HORI、PS3とXbox 360向けハイエンドアーケードスティック2機種をHORISTOREで販売
アーケード筐体「VEWLIX」と変わらぬ操作感を実現


3月28日より配送開始

価格:各30,000円


「リアルアーケードPro.EX Premium VLX」

 株式会社HORIは、株式会社タイトーのアーケード用筐体「VEWLIX」の操作感をリアルに再現したプレイステーション 3/Xbox 360用ジョイスティック2機種を同社の直販サイト「HORISTORE.com」にて予約を受け付けている。PS3用は「リアルアーケードPro.3 Premium VLX」、Xbox 360用は「リアルアーケードPro.EX Premium VLX」(以下Premium VLX)という名称で、配送開始はいずれも3月28日より。価格は各30,000円。

 「Premium VLX」は、東京ゲームショウ2009にて同社のブースに参考出展された家庭用アーケードスティック。同社のアーケードスティック「リアルアーケードPro」シリーズの最上位機種に位置づけられ、タイトーの「VEWLIX」を徹底的に再現し、タイトーの監修の元、レバーユニット、ボタンユニットに三和電子株式会社の業務用パーツを使用するだけでなく、スティック、ボタンの配置や天板等のデザインはもちろん、天面スペースや斜面の角度といった細かい部分までを再現することをテーマに開発された。

 使用レバーおよびボタンパーツは「JLF-TP-8YT-SK(レバー)」、「OBSF-30(主要ボタン)」、「OBSF-24(STARTボタン)」となっている。

 また、アーケード筐体と同様の天板開放機構を採用し、内部のスティックやボタン配線へ容易にアクセスできるようにしているほか、ボタン配置の入れ替えや交換、使用しないボタン穴を目隠しするためのボタンキャップを用意。さらに、余ったボタンを収納する機構も備えられているこれまでにない意欲的な構造となっている。配線をまとめられるタイラップを2つ、ボタンキャップも2つが付属する。「リアルアーケード」最新シリーズ同様、本体との接続ケーブルを背面に収納するスペースも確保されている。

 筐体は、これまでの「リアルアーケードPro」シリーズの中で最も広い設置面積を有し、全体に板金を使用して剛性を高めたボディと、5.5kgという質量により、安定した操作を実現。付属のオプションボードを取り付けることで、さらに広い設置面積を確保することも可能で、安定性も高められるという。ほかにも、クリーニングクロスも1枚付属している。

 連射機能も装備。毎秒5、12、20回の3段階切り替えが可能で、ホールド機能も装備しており、連射が可能なのは「○、×、△、□、L1、L2、R1、R2、START、方向キー上、下、左、右(Pro.3)」、「A、B、X、Y、LT、RT、LB、RB、方向パッド上、下、左、右(Pro.EX)」となっている。ただし、方向キー/パッドの上下または左右の連射ホールドは同時に設定できない制限がある。

 ほかにも、「Pro.3」にはスティックレバーに方向キーだけでなく右or左スティックの機能を割り当てる「スティック機能切替スイッチ」が搭載。「Pro.EX」には、「ヘッドセット端子」が搭載されるなどの違いがある。


【リアルアーケードPro.3 Premium VLX】
筐体上面からみたところ筐体を正面からみたところ。付属のオプションボードを装着してある
「VEWLIX」同様に前方へとコントロールパネル部が開くことで内部にアクセスできる機構を搭載未使用のボタンは内部に格納しておける機構も搭載されている使わないボタンをはずした跡にはめ込むキャップも2つ付属

【リアルアーケードPro.EX Premium VLX】
基本的には「Pro.3」と同様の「Pro.EX」。ボタンカラーが異なる、ヘッドセット端子が増設されているなどの違いがある

(2010年 2月 3日)

[Reported by 佐伯憲司]