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激しく動き、地形を利用、多彩な武器、そして他の惑星でも戦う! 別次元の進化を遂げた「ボーダーランズ3」世界同時ゲームプレイ初公開イベント
2019年5月2日 05:27
2Kは、日本時間5月2日深夜2時に“「ボーダーランズ3」世界同時ゲームプレイ初公開イベント”を開催、開発者の解説によりゲームのディテールが明らかになった。放送は同時通訳によりきちんと日本語でも語られ、様々な情報が得られた。本稿ではそのポイントを紹介していきたい。
「ボーダーランズ3」は9月13日発売予定のプレイステーション 4/Xbox One/PC向けシューティングRPG。「パンドラ」という惑星を舞台に宇宙人の遺産である“Vault”を求めるVaultハンター達が戦っていく。「ボーダーランズ3」ではついに惑星を飛び出し、他の惑星までも登場する。イカした世界感とノリ、そして凝ったゲームギミックが魅力の作品だ。
より激しく、スタイリッシュに! アクションたっぷりのシューティング体験
「ボーダーランズ」シリーズは“シューティングRPG”というユニークで唯一無二なゲーム性で人気を集めた。プレイ感覚はFPSでありながら、山のように出る戦利品アイテムでパワーアップしていくという「Diablo」的な「ハック&スラッシュ」のゲーム性を盛り込んでいる。武器には特性や装弾数、属性があり、単純に数値が良いだけには留まらず奥深いアイテムハントが楽しめる。
「ボーダーランズ3」では武器によっては2種類の特性を持つ武器も登場する。通常の弾だけでなく、切り替えるとロケット弾にできたり、複数の属性を使いこなしたりできる。また武器による外見だけでなく、リボルバーやマスケットタイプなど、同じ拳銃カテゴリーで撃ち方のモーションも異なるなど非常に凝っている。
そしてアクションである。FPSである戦闘システムはそのまま、非常にスピーディーでスタイリッシュなものとなっている。デモプレイで使用した「アマーラ」は特殊な超能力を使うキャラクター。その超能力は手を押し当てて相手にエネルギーをたたき込む“格闘系”である。
デモプレイでは「ボーダーランズ3」ならではの進化した戦闘シーンを披露。今作ではスライディングが可能で、さらには上ることができる障害物も多数用意されている。敵と戦いながらアマーラはスライディングで物陰に滑り込み、高い足場からジャンプ、格闘攻撃をたたき込むという非常にカッコイイ戦いを繰り広げた。
今作ではオブジェクトの活用も注目点の1つ。ドラム缶を掌底で弾き飛ばし敵の近くで撃って爆発させたり、パイプを撃つことで中の液体を敵に浴びせかけ、それに発火させ大ダメージを与えるという戦いも見られた。必殺技もド派手だ。スキルは最初期から3種類用意されており、自分の好きなプレイスタイルにこだわった育成が可能だという。
そしてシリーズの中で貫かれているノリと世界観は健在だ。クラップトラップはしゃべり方が超ウザイポンコツロボットで、しかも毒舌だ。シリーズの“お約束”として、冒頭から磁石で吊り下げられプレーヤーを誘い込むエサとして使われ、そして地面に叩きつけられるなどひどい目に遭いまくりだ。でも、全然めげない。プレーヤーを自分の大活躍を助ける助手くらいにしか思ってないなど、そのノリが楽しいのだ。
ボスの登場シーンや、思わず隅の隅まで探したくなる探索要素、派手なアクションに、シリーズでプレーヤーを導くキャラクター「リリス」の登場など、ファンの心をくすぐり、今作が初めての人もその派手でハジけたノリに魅入ってしまうデモプレイが続いた。
アイテムの取り合いがなくなる! ユーザーの意見を取り入れて進化するシステム
そしてCo-opプレイである。「ボーダーランズ」シリーズは協力プレイが大きな魅力だ。今作では協力プレイにもかなりユーザーの意見が取り入れられている。大きいのが「アイテムの奪い合いがなくなった」ところだ。
アイテムボックスをあけると様々なアイテムが出てくるのだが、今作ではインスタンスになった。自分が見えているアイテムと協力プレイをしているプレーヤーのアイテムが全く違うものとなるのだ。このため前作までのアイテムの取り合いが発生しなくなった。
また敵の強さは参加プレーヤーそれぞれで調整される。このため高レベルプレーヤーが低レベルのミッションに参加した場合、ダメージが低くなるなどの調整も入るという。もちろん得られるアイテムは自分のレベルに見合った物になるのでアイテムハントの楽しさはこれまで以上にふくらむようだ。
協力プレイではもう1人のプレーヤーは「ゼイン」を使用した。様々な戦闘機械を使いこなすキャラクターで、拳銃に足が生えたようなロボや、敵に突っ込んでいく空飛ぶロボなどを使う。かなり支援攻撃に向いている印象だ。また、非常に特殊な武器として、大きなエネルギー球を発射する銃も紹介された。ユニークな武器も「ボーダーランズ3」の特徴だ。
ボス戦では「マウスピース」という身体ががっちりした敵が相手となる。スピーカーに囲まれた部屋で、イコライザーになっている盾を構えて戦うキャラで、縦で一定数敵の攻撃を防ぐとスピーカーから音波攻撃をしてくる。倒すと音を発射するライフルが入手できる。敵ボスを倒すとボスが持っていた武器を使いこなすことができるところも本作の面白いところだ。
ついに惑星を飛び出した冒険に! 拠点の宇宙船も魅力たっぷり
そして“拠点”である宇宙船が紹介された。「ボーダーランズ3」では、「サンクチュアリIII」という宇宙船に乗り込むことができる。ここでは武器の選択、カスタマイズ、様々なボスを倒したトロフィーの展示など、プレーヤーの拠点として様々な要素が詰め込まれている。
武器のカスタマイズも可能で、試射もできる。また、冒険中取り逃した武器をストックしておくことも可能だ。アイテムの多くを持ち帰ることができ、じっくり吟味できる場所があるのは魅力的だ。宇宙船の中にはシリーズで登場したキャラクターと会うこともできる。
そして宇宙船は他の星に行くこともできるのだ。今回は「プロメテウス」という巨大企業のビルが建ち並ぶ惑星での戦いが紹介された。パンドラとは全く違う雰囲気だ。「ボーダーランズ3」のPVでは様々なフィールドが紹介されていたが、別の惑星で、全く異なる体験が楽しめそうである。
「ボーダーランズ3」はかなり凝った、そしてエキサイティングなゲームとなるのが伝わってきた。「ボーダーランズ3」は5年もの開発期間をかけ、かなりボリュームたっぷりな、大作となるのが今回のイベントでよくわかった。E3やgamescomなど、今後のイベントでの情報も楽しみだ。