あなたのタイピングで悪人が改心。テキストADV「MINDHACK」を体験！【BitSummit2022】

　京都府にて8月6日・7日に開催されている「BitSummit X-Roads」にて、インディーゲームを手掛ける日本の開発チームVODKAdemo?の新作アドベンチャー「MINDHACK」の試遊展示が行なわれていた。

　「MINDHACK」はハッキングによって悪人の頭の中をお花畑に変えるテキストアドベンチャーゲーム。「先生」と呼ばれる主人公は、人間の心に潜む破壊衝動「バグ」を取り除くことが可能なハッカーだ。2つのパートが用意されており、アドベンチャーパートで世界観の説明や登場キャラクターたちとのストーリーが展開。ゲームの中心となるタイピングパートではトゲトゲ頭の「ユーニッド」のハッキング（タイピング）を行なうことになる。

　タイピングパートではユーニッドの頭の中に浮かぶ言葉を入力していく。序盤は主人公に対し反抗的で「近寄るな」や「気に食わねえ」などが現われるが、ハッキング（タイピング）を進めていくごとに「忘れたい」や「側にいて」など段々と心の内面が出現。ツンツンしていたユーニッドはハッキングが完了すると、キラキラな瞳のキャラクターに生まれ変わってしまうといったユニークな要素も盛り込まれている。

　また、会話中やハッキング中は自身の手が画面上に表示されており、こちらの動きも特徴的。タイピング中は呪文を唱えるかのように、画面上の手が動くなど、一人称視点であることを印象付けるビジュアルにもなっていた。なお、Steamでは体験版が配信されており、本作の世界を体験できる。2022年冬にはアーリーアクセスとして配信開始を予定しているようなので今後のストーリーにも注目したい。