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PS4版「原神」をTGS2019でプレイ! 何かと「ゼルダの伝説 BotW」フォロワーでありつつも、キャラクターの描き分けとアクションが光る作品に

2020年 発売予定

価格:未定

 TGS2019にて、オープンワールドRPG「原神」が出展されている。「原神」は、「崩壊3rd」などで知られる中国のゲームメーカーmiHoYoが開発し、2020年発売予定。価格は未定だ。

 今回、TGS会場では2つのタイプの「原神」がプレイできる。ひとつは、miHoYoブースにあるスマートフォン版。もうひとつは、PlayStationブースにあるPS4版だ。今回はPS4版をプレイできたので、この模様をお伝えしたい。

miHoYoブースの「原神」コーナー
UIが操作方法は異なるが、基本的なゲームシステムはスマホ版もPS4版も変わらない
PS4版があるPlayStationブース

 「原神」が話題になっていることのひとつとして、Nintendo Switch「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(BotW)と非常に雰囲気が似ている、ということがある。どれくらい似ているかというと、ビジュアルの作り方、アクションの動き、敵の造形などなど。

 岩肌を登ることができたり、高いところからグライダーを使って移動できたり、植物を回収したり、動物を倒すと肉を落としたり。とにかく心配になるくらい共通点があるのだが、一方でまったく新しい点もある。

【Genshin Impact | Gameplay Trailer | PS4】

 まずキャラクターの豊富さだ。本作で、プレーヤーは「旅人」として世界を冒険することになるが、試遊版では4人のキャラクターを随時切り替えながらプレイできた。

 剣の斬撃と炎の魔法で攻めるタイプ、弓矢を扱うタイプ、氷の魔法で敵の足を止めつつ、素早いステップで切り刻む短剣タイプ、そして範囲攻撃ができる魔法タイプ。いずれも特徴的で、得意分野がそれぞれ違う。キャラクターはいずれもアニメ的であり、そのために印象が「BotW」とはかなり異なる。

「原神」ビジュアル

 また本作の中で「元素」と呼ばれる魔法アクションも特徴的だ。「元素」の発動パターンは2種類あり、ひとつは強攻撃にあたるもの、もうひとつはカットシーンが入る強力な必殺技となっている。

 たとえば上記の氷+短剣のキャラクターであれば、通常攻撃では細かく剣を振り、強攻撃は敵を凍らせる氷魔法を前方へ放つ。この氷魔法は敵の動きに作用するだけでなく、フィールドの水も凍らせられる。

 さらに必殺技になれば、氷魔法の弾が敵をホーミングして周囲に継続的なダメージを与え続ける。強攻撃はクールタイム数秒、必殺技はクールタイム数十秒といった感じでいつまでも連続では使えないが、立ち回りの中で上手く織り交ぜていくような感じだ。

アクションの手応えや演出が凝っており、触ってみると新鮮さを感じられる。印象としては悪くない

 すべてのキャラクターは元素を扱えて、さらに攻撃方法がまったく違う。敵の特性に合わせて上手くキャラクターを使い分けていくような戦いがセオリーになるようだった。

 今回の試遊で見られた範囲はこれくらいだが、資料によれば最大4人のオンラインプレイに対応するという。試遊版のシステムを見る限り、オフラインのソロモードでは自分でキャラクターを切り替えながら、オンラインプレイでは4人が協力して冒険するのではないかと思う。

 キャラクターはどれくらいいるのか、どんなストーリーが描かれるのか、ゲームはどのように展開していくのか。現時点では一部が公開されているが、いずれにしてもまだ全貌は見えていない。新たな情報が公開されることを楽しみに待ちたい。