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コントローラーはハンディ扇風機! 風で勇者を導く「WIND HERO」を会場でプレイ【BitSummit2022】

【BitSummit X-Roads】

開催日:8月6日・7日

会場:京都市勧業館「みやこめっせ」 3階第3展示場

 「BitSummit X-Roads」にて多彩なブースが存在する中、黒い布で覆われた大きなゲーム「WIND HERO」が試遊出展されていた。

 「WIND HERO」はステージの道を進む勇者を風でアシストしてクリアを目指す作品。本作最大の特徴はコントローラーとしてハンディ扇風機が採用されているという点だ。ゲームがスタートすると勇者が道なりに進み始めるが、四方からは敵が出現。プレーヤーは勇者をサポートすべくハンディ扇風機で風を発生させ敵を吹き飛ばす。

実際のハンディ扇風機
画像のようにステージに風を吹きかけるとゲーム内でも風が発生する

 敵以外のギミックとしては、向こう岸に繋がっていない橋がステージ上にある。当然これでは勇者が先へと進めないため、風の力で付近に存在すると風車を回転させることで橋が架かる。さらに、勇者の旅では船も登場。こちらも風で押してあげることで先に進めるという、おんぶにだっこな勇者を導くゲームになっている。

 ゲーム自体は縦に長く、黒い布で覆われていたため、筆者はてっきり側面の布が風を感知しているのかと思っていた。しかし、ブースの方に聞いたところハンディ扇風機の背面が肝心で、こちらにセンサーを付けており、角度や位置を受信機が感知し、実際の風で操作しているかのような演出を見せているそうだ。

 ぽし氏とふーどら氏が共同で制作するタイトルで、大きなサイズのゲームとなっているため、今のところ販売などの予定はないとのこと。夏場に大活躍するハンディ扇風機をコントローラーにするというアイデアが光る作品になっていた。

写真では伝わりにくいが実際にゲームをプレイした際にはより立体的に見える
敵を風で吹き飛ばしたり
風車を回して橋を架けたりと結構忙しい
ボスに対しても風で立ち向かう!