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「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」祝30周年! 世界中のゲームファンを虜にする“音速のハリネズミ”

【ソニック・ザ・ヘッジホッグ】

7月26日 30周年

(日本での発売日:1991年7月26日)

 セガを代表するアクションゲームシリーズにして、看板キャラクターである「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」。そのシリーズ第1作が発売された1991年7月26日より、本日で30周年を迎えた。

 第1作「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」は、メガドライブ(アメリカではGENESIS)向けに、日本では1991年7月26日に発売。音速のハリネズミ「ソニック・ザ・ヘッジホッグ(通称:ソニック)」を主人公に、世界征服を企む悪の天才科学者「ドクター・エッグマン」に捕らわれた仲間たちを救い出し、彼の野望を阻止するべくスペシャルステージに隠された「カオスエメラルド」を手に入れていくハイスピード2Dアクションゲーム。任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」の完成度を超えるゲームを目標に、ゲームクリエイターの中裕司氏らが開発を担当した。

 移動とジャンプだけで楽しめるというシンプルな操作、ステージ中に落ちている「リング」を最低1個でも持っていれば、敵の攻撃を何度受けようとミスにならないというゲーム初心者に配慮した親切設計、“高速スクロール”によるスピード感満点のアクション、主人公である「ソニック」のクールなキャラクター性、DREAMS COME TRUEの中村正人さんが作曲したBGMなど、センセーショナル、かつ画期的なゲーム内容は当時のゲームファンの心をガッチリと掴み、全世界で400万本を超える大ヒットを記録した。

ソニックが最初に駆け抜けるステージ「GREEN HILL ZONE(グリーンヒルゾーン)」

 同作の発売以降、ドリームキャスト、ニンテンドーゲームキューブ、ゲームボーイアドバンス、プレイステーション 2、Xboxなど様々なゲーム機向けにシリーズ作品が多数登場。主人公「ソニック」はセガのマスコットキャラクターとして、同社の看板を背負うほどの大人気キャラクターになった。

 2016年5月5日には、アメリカ・ニューヨーク州ロチェスターにある国立ストロング博物館(The Strong)の選定するビデオゲームの殿堂「World Video Game Hall of Fame」に選出され、殿堂入りを果たした。2021年現在、シリーズ累計本数は11.4億本を超える。

 また、ソニックの活躍はセガのゲームタイトル内に留まらず、「マリオ&ソニック ATオリンピック」シリーズや「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズ等、任天堂のゲームタイトルにも出演。目標にしてライバルであった「マリオ」との共演を実現した。さらに、TVアニメやコミックスといったメディアミックス展開も行なわれ、2020年公開の映画「ソニック・ザ・ムービー」では遂に実写映画化。全米興行収入1億4,600万ドルを超え、ゲーム原作映画史上最高興行収入記録を樹立した。

ゲームギア版「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のパッケージ
画像はNintendo Switch「マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック」のもの
画像は2020年公開の映画「ソニック・ザ・ムービー」のもの。ソニック・ザ・ヘッジホッグの声をベン・シュワルツさんが演じた

 セガは、ソニック30周年を記念して特設サイトをオープン。7月16日にはお祝いコメントを集めた特別映像「SonicRings」の第1弾を公開し、今後数カ月にわたって様々なジャンルの著名人より、ソニック30周年の歴史を振り返る企画を実施する。

 さらに、シリーズ最新作「ソニックカラーズ アルティメット」が、プレイステーション 4/Nintendo Switch/PC(Epic Games Store)向けに9月9日に発売予定となっており、2010年に発売された3Dアクションゲーム「ソニックカラーズ」のパワーアップ版として登場。本作には限定版「30thアニバーサリーパッケージ」も用意される。

 新作アニメシリーズ「SONIC PRIME」、実写映画の続編「ソニック・ザ・ムービー2」も2022年公開予定と、これからも様々なステージを音速で駆け抜けていくソニック。この世界で最も知られた“音速のハリネズミ”の30周年を祝して、いま一度、第1作「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」をプレイしてみてはいかがだろうか。

【ソニック30周年お祝いコメント「SonicRings」#1 Jirard Khalil(The Completionist)】
画像は9月9日発売予定「ソニックカラーズ アルティメット」のもの