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「FFVII REMAKE」プレイレポート「ミッドガル八番街」探索編!
仲間との会話が楽しい! エアリスやセフィロスとの出会いは何度見ても胸熱
2020年3月2日 18:00
- 4月10日 発売
- 価格:
- 【通常版】
- 8,980円(税別)
- 【DIGITAL DELUXE EDITION】
- 10,455円(税別)
- 【パッケージ+フィギュアセット】
- 33,980円(税別)
いよいよ全世界待望のプレイステーション 4用RPG「FINAL FANTASY VII REMAKE(ファイナルファンタジーVII リメイク)」(以下、「FFVII REMAKE」)をプレイできる日が迫ってきている。発売される4月10日まであと1カ月ちょっと。「FFVII」ファンならずとも、期待せずにはいられないスクウェア・エニックスが贈る超大作だ。
今回の試遊会で新たに、TGS2019などで試遊できたガードスコーピオン戦のその後のストーリー、ミッドガル八番街を探索することができた。本稿では、そこで感じた新発見などインプレッションをお届けしていきたい。
【「FINAL FANTASY VII REMAKE」事前体験レポート特集】
【「壱番魔晄炉」・「八番街」・「伍番魔晄炉」エリア体験レポート】
▼「FFVII REMAKE」、「壱番魔晄炉」潜入のゲーム冒頭を体験!
ゲームの流れがついに判明。そして、ジェシーファン爆増の予感!
▼「FFVII REMAKE」プレイレポート「八番街」探索編! エアリスやセフィロスとの出会いは何度見ても胸熱
▼「FFVII REMAKE」、ギミックたっぷり追加「伍番魔晄炉」を体験
新しいのに懐かしいエアバスター戦までの道のり
【エアリス・ティファ体験レポート】
▼エアリスが可愛すぎて尊い「FFVII REMAKE」試遊レポート!
回復だけじゃなく前線で戦えるバトルシーンを解説
▼可愛くて強いティファはやはり正義! 「FFVII REMAKE」試遊会でわかったティファの魅力を紹介
【アプス戦体験レポート】
▼「FFVII REMAKE」アプス戦で感じた「回復」管理の重要性
戦闘はマネジメントが大事! アクションゴリ押しでは突破できないバランス
ストーリーではアバランチメンバーとの会話が楽しい!
瓦礫をかいくぐりながら、細い通路をアバランチメンバーと共に移動する場面では、下水道から続く道を移動中にビックスが「自分の身体が臭い」と発言し、匂いが気になることをメンバーに打ち明けたり、ジェシーやビックス、ウェッジ達とも仲良く会話するシーンを楽しむことができる。
さらにガードスコーピオン戦の前にも、バレットがクラウドに「おまえいくつだ?」と年齢を尋ねるシーンがあるのだが、クラウドがソルジャーの階級「ファーストだ」と返答すると、「はいはい、ファーストね。1歳かな?」とすかさずバレットがからかってみせたりする。
こういったアバランチメンバー達の日常会話が展開されるのも実に面白い。「FFVII REMAKE」では、バレットのキャラクター性がいい意味で面白くコミカルになった印象を受けたのだが、クラウドに素っ気ない態度でツッコまれるシーンでは、思わずクスッとしてしまうようなやり取りの会話もたっぷり盛り込まれている。
特定のイベントシーン以外でも日常的な会話を聞くことができるので、キャラクター達が「FFVII」の世界で息づいているんだなぁと、非現実的な世界をリアルに感じることができる。些細な会話が垣間見えることで、物語への没入感もグッと高まるのである。
マテリアを育成して強化! お馴染みのシステムも健在
オリジナル版「FFVII」で画期的だったシステムといえば、やはりマテリアではないだろうか。「FFVII REMAKE」では、従来のマテリアを成長させていくシステムはそのままに、バトルシステムがアクションになったことで、新たに登場するマテリアなども存在する。マテリアを使用したバトルも、より新しい感覚で楽しむことができるようになっている。
マテリアは単体で効果を発動する独立タイプのものと、そのマテリアと組み合わせて使用する、支援タイプが存在する。武器や防具などの装備品に付けることで、マテリアの力を借りて攻撃や回復などの魔法や、コマンドアビリティが使用できるようになる。
武器などには、スロットと呼ばれる穴が空いており連結している場合、複数のマテリアを組み合わせて、効果を掛け合わせることができる。例えば、魔法マテリアと、支援系の「ぞくせい」マテリアを組み合わせれば、通常攻撃に属性攻撃が付与されるようになる。
そしてマテリアは、戦闘することで経験値とは別でもらえるAP(アクションポイント)で成長していく。「ほのお」のマテリアを育成すれば、ファイア・ファイラ・ファイガといったように、より強力な魔法が使えるようになりパワーアップしていく。戦闘シーンに合わせて、マテリアの組み合わせを試行錯誤したり、APで成長させていくシステムは「FFVII」の醍醐味でもある。
マップを移動していると、木箱など壊せるオブジェクトが存在する。□ボタンを押して攻撃アクションをすると壊すことができ、中から様々なアイテムを拾うことができる。さらに、バトルで最重要アイテムであるマテリアもマップ上に落ちているので、必ず拾っておきたい。
八番街では、ジェシーから回復マテリアをもらうことができる。さらにマップ上で拾えたのが「FFVII REMAKE」で新たに登場する回避マテリア。装備することで敵の攻撃を回避した直後に、すぐさまテンポよく攻撃を繰り出すことが可能になる。本作から新たに登場するマテリアで、果たしてバトルアクションがどう変化するのか。非常に楽しみである。
ジェシーに誘導されながら住宅街を歩いていると、突如フラッシュバックに襲われ街中が炎に包まれる。そして炎の中には銀色の長髪姿の男性が。その後ろ姿だけでも、強烈なインパクトを残すセフィロスの初登場シーンである。クラウドの目の前に突如現われた人物は実在しているのか、それとも幻覚なのか……。オリジナル版の「FFVII」をプレイしていても、思わず引き込まれてしまうストーリーが次々と展開される。
運命を感じるエアリスとの出会い
さらに八番街というと、クラウドとエアリスが初めて出会う場所でもある。先日公開された「FFVII REMAKE」のオープニングムービーでも繰り返し何度も見ていたシーンなのだが、実際にゲーム内でエアリスが目の前に登場すると、何とも言えない感動が沸き上がってきた。
エアリスと会話する場面で花を貰うと、その後クラウドの胸元には、エアリスに付けてもらった黄色い花がちゃんと飾られている。警備兵に追われるシーンでもその花がチラッと映り込み、そのたびにエアリスを思い出しほっこりした気持ちになった。
「FFVII REMAKE」では、キャラクターのビジュアルや、感動的な名シーンまで最新のグラフィックスによってリアルに再現されている。クラウドのバスターソードに装着されたマテリアも、設定画面で装備したマテリアの色が反映されているのが実際のゲーム画面で、目に見えてわかることにも感動してしまう。こういった細部への演出にも開発陣のこだわりが感じられ、23年の時を経て作品がとてつもなくアップデートされているのを実感する。
通常のバトルでも手に汗握る攻防が楽しめる
壱番魔晄炉の深層部に爆弾を仕掛け、ガードスコーピオンを撃破した後は、アバランチメンバーとともに魔晄炉から移動し、八番街へと脱出することになる。魔晄炉が爆破された衝撃で、街では高速道路が崩れたり火災が発生するなど、住民たちもパニックになっている様子。その予想以上の光景を目の当たりにしたクラウドだが、街では神羅の警備兵に追われる身になってしまう。
八番街では一旦アバランチメンバーと別れ、単独で駅へと向かうクラウドだったが、その道中に立ち塞がる大きな盾を構えた警備兵部隊長にかなり苦戦することになった。敵のHPゲージの下にあるバーストゲージを貯めると、バースト状態となった敵に通常よりも大きいダメージを与えることができるようになる。戦闘ではいかに効率よくバースト状態にできるかが、敵を早く倒せるか討伐スピードに影響してくる。
バーストゲージは攻撃することで溜まっていくのだが、相⼿の弱点を突くなど攻撃⽅法によっても溜まりやすさが変わってくる。盾持ち警備兵に苦戦した理由は、バトル直前にほのおマテリアを装備から外してしまっていたのが原因だ。さらに、マテリアは戦闘中には変更することができなくなっている。
敵は全身をガードできる巨大な盾を装備しており、クラウドの物理攻撃では微量なダメージしか入らず、さらにその時の装備ではマテリアのまほうが使えない状態。そのため、相手が盾から身体を出して攻撃してきた一瞬を狙って、カウンター攻撃をお見舞いする。この作業をひたすら繰り返していたら、1人討伐するのに意外と時間が掛かってしまった。盾を構えていない背後から攻撃をすればもっと早く討伐できたのかもしれない。
バトルシーンでは、マテリアのチョイスがカギを握るなということを改めて実感させられた。「FFVII REMAKE」では、通常モンスターとの戦闘もなかなか油断できない。相手の弱点を上手く突けるかどうか、立ち回り次第でザコ敵ですら強敵になり得るのである。
本作のバトルは爽快感があるアクションだけではなく、実はマテリアの配置やバーストゲージ、使用する属性など戦略を考えて挑むことが攻略への近道となる。戦闘中は、ただボタンを連打するアクションと、コマンドを入力すればいいRPGでしょ? と思っていると、意外と痛い目を見ることになる。
手に汗握る戦闘を繰り広げ何とか警備兵を倒し、アバランチメンバーと共に列車に乗り込んだ所でプレイ終了となった。マップを探索しながら敵と遭遇するバトルシーンでは、通常の敵ですら倒すのに苦戦することがかなりあった。実際にプレイしていたのはストーリー的には、物語が動きだす前の序盤も序盤といった部分なのだが、体験してみるとかなりゲームをやり込んだ感覚になっていた。
さすがBlu-ray2枚組にもなるだけあり、濃厚なストーリー展開と、アクション要素満載のバトルが思う存分楽しめる。第1作目だけでもクリアするまでにどれだけの時間が必要になるのか、もはや想像すらできないのだが、その間クラウド達と濃密な時間を過ごせると考えるだけでも、思わずワクワクしてしまう。じっくり腰を据えて長くプレイできる超大作であると、改めて体感することができた。
「FFVII REMAKE」はファンの期待を裏切らない、むしろ想像を超えた作品に仕上がっているので、さらに期待に胸を膨らましつつ、発売日を楽しみに待ちたい。
©1997, 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA/ROBERTO FERRARI
LOGO ILLUSTRATION: © 1997 YOSHITAKA AMANO
※本作は1997年に発売された「FINAL FANTASY VII」(原作)のリメイク作品です。ミッドガル脱出までの原作を元にオリジナルの要素を加えた作品となり、複数作で展開予定の第1作目です。
※画面は開発中のものです。