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中四国最強クラスのPCショップ「ドスパラ松山環状枝松店」が明日オープン!
ゲーミングPC試遊コーナー、DIYブース、配信スペースなどをそろえた自作PCのテーマパーク
2021年2月26日 21:11
「見る 触る 試す シェアする」をキーワードにした体験型パソコンショップ「ドスパラ松山環状枝松店」が、愛媛県松山市に明日2月27日オープンする。オープンに先立ち、メディア向けの内覧会が開催されたので店内の様子をレポートしよう。
店は松山市の中心市街地から石手川を挟んだ場所を走る松山環状線沿いにある。専用駐車場は6台とあまり広くはないが、敷地を共有しているカラオケショップ、ゲームセンターとの共有駐車場が94台分ある。
オープン日:2021年2月27日
店舗所在地:愛媛県松山市枝松5-7-32 アミューズメントセンチュリー内
営業時間:11:30~20:00
※買い取り受付は19:30まで
※2021年3月1日以降は当面の間19:00まで営業
定休日:なし
駐車場:6台(専用)+94台(ゲームセンター・カラオケ共有)
面積:297㎡
約3倍の売り場面積で12年ぶりの凱旋
ドスパラが松山市に出店するのは2度目。新店舗の売り場面積は297㎡、これは2009年4月に閉店した旧店舗の約3倍の広さだ。店内には、自作パーツやゲーミング用ガジェット、配信用のマイクなど、約1,100アイテムがずらりと並ぶ。
コロナ禍で、都市部のPCショップに行く機会もなくなり、地方のPCユーザーたちはパーツの大半を通販に頼っているのが現状だ。そんな地方ユーザーの巣ごもり需要に応えて、なるべくユーザーの近くまでパーツを運び、実際に触って確かめる機会を提供することが、今回の出店の目的でもある。
触って確かめるというコンセプトの出店は、今回が3店舗目。昨年11月にオープンしたドスパラ座間相武台店、ドスパラ前橋インターアカマル店はいずれも関東で、西日本では今回が初出店となる。
店は2階建て。1階はBTOパソコンの展示とモニター、マウスやキーボードなど周辺機器の体験コーナーがあり、2階は主に自作用のPCパーツ売り場となっている。
1階には、ドスパラのオリジナルゲーミングブランドであるGalleriaのBTOPCをはじめ、ビジネス用やワークステーションなど多彩な用途のBTOPCが並んでいる。店で購入することもできるが、店で触ってみてから家でゆっくりとカスタマイズ構成を考えることができるのも、直販店の良さだ。
レジの横には大きなモニターと特設コーナーがあり、オープニングに合わせて開催されるRyzerフェアの準備が進められていた。
初めてPCを組む人にも優しい初心者コーナー
1階には、コンソールからゲーミングPCへの乗り換えを考える人向けの初心者コーナーもある。BTOPC展示スペースの一画に設けられており、初心者が手を出しやすい価格帯の定番のマウスやキーボード、ゲームパッドなどが並んでいる。
マウスもキーボードも触ってから買える
1階にある周辺機器売り場には、実際に触って感触を確かめられるよう、体験コーナーが用意されている。しかもただ触るだけではなく、例えばマウスのコーナーには、展示してあるすべてのマウスでFPS風のミニゲームを遊ぶことができ、実際のプレイ感覚に近い雰囲気を味わいつつ、選ぶことができる。
キーボードコーナーには、ゲーミングキーボードがLEDを点灯させた状態で展示されている。さらに、キーボードの基礎知識という、メカニカル式とメンブレン式の解説があったり、青軸、赤軸、茶軸、銀軸、黒軸の5つのCHERRY MXスイッチが、解説付きで展示されており、キーボードの知識がない人が自分にあったキーボードを見つけやすいよう工夫されている。
モニターのコーナーには、60Hz、144Hz、240Hzというゲーミングモニターでは定番のリフレッシュレートを、こちらもミニゲームで比べることができるコーナーがある。こういった違いも、なかなか普通の家電ショップでは体験する機会がないだけに、ここで初めて比べることができるという人も多そうだ。
2階は自作天国。3列の棚には細かいパーツがびっしり
2階には、自らも自作erだという店長さんが組んだNZXTのゲーミングPCや、昨年冬に発売されたばかりのIN WINのピンク色のMini-ITXケースなどの自作PCが展示してある。展示品の横には、使っているパーツがまとめて並んでいるので、それを丸ごと購入すれば同じ物を作ることができる。こんなPCが作りたいという相談にも、もちろん応えてくれる。
ケースも実際の雰囲気を見てもらいたいという店のコンセプトによって、レジ前に設置されたケースの展示スペースでは、通電させて光っているケースをくるくると回転させて雰囲気を見ることができる。
CPUやメモリ、グラボ、電源などの定番パーツは壁のモニターの一覧表から選んで買うことができる。今どきのゲーミングPCといえば、光ってなんぼなところがあるが、LEDライティング対応のケースファンは圧巻のラインナップが用意されている。さらに最奥の壁にはスライドする3列の棚に、グリスやケーブル、ネジなどの細かいパーツがこちらも怒涛のラインナップでひしめいている。
無料で使えるDIYコーナー「ドスパラボ」も完備
さらに、これらパーツ群の横には、工具と机が用意されたパソコンのDIYコーナー「ドスパラボ」が設けられている。結束バンドやネジなど一部の部品は無料で使うことができる。購入した部品をここですぐに組み立てるもよし、家のPCを持ち込んでの換装作業など、自由に使って欲しいとのことだ。
配信ブースではVtuberにもなれる
2階にはさらに、ゲーム実況の配信ができるブースもある。ここにはカメラやマイク、ATEM MiniやYAMAHA AG03といった定番機器がすべて完備されており、座るだけでも配信者気分を味わうことができる。さらに、正面のウェブカメラで自分の動きをキャプチャーしてVtuberになることもできる。ボイスチェンジャーまで用意されているので、バ美肉にあこがれている人もここで夢を体験できる。
ここに来ればワクワクがあるテーマパークのような場所
今回、店を内覧して地方の店らしからぬ商品構成の豊富さに圧倒された。秋葉原などのショップを見慣れている人にとっては普通と感じるかもしれないが、中四国ではPCパーツを自由に選んで購入できる店は本当に少ないのが現実だ。
それだけに、ドスパラ松山感情枝松店は商品に囲まれているだけでもワクワクでき、さらに体験することもできる自作PCのテーマパークのように感じられた。商品のラインナップについては、今後も入れ替えをしつつなるべくいまの点数を維持していくと矢野氏は語っていた。今後ずっと、ここに来れば最新の情報や商品が手に入る、中四国の自作erの聖地として、コミュニティと共に盛り上がって行ってほしい。
オープンに合わせてセールが開催される。オープニング商品の中には現在入手困難になっている第3世代RyzenやNVIDIAの3000番台GPUもラインナップされている。コロナ予防のため、店内には一定の人数しかは入れないので、整理券で対応する予定だそうだ。かなりの激戦が予想されるので、近くの人は明日に備えよう。