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「プレイステーション」と「セガサターン」がBANDAI SPIRITSのプラモデルに
“組み立てることで構造を知る”企業コラボ「Best Hit Chronicle」、第2弾は日清と!
2019年9月27日 18:51
- 2019年2月発売予定
- 価格:各2,500円(税別)
本日9月27日より東京ビッグサイト青海展示棟にて開幕した「第59回 全日本模型ホビーショー」のBANDAI SPIRITSのブースに、一際目立つ黄色いディスプレイのもとに出展されていたのが、同社が2020年より展開予定のプラモデルの新規シリーズ「Best Hit Chronicle(ベストヒットクロニクル)」だ。
昭和から平成にかけて世に送り出されたヒットプロダクトを、世界でも随一のプラモデル成形技術を持つBANDAI SPIRITSがキット化し、これまであまりプラモデルに触れたことのない人にも、現在のプラモデルのクオリティをアピールするというのがこの企画の趣旨であり、同社と各メーカーとのコラボによって実現している。
その第1弾となるのはなんと、弊誌読者にも馴染み深い1990年代に栄華を極めたゲーム機、「プレイステーション」と「セガサターン」だ。近年、ミニサイズのゲーム機が各社から発売される中、BANDAI SPIRITSはなんとヒットゲーム機をプラモデルで立体化してしまった。
プラモデル化するからには、単なる立体化でなく、内部構造も実物を参考に忠実に再現し、基板とそこにある電子部品、CDのピックアップ、コントローラーとその内部構造までわかるようになっている。概念としては車や航空機などのスケールモデルと同じ感覚で、組み立てることでその構造を知る/新しい発見があるというコンセプトも含んでいる。ちなみに今回の2機種は、実機を分解してその内部構造を参考に設計し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントやセガの監修を受けているそうだ。
もちろんキットは、同社のプラモデルの設計/成形技術を導入していて、質感なども実物を忠実に再現すると担当者の談。例えばセガサターンのコントローラーは、中央のボタンがある部分は光沢があり、周囲はざらざらとしていて、そうしたデザイン上の質感なども再現される。
また冒頭でも述べた通り、プラモデルに触れたことがない人にも作りやすいよう考慮されて設計されていて、パーツ自体はさほど多くはならない予定だ。内部のパーツは未塗装となる予定だが、説明書には他のプラモデルと同様、基板や電子部品のカラーリングのレシピも載せたいと考えているとのこと。可動ギミックに関しては、ソフトの出し入れをするディスクカバーの開閉のみとなるようだ。
この「Best Hit Chronicle」は、既に第2弾も決定していて、そのコラボ企業は「カップヌードル」などで知られる日清食品だ。第1弾の2社とはまったく別のベクトルの企業であり、どんなものがキット化されるのかは未定だが、そこに展示されていた商品から予想をしてみるのもいいだろう。
またこのプロダクトでは、BANDAI SPIRITS側からの企画のみならず、BANDAI SPIRITSと一緒にコラボをしたい、プラモデルを作ってほしいという企業側からの提案も受け付けているとのこと。新たな企業とのコラボによって、これから一体どんなプラモデルが出てくるのかも大いに楽しみとなった。