が特徴の騎士団長。巨大なガトリングガンを装備しており、先はドリルがセットされている

これまでに紹介してきたボスキャラの中で1番の大きさを誇る。生き物というより建築物といった感じの巨大な姿をしている。この巨大な身体を使い、どのような攻撃を仕掛けてくるのかが気になるところだ

巨大な姿をしたボスキャラが多い中、このボスキャラはプレーヤーキャラクターとあまり差を感じさせない大きさだ。手にしている武器は伸縮自在のように見えるシーンがある。このことからも距離による有利・不利はなく、オールレンジでの戦いと得意とするボスキャラだと思っていいだろう


■ ゲームシステム紹介

■ “高さ”を活用した立体的な攻防を楽しむ!

 精神体を操作する本作は、特別な操作を必要とすることなく、普通に移動するような感覚で地面はもちろん、壁から天井にいたるまでを自由に移動することができる。また、攻略を進めていくことで最大6段ものジャンプが可能になるという。壁やジャンプを利用し、高さを活用した立体的な攻防を楽しめるのが、本作の魅力の1つとなっている。

【立体的な攻防を楽しむ】
6段ジャンプは、ここまでの高さまでくることができる。上空、もしくは下降中に攻撃することも多くの敵に囲まれたときは、壁走りで脱出。難しい操作は不要なので失敗することもない?プレイにある程度の余裕ができたら、高いところからの景色を楽しむのもいいだろう


■ 戦闘スタイルが広がる“アクションの獲得”と多彩なコンボを紹介

 各ステージをクリアすると討伐したボスキャラが持っていた能力を吸収し、その能力に対応した新アクションを覚えることができる。獲得したアクション(武器)を使うことで多彩なコンボ攻撃が可能になる。コンボ攻撃は、同一武器によるコンボはもちろん、コンボの流れの中で別武器へとスムーズにチェンジさせるもできる。

【獲得できるアクション】
疾駆しながら前方の敵を一気に蹴散らす突撃モード。
拳(強化)基本攻撃の拳がさらに強化。強力な打撃で敵を叩きふせるモード。
高速移動状態になり、軌道上の敵を弾き飛ばす疾走モード。
巨大な盾を展開し、敵のあらゆる攻撃を受け止める防御モード。
周囲の敵を広範囲にわたってなぎ払い、両断する攻撃モード。

【多彩なコンボ】
拳(強化)×2から槍に繋げたコンボ攻撃。コンボ終了時、敵が前方に固まっていた場合に有効
上記コンボのラストを剣に変えたコンボ。こちらは敵が広がってしまった場合に有効となるコンボの締め方。戦況に合わせてコンボを使い分けることで、その後のバトル展開を有利にすることも


■ 敵の動きを封じると同時にダメージを与える“カウンターアクション”

カウンターアクションを極めればボスも怖くない!?

 特定のボスキャラに対して特定のアクションを所持した状態で戦闘していると、ボスキャラの大技に対して「カウンターサイン」と呼ばれるものが表示されることがある。

 このカウンターサインに合わせてボタン入力を正確に行なうことで、ボスキャラの大技を封じつつ、ダメージを与えることができる。これを「カウンターアクション」と呼び、カウンターアクションを使用することで、ボスキャラとの戦闘を有利に展開することができるという。


■ ステージ攻略のポイントとなる“オーラシステム”

 本作の最大の特徴となる「オーラシステム」は、ザコ敵を倒したり、敵の攻撃をタイミングよくガードするなどといったアクションによって「オーラ」が溜まっていく。オーラは、プレーヤーキャラクターがパワーアップしたり、体力を回復するときに使用するものとして必要不可欠な要素となっている。

 オーラを溜める上で重要になるのが、オーラを一気に溜めることができる「チェーン」。チェーンは、オーラを消費することで効果を発揮するアクションで、通常の攻撃に衝撃波を纏わせることができる。この衝撃波を纏った状態でザコ敵を攻撃すると、連鎖衝撃波が発生して連なるザコを一網打尽にすることができ、一気にオーラを稼ぐことが可能になる。

【オーラ】
画面左上にある数値がオーラ。どんどん溜めて上手に活用していこうチェーンが上手く決まったときは、爽快感を得ることができるという

 オーラを消費することで、攻撃力と防御力を一時的に強化することができる。パワーアップには3段階あり、段階が上がることに比例してオーラの消費スピードも上がっていくようだ。長時間のパワーアップを行なうには、それなりのオーラが必要になるということを意味する。

【オーラ開放】
【オーラ開放Lv1】【オーラ開放Lv2】【オーラ開放Lv3】
オーラ数値の下で点灯している○の数がパワーアップの段階を示している。Lv3まで溜めて一気に開放するか、Lv1の開放を連続して常に強化した状態で戦うか、選ぶのはプレーヤー次第

 本作にはプレーヤーキャラクターの体力表示が存在しない。ダメージを受けるごとに体の各部位がどんどん消えていき、胴体まで消えてしまうとゲームオーバーになってしまう。受けたダメージを回復することにもオーラを使うことができる。ダメージを回復すると消えた部位が復活する。深刻なダメージを受けるほどに回復に必要なオーラは増大し、回復にも時間がかかるということなので、体力は小まめに回復するほうがいいようだ。

【オーラ回復】
回復シーン破損なしの状態破損Lv1
破損Lv2破損Lv3破損Lv4
回復を行なうことで消えた体のパーツは元に戻るが、消えた服はそのままになる




■ おまけ?

 主人公の武器である性質・形状を変化させるマント「灰の外套」は、武器以外にちょっとユニークな使い方もあるようだ。

【スクリーンショット】
戦いを忘れてちょっと優雅な一時を過ごすことができる?


※画面は開発中のものです。
(C)2010 ALVION Inc.

(2010年 10月 21日)

[Reported by 志賀康紀]