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「S.T.A.L.K.E.R. 2」NFT要素を完全撤廃すると発表。「私たちはファンを第1に考えています。」

【S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl】

NFT要素を断念

 GSC Game Worldは、Xbox X|S/PC用シューティングゲーム「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl」において、NFT(非代替性トークン、暗号通貨の一種)要素の導入を断念した。

 今回GSC Game WorldがNFT導入を断念した経緯は、初めに昨日12月16日に、GSC Game Worldが一部NPCの顔を自分のものにする権利等をNFTとして販売するという発表を行なったことに対し、ゲーマーのコミュニティがNFTなどの暗号資産は、その偽造対策のために多大な電力を消費しているので環境破壊につながるという訴えなどでもって反発した。

 これを受けて「S.T.A.L.K.E.R.」の公式Twitterでは、ゲームに影響しない範囲にとどめるつもりであることや、完全にオプションである点、コミュニティのメンバーには無料でアイテムを配布する予定などがあったことを説明。しかし、本日の午前(日本時間)になると一転し、NFT要素を全撤回すると公式Twitterにて発表した。以上がNFT全撤回に関する経緯だ。

 また、NFT全撤回発表の際に掲載された画像では、「私たちはファンを第1に考えています。なぜならこのゲームはプレーヤーに楽しんでもらうために開発しているからです。そのためにはコストが嵩むことも厭いません。あなた方が私たちを気にかけてくれる様に私たちも出来る限りのことをします。」という文言が添えられていた。