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【TGS2022】「黒ひげ危機一発」メタバースに進出! clusterとタカラトミーとの新たな取り組みがTGSで発表

メタバースなら黒ひげに乗って飛ばされる側にも!

【東京ゲームショウ2022】

開催期間:9月15日~18日(予定)

会場:幕張メッセ

左からクラスターの代表取締役CEO・加藤直人氏、タカラトミー Moonshot事業部部長の山崎正彦氏

 クラスターは、9月15日より開催されているイベント「東京ゲームショウ2022」に出展し、「メタバース 黒ひげ危機一発」記者発表会を実施した。

 クラスターはメタバースプラットフォーム「cluster(クラスター)」を展開する企業。今回は様々なおもちゃを販売するタカラトミーとコラボして制作した「メタバース 黒ひげ危機一発」を初披露した。

 「黒ひげ危機一発」について改めて紹介すると、本商品はタルの中央に人形をセットし、順番に剣をタルへとさしていく。特定の箇所に剣をさすと人形が勢いよく飛び出す仕組みになっており、飛び出すまでのドキドキ感が楽しめる。手軽さとシンプルさから大人から子どもまで一緒になって遊べるタカラトミーのおもちゃだ。40年以上の歴史を持つタカラトミーのロングセラー商品で、様々な作品とコラボする商品が今なお販売されている。

 メタバース上ではデジタル上の空間を利用し様々な遊びが楽しめるが、「メタバース 黒ひげ危機一発」はそんな本商品をメタバース上に再現し、複数人で集まって楽しめるコンテンツになっている。

 今回の記者会見ではクラスターの代表取締役CEO・加藤直人氏と、タカラトミー Moonshot事業部部長の山崎正彦氏が登壇し、なぜclusterと「黒ひげ危機一発」がコラボに至ったのかなどを語った。

 clusterはVRヘッドセットを用いたプレイはもちろんのこと、PCのみやスマートフォンのみなど様々な環境で利用できる。そのため、遠く離れた家族や友達とclusterを介することで、子どもから大人まで一緒になって遊べる「黒ひげ危機一発」を一緒に体験できることが強みだ。VR空間上ならではの強みとして「メタバース 黒ひげ危機一発」は本体のサイズが非常に大きいため迫力があるほか、黒ひげに乗って飛ばされる側になることもできるといったユニークなギミックも用意されているのだ。

 タカラトミーの山崎氏は、タカラトミーが販売している「黒ひげ危機一発」は実物のおもちゃとしての良さがあるものの、メタバース上で再現することで、離れていてもワクワクドキドキを多くの人と共有できることが強みであるとコメント。なぜ「黒ひげ危機一発」を起用したのかについては、多くの人と一緒に楽しめる遊びとしてコラボに至ったことを明かした。クラスターの加藤氏は、「黒ひげ危機一発」についてタルの中に入れる要素についても紹介し、実物のサイズではできないことがメタバース上で可能になっていることが強みになっていることもコメントした。

タカラトミーの山崎氏

 また、山崎氏は今後の展望としてクラスター上で「黒ひげ危機一発」を遊んだ人のフィードバックを受け、様々なコンテンツ作りに活かしていきたいと発表。「メタバース上でトミカに乗る」や「リカちゃんハウスに入る」といった、現実では実現が難しいものを取り入れていきたいようだ。

 なお、新ワールド「メタバース 黒ひげ危機一発」は本日9月15日にオープンとなり、cluster上ですぐに体験することができる。本ワールドではおなじみのルールに加えて、司令された「黒ひげ危機一発」の剣を探し回るモードが用意されているほか、黒ひげになりきることが可能なアバターの販売も行なわれており、メタバースならではの多彩なコンテンツが展開されている。

一緒に巨大な「黒ひげ危機一発」をプレイできる
黒ひげのアバターも販売