ニュース
「Call of Duty: Black Ops 4」マルチプレイ体験レポート
とことんまでプレイスタイルにこだわり、新たな戦場を戦い抜け!
2018年6月22日 15:54
様々な新タイトルが目白押しだったE3 2018、本稿では期間中伝えられなかった「Call of Duty: Black Ops 4(以下、「BO4」)」のマルチプレイの体験を紹介していきたい。
「BO4」はシリーズ初のマルチプレイがメインのコンテンツとなると予告されている。プレーヤーは装備や、パークのカスタマイズだけでなく、「スペシャリスト」というキャラクターを選び、その特性で大きくプレイが変わっていく。自分のプレイスタイルに合ったスペシャリストを選び、武器や特性を強化していくこととなる。
接近戦が好き、狙撃をしたい、火炎放射器を使いたい……などなどプレーヤーには自分のやってみたい戦い方がある。「BO4」はそのプレイスタイルをとことんまで追求できそうである。今作は広大な地域を舞台としたバトルロイヤルモード「ブラックアウト」もある。状況やマップによっても戦い方は異なってくる。自分が育て上げたキャラクターと、磨いたプレイスタイルでどう生き残っていくか、友人達とチームを組み、役割分担して戦うといった、オンラインFPSならではの特性を最大限に活かした作品となりそうである。
会場ではエリアを奪いあう「ドミネーション」と、ランダムに出現するポイントを奪いあう「コントロール」という2つのゲームモードを体験できた。「CoD」シリーズは武器の攻撃力が高めで倒されやすい。このため何度倒されても立ち向かい、戦場を駆け回るスピーディーな展開が多い。「BO4」も同様で、ドミネーションでは戦場を駆け回り、ポイントを奪いあう早い展開が続いた。
今作で面白いのはHP回復が所有アイテム化されているところだ。このため撃ち合いで運良く生き残れば体力回復する余裕がある。しかもこの回復はクールタイム後再使用ができた。また走っている時にしゃがみボタンで出せるスライディングは滑っている感覚が楽しかった。あくまで2回のプレイ体験だが、スペシャリストによってスライディングの出しやすさなども異なるようで、もっとたくさん、しっかり体験したいと感じた。
「コントロール」はランダムでアクティブになるポイントを奪いあう戦い。マップ自体が船の中のような特殊な場所で、上下に分かれていたり、ポイントにも意外な入り口があったりしてトリッキーな雰囲気だった。強引に敵陣に潜入して敵を排除すれば得点が稼げるが、裏口の存在や、数を集めての正面突破には対処しきれなかったり、駆け引きが熱いと感じた。
例えば数人で正面に弾幕を張り、裏口から挟撃しようとすれば防御側はかなり苦しくなる。倒されると防御側もポイントから離れた場所でリスポーンするのですぐに加勢しにくいのだ。しかし逆に攻撃側の背後を突くチャンスでもある。防御中に撃たれ、復活したときにはポイントをすでに奪われていたり、攻守の交代が非常に激しいルールだと感じた
繰り返すが本作が秘めたポテンシャルはもっともっと深い。マルチプレイトレーラームービーでは離れた場所に瞬時に移動できるワイヤーガンや、衝撃波で敵の集団を吹き飛ばす武器まである。キャラクターの特性を理解し、練習を繰り返すことでさらにワクワクできる戦いを体験できそうである。
「CoD」シリーズは例年、発売前に日本も含んだ形でのテストが開催されている。ここでマルチプレイのディテールが明らかになるはずである。テスト時はもっとしっかりやりこみ、本作の特性を学びたいと思う。
そして「BO4」はこのマルチプレイだけではない。大きくテイストが異なるゾンビマップが3本も収録され、さらにシリーズ最大のマップを使ったバトルロイヤル「Blackout」が用意される。バトルロイヤルが流行していく中で、「BO4」ならではの面白さとはどのような物になるか、注目したいところだ。