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【gamescom2023】キャラクター制のアクションMMO「Wayfinder」

絵画的な世界やダンジョンで素材を集めてひたすら自キャラを強くする

【Wayfinder:基本先駆者パック】

PS5/PS4版:2,750円

Steam版:1,999円

【Wayfinder:先駆者パック(覚醒)】

PS5/PS4版:12,100円

Steam版:8,999円

【Wayfinder:先駆者パック(高貴)】

PS5/PS4版:22,425円

Steam版:14,999円

 TencentのグローバルブランドLevel Infiniteは、ドイツで開催中のヨーロッパ最大のゲームショーgamescomに、Airship Syndicateが開発し、日本でもアーリーアクセスが始まっているプレイステーション 5/プレイステーション 4/Steam用アクションMMO「Wayfinder」をプレイアブル出展し、アーリーアクセスのローンチトレーラーを発表した。

【Wayfinder - Sneak Peek Trailer | Into the Infinite 2023】

 「Wayfinder」は魔法とSF要素が入り混じった「エヴェノール」という世界を舞台にしたアクションMMO。現在はアーリーアクセスへの参加権がついた有料パッケージが販売されているが、2024年の正式ローンチ後には基本無料になる予定だ。今回は、gamescomの会場にある試遊台で、センジャを使って拠点の街スカイライトの周辺と近くにあるダンジョンに挑戦した。

【Wayfinderのブース】
ブースの外にはイラスト
席によって遊べるキャラが決まっていた
ブースの外には設定画が飾ってあった

ファンタジーとサイバーパンクが融合した色鮮やかな世界

 グラフィックは非常に色鮮やかで絵画的。拠点となる街はサイバーパンク的な極彩色看板とファンタジックな雰囲気が相まって、あまり他では見たことがない新鮮な美しさがある。キャラクターもフォトリアルではなく、少し漫画的なデフォルメのキャラクターになっている。

 プレイヤーが操作するキャラクターはタイトルと同じ「ウェイファインダー」と呼ばれる存在。現在は6人がいて、最初はその中から1人を選んでプレイするが、ゲーム内で「記憶のかけら」というアイテムを集めることによって、他のキャラクターもアンロックすることができる。アンロックした後は、キャラクターを切り替えて遊ぶことができるようになる。

 現在、もっとも安いパックで選べるのは剣と巨大な盾を持つシーカー「ウィングレイブ」、ファイアー爆弾とオイル爆弾という武器を使い分けることでトリッキーな攻撃が可能な戦術家「シロ」、闇をまとうことで姿を隠し、素早い攻撃を仕掛けるシャドウダンサー「ニス」の3人。のこり3人はゲーム内でアンロックするだけでなく、あらかじめキャラクターが付いてくる有料パッケージを購入することでも使用できる。本作はシーズン制をとっており、新シーズンには新たなウェイファインダーが追加される。

【ウェイファインダーたち】
ウィングレイブ
シロ
ニス
カイロス
ヴェノメス

戦士センジャは攻撃を見せつけることで強くなる

 今回使ったセンジャは観客の前で戦うグラディエイターだったという過去があり、そのため使用するスキルには「見せつけ」という要素がある。見せつけがうまくいくと攻撃力が上がり、さらに観客の支持によって敵を挑発しつつ自身を強化する「ゲインフェーバー」という技も使う。

 「ライトニング・グラスプ」は40度くらいの扇形範囲が表示されて、その範囲内にいる複数の敵を自分の前に引き寄せることができる。ウィングレイブはヒーリング能力のあるタンクだが、センジャはひきつけた敵をどんどんなぎ倒していくというより攻撃的なタンクといえる。必殺技「グランドファナーレ」は今回使う機会がなかったが、稲妻の槍となり敵に突進して大ダメージを加えるという技だ。

センジャ

 実は今回の試遊では、3人パーティの中にウィングレイブがいたためタンク役は任せて、もっぱら攻撃に集中していた。そういった攻守の使い分けができるのはセンジャの長所だろう。大柄な体躯で、攻撃も大振りなのでやや動きが遅く見えるが、その分パワーが大きいキャラクターだ。

ダンジョンはワンボタンで申請して待つだけ

 ダンジョンはソロで入ることもできるが、パーティーのマッチング申請もワンボタンでお手軽だ。申請した後、ウロウロしていてもマッチングされると、自動的にローディングが入りダンジョンに移動する。今回攻略した初心者向けのダンジョンは、基本的には一本道だが、時折広い場所があり、あちこち探索することができるような構造になっている。ダンジョンには、歩いているといきなり開く落とし穴や、決まった順番でパネルの上を歩くことで宝箱を開けることができるといったパズル的な要素もあり、フィールドとは違う緊張感や探索要素が楽しめる。

 また、オープンワールドのフィールドにはだれでも参加可能なパブリッククエストがあり、そのボスを倒すことでしか手に入れることができないアイテムも存在しているらしい。

キャラクター強化のカギを握る「エコー」とクラフト

 パブリッククエストやダンジョンでは、報酬として経験値やキャラクター開放に使うアイテム、アクセサリなどのほかスロットにはめることでキャラクターを強化する「エコー」という重要な強化アイテムを手に入れることができる。

 クラフトは、戦闘と並ぶ本作の大きな要素であり、武器作りと、マイルームの家具を作るという2つの要素がある。武器はそのまま強さに紐づくものだが、家具も種類によっては飾ることでキャラクターを強化する性能を有しているそうだ。

 ハウジングは戦いの合間に自分好みの家を作るという戦闘外のコンテンツでもあり、もっぱら自キャラを強くするのが楽しいという人にとっては、ハウジングもキャラクターの強化要素として楽しめるという2つの側面を持っている。

 なお、ログインに非常に時間がかかるという現状は開発側も認識しており、改善に向けて作業を進めているということだ。遊びたいのに遊べない状況が続くとイライラしてしまうものだが、まだまだローンチに向けて開発を進めているゲームだけに、少し長い目で見守ってあげて欲しい。