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コントローラーにおもちゃをセットして遊ぶ、UbisoftのSFアクションADV「スターリンク バトル・フォー・アトラス」を体験
2018年8月24日 07:34
Ubisoftはプレイステーション 4/Xbox One/Nintendo Switch用として開発しているアクションアドベンチャー「スターリンク バトル・フォー・アトラス」をGamescom 2018に出展した。本作は北米と欧州では10月16日に発売される。日本でも2019年の発売が決まっている。今回はメインストーリーでこなす序盤のクエストを試遊することができたので、インプレッションをお届けしたい。
本作はスペースシップに乗って広大なオープンワールドの惑星を旅しつつ、そこにあるクエストなどをこなしていくというアクションアドベンチャー。プレーヤーは宇宙各地から集まったパイロット達のリーダーとして、スターシップのカスタマイズや、アトラス星系の探索を行いながら、グラックスが率いている「忘れ去られしレギオン」との戦いに挑む。
キャラクターやスターシップのフィギュアをコントローラーにセット
本作の大きな特徴は、オモチャとの連携だ。キャラクターやスペースシップはソフトに同梱されているフィギュアをコントローラーに接続することで、ゲーム内でも使用できるようになる。今回は試遊ということで豊富なバラエティの中から選ぶことができたが、実際の商品ではスターターセットにスペースシップ1機とキャラクター1人、3つの武器が付属する。別売りのスペースシップには、同じくキャラ1体と武器1つが付いており、武器だけのセットも用意される。また、翼に装着することで、機体の防御力を上げることができるオプションパーツもある。
ゲームで遊ぶ時には、まずは使いたいキャラクターを、コントローラーの所定の位置にはめ込む。すると画面にそのキャラクターが表示される。次にスペースシップの機体を、キャラクターに被せるようにセットする。最後に武器を機体の両翼に差し込めばセットは完了だ。
機体にはスピードタイプや攻撃力重視、エネルギー重視、防御力重視と性能に差があり、デザインもそれぞれに異なっている。機体の翼は取り外しが可能で、例えば攻撃力重視の機体に、防御力重視の翼を付けると機体の基本ステータスがやや防御力重視へと変更される。武器も氷のミサイルランチャーや地面にダメージエリアが残るグラビティガン、ガトリングや火炎放射器などいろいろな種類があるので、基本性能も攻撃方法も自由にカスタマイズが可能だ。ただし、もちろんそのパーツを実際に所有していなければ使うことはできない。
プレーヤーはこうして作り上げたスペースシップをくっつけたままのコントローラーでプレイすることになる。かなりしっかり固定されているので、プレイ中に多少エキサイトしても取れてしまう心配はない。むしろ外す時に結構な力を込めないと外れず、壊してしまわないかビクビクした。
装着したスペースシップや武器はいつでも取り外して交換することができる。ボスなどの敵には、苦手な武器が設定されており、戦闘前にこの武器を付けた方がいいよという武器が3種類ほど表示された。この情報を元に武器を付け替えると有利に戦えるというわけだ。
また、うっかり敵に倒されてしまった時には、機体を交換する事でコンティニューが可能だ。交換する機体がない時には、近くのリスポーン地点に飛ばされてやり直しになるので、サブの機体を持っている意味は大きい。
スペースシップの操作は「R1」ボタンを一度押すと「飛行」、もう一度押すと「停止」。左右のスティックで方向と高度を調整する。攻撃は「RT」と「LT」ボタンがそれぞれ左右の武器に対応している。「B」ボタンはブーストで、一定時間移動スピードを大幅に上げることができる。「Y」では攻撃を防ぐシールドを展開、「X」はNPCと話したり、アイテムにインタラクトするために使う。戦闘では左右にセットした武器を「RT」と「LT」キーで使い分ける。
大気圏に突入して、惑星「Haven」へ
試遊はメインキャンペーンの中のエピソードを体験した。キャラクターにはRazorという女性キャラを選んだ。スペースシップはエネルギー重視のもので、武器はボルテックスランチャーと、フロストミサイルを選択した。
舞台は惑星「Haven」。青い海と赤紫色の大地を持つ惑星で、赤紫の大地には緑色のクローバーのような模様が浮かんでいる。惑星に接近するところから始まる。どんどん近づいていくとやがて周囲が赤く燃え始めて大気圏に突入したことがわかる。何層かの雲を超えると、さっきまで模様のように見えていた地形が、いきなり高低差のある広大な風景に変わる。この大気圏突入は全てシームレスで、星へと突入していくワクワクドキドキ感をたっぷり味わうことができた。
本作は宇宙規模のオープンワールドになっており、プレーヤーはハイパードライブを使って星から星へと自由に行き来することができる。ただし始めて降り立つ星はマップの大半がマスクされていて侵入することができない。マスクされた部分と入れる場所の境界には、敵が潜む赤い靄が立ち込めている。モヤの中にいる敵を全て倒せば、その周辺のエリアがアンロックされるらしい。
今回の試遊では、ひとまずモヤは放置して、クエストマークを追いかけた。最初に選んだキャラクターは操縦者として画面に出ているが、操作できるキャラクターとしては登場せず、NPCとの会話や施設の操作などは全てスペースシップに乗ったまま行なう。マップ上にはところどころに鉱物のようなものがあるが、そういったアイテムの収集もスペースシップで行なう。
メインストーリーのクエストを追ってボスと遭遇
最初のクエストはEliという探鉱者から協力を仰ぐために、彼が探しているレアなマテリアルを入手すること。クエストポイントはマップとフィールド両方に表示されるので、マーカーを目指して進めば労なく目的地にたどり着くことができる。鉱物の周りには敵がいるので、一掃した後鉱物を手に入れて戻ると、報酬として経験値や装備強化のためのMODをくれる。
MODには、機体用、武器用といくつかの種類があり、さらに防御用、攻撃用といった違いもある。手に入れたMODはカスタマイズの画面でセットすることで、性能を上げることができる。
Eliは、必要な情報を得るために壊れたDreakをハッキングしろと教えてくれる。Dreakの側にも敵がいるが、ハッキング中はDreakから離れることができないため、空に逃げることができない状態で複数の敵と戦わなくてはならない。何度か機体を失いつつ、なんとかハッキングを終了して次のクエストに向かった。
次はRegulatorを両方の武器でバランスよく攻撃することで、エネルギーをチャージしていく。そうして得た情報を解読するためにGlimmer City遺跡に向かうが、そこにFire Giantという巨大な敵が襲ってくる。Fire Giant戦では「Hailstorm」、「Frost Barrage」、「Freeze Ray Mk.2」といういずれも氷系の3つの武器がおすすめされる。今回はすでに「Frost Barrage」を付けているのでそのまま戦った。しかし、戦闘が始まってすぐの大技であっさり倒されてしまった。
ボスの攻撃は「Y」のシールドで防御しなければ大ダメージを食らってしまう。スターシップでのドッグファイトは人間のキャラクターとかかなり操作感が違うので、慣れないうちはなかなか敵を正面に捉えるのが難しく、背後から攻撃を受けては倒されるということが続いた。結局全部の機体を失ってこの時にはボスを倒すことはできなかった。
スイッチ版にはスターフォックスの人形が付属
これまでもフィギュアに埋め込まれた情報をNFCで読み取ってゲーム内で使えるような、おもちゃとゲームとの連携はあったが、本作はコントローラーにセットして自機をブロックのようにカスタマイズしながら戦えるというところが、フィギュアとゲームをより密なものにしている。武器を取り換えると、ゲーム画面でも新たな武器を組み立てて設置するアニメーションが見られるなど、ボタンを押して選択するだけでは味わえない面白さがある。
Switch版にはスターフォックスがゲストキャラクターとして登場する。任天堂のブースでは、スターフォックスも含めたイメージイラストが飾ってあり、スイッチ版の試遊台も設置されていた。おもちゃとゲームの絶妙なコラボをぜひ自分のSwitchで体験して欲しい。
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