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東京五輪開会式でゲーム音楽の演奏に肯定的なゲーマーは88.8%。ゲームエイジ総研がアンケート結果を公表

8月26日 発表

 ゲームエイジ総研は8月26日、2020年東京オリンピック競技大会の開会式にてゲームに関する音楽が使用されたことに関するアンケート結果を発表した。

 本アンケートは全国の10代より50代の何らかのゲームをプレイしている男女2,979人にアンケートを取ったもので、8月にインターネット調査を行なったデータを元している。

 7月23日に行なわれた開会式では、「ドラゴンクエスト」シリーズや「ファイナルファンタジー」シリーズ、「モンスターハンター」シリーズの楽曲が用いられていた。アンケート結果を見るとまずはじめに「オリンピックの開会式を観ましたか」という質問では57.2%の人が開会式を見たと回答。次に見たと答えた1,705人の中で、ゲーム音楽が使用されたことを肯定的に捉えている人は88.8%となり、一方で否定的に捉えた人は11.2%という結果になった。

 具体的な意見としては肯定的に捉えた人は「意外性があり、子供の頃からゲームをやっていた自分としては凄く感動しました(38歳/男性)」という意見があり、一方の否定的な意見はオリンピックとゲームの関連性が低いことなどを挙げており、「オリンピックとゲームのイメージが違うから(33歳/女性)」や「ゲーム音楽は知っている人には理解されるだろうが、ゲーム音楽を使う意味がよく分からない(51歳/男性)」という意見が挙がった。

 「最も良かったと思う楽曲」についてのアンケートでは71.1%の人が「ドラゴンクエスト」シリーズの「序曲:ロトのテーマ」を選んでおり、次点で11.9%の人が「ファイナルファンタジー」シリーズの「勝利のファンファーレ」が選ばれている。

 開会式開催後には否定的な考えを述べる記事なども散見されたが、ゲームエイジ総研による本アンケートにおいては、開会式を視聴した人の88%は肯定的にとらえていることが明らかになった。調査方法やサンプルの数によっては結果が異なる可能性も考えられるが、開催直後には「ドラゴンクエスト」シリーズに携わる堀井雄二氏をはじめとするクリエイターがTwitterを通して喜びのコメントをツイートするなど、様々な意見が論じられる結果となった。