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「CEDEC 2018」で任天堂の宮本 茂氏が基調講演を実施

10年前の講演を振り返りつつ「どこから作ればいいんだろう?から10年(仮)」として講演

7月2日 発表

 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(以下、CESA)は、8月22日より8月24日までの3日間、パシフィコ横浜会議センターで開催する「Computer Entertainment Developers Conference 2018(以下、CEDEC 2018)」の基調講演の講演者および講演テーマを決定した。

 なお、CEDEC 2018の受講申込みは「登録システム開発上の不具合の対応」を理由として、受付開始はを当初予定していた7月1日より7月9日に延期されている。

任天堂代表取締役フェロー宮本 茂氏(写真はE3 2018においてUBI Press Conferenceに登壇した際のもの)

 会期初日の8月22日の基調講演は、「どこから作ればいいんだろう?から10年(仮)」のタイトルで任天堂代表取締役フェロー宮本 茂氏が登壇する。基調講演は9時45分より11時05分まで。

 宮本氏の登壇はCEDEC 2008以来2度目で、2008年には「どこから作ればいいんだろう?」のテーマで 「Wii Music」の開発を中心に、ゲームのプロデュースやユニバーサルデザインの考え方、また日々のものづくりの小さなこだわりは何か? などについて講演した。10年の歳月を経た2018年は、2008年の基調講演内容を振り返りながらゲーム制作の現状について講演を行なう予定。

慶應義塾大学環境情報学部教授大学院政策・メディア研究科委員長村井 純氏

 また、会期最終日の8月24日には慶應義塾大学環境情報学部教授大学院政策・メディア研究科委員長村井 純氏が登壇する。全人口の半分を超える数の人がインターネットに参加しているという現在、「日本のインターネットの父」として知られる村井氏独自の視点で「インターネット文明における空想と現実」について紹介する。講演は9時45分より11時05分まで。

 なお、CEDEC運営委員会は「ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査」を7月31日まで公式ページにて実施する。この調査は専修大学ネットワーク情報学部の藤原正仁准教授とともに実施するもので、対象は商業ゲーム開発に携わる開発者。調査に協力すると抽選でCEDEC 2018レギュラーパスなどが進呈される。