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さらなる爆発を! 竜巻のすさまじい力を実感できる「ジャストコーズ4」プレゼンテーションレポート

6月11日 開催

 爆発、爆発、そして竜巻! 「ジャストコーズ」がさらなる大破壊をもたらすために帰ってきた。スクウェア・エニックスが日本での発売もアナウンスしたプレイステーション 4/Xbox One/PC(Steam)用アグレッシブ・アクションアドベンチャー「ジャストコーズ4」。E3ではプレス向けプレゼンテーションが行なわれた。

 「ジャストコーズ4」ではさらに美しく、広大な土地を舞台に、シリーズを受け次ぎ、そして発展させた“大破壊”が楽しめる。1つはPVでも大きく取り上げられている竜巻だが、もう1つが主人公リコならではの特殊武器「グラップリングフック」である。前作でモノを引っ張ることができ、様々な工夫ができるようになったこの装置が、さらに楽しくなった。期待が高まる最新情報をお伝えしたい。

さらなる破壊を可能とする新システムの数々

 プレゼンテーションでは本作の3つの大きな特徴が語られた。1つめが「フィールド」である。今作はゲームエンジンを刷新、APEXエンジンにより、前作とは異なる物理計算や地形生成、描写を可能にしている。

 より美しい自然、広大な地域、敵AIの進化など“新しい次元”とも言うべき技術によって生み出された「ジャストコーズ4」はさらなる冒険の楽しさを味あわせてくれるという。

新たなエンジンによってゲーム性はさらに大きく魅力的に

 「ジャストコーズ」シリーズはシリーズを重ねるごとにより派手に、よりアクションと自由度の幅を広げている。建造物や地面に穂先を打ち込み、手甲の中の強力なモーターでケーブルを巻き取る「グラップリングフック」は、高速移動を可能にするだけでなく、その勢いのままパラシュートで地面から飛び上がれる。

 さらにウィングスーツで滑空でき、大空を自由自在に移動し、敵を翻弄できる。この要素は前作からの継続だが、APEXエンジンにより、移動やアクションを行なうリコの描写がより自然になり、さらに的確にそしてかっこよくアクションが楽しめるようになっていると感じた。

 そして「グラップリングフック」に新たな要素が加わった。「ブースター」と、「気球」である。グラップリングフックの穂先のみを発射できるようになり、これでオブジェクトに特性が付与できるようになったのだ。例えば車の後部にブースターを複数つけ、点火すると急加速ができる。

 気球は打ち込んでから膨らませることでものをつり下げられる。合わせることで巨大なコンテナの浮き上がらる事ができる。これをブースターで加速させることで飛行船のようにも、ロケットにも使える。落下するものを浮き上がらせたり、地上からブースターでものを飛ばし、グラップリングを伸ばすことで空中に急加速で飛び上がれるようになった。大きな質量の物体を加速度を使ってぶつければそれだけで武器となる。ものすごい“大破壊”も実現できるのだ。

気球を使うことでモノを持ち上げられる

 そして“竜巻”である。今作はこの竜巻が大きな要素となる。竜巻は住民だけでなく、支配者の謎の組織にもやっかいなもののようで、彼らの基地にはすさまじい風を使ってこの竜巻の進路を変えようという装置すらある。リコはこれを破棄し、竜巻で基地を壊滅させようとする。

 その竜巻の破壊のエネルギーはすさまじい。竜巻は“渦”であり、例えば竜巻にミサイルを撃ち込むとミサイルは渦に飲み込まれる木ぎれのように竜巻の周りを回り始める。進路上にある車や建物も同じだ。基地はばらばらに、車は木の葉のように舞い上がる。飛行機さえも吸い寄せられてしまうのだ。

 「ジャストコーズ4」ではこの竜巻などの気候変化も大きな要素となっている。どう活用するか、時には逃げたりしなくてはいけないかもしれないこのすさまじい自然の力がどこまでゲームの幅を広げてくれるのかも気になるところだ。

 このプレゼンテーションの後に行なった本誌のインタビューではさらに気になる部分、竜巻の意味や、作り手の想いなども質問している。そちらは別項のインタビューでお伝えしたい。

すさまじ威力を持つ竜巻