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「WoWS Blitz」プレイインプレッション!海戦ストラテジーはスマートフォンでどう変化したか

対戦人数は10対10から7対7へ。PC版との違いや操作感を解説

1月18日 配信

基本プレイ無料(アイテム課金制)

 ウォーゲーミングジャパンは1月18日、Android/iOS用オンライン海戦ストラテジー「World of Warships Blitz」の正式サービスを開始した。基本プレイは無料で、アイテム課金制。

 本作は現在PCでリリースされている「World of Warships(WoWS)」のスマートフォン版。PC版では10対10での対戦が可能だったが、本作では7対7に縮小。そのほか様々な要素がスマートフォン向けに変更されており、本稿ではその変更点などを中心にプレイインプレッションとして解説する。

操作パターンはPC版チックなものとスマートフォンらしい操作の2つ

攻撃ボタンのダブルタップ(ダブルクリック)で一斉射を行なえるのは共通

 まず気になるのがその操作系の違いだ。PC版では”WASD”で操作し、照準や周囲の偵察をマウスで行なう。

 「Blitz」では「タッチ操作」と「舵操作」の2種が存在する。「タッチ操作」はPC版らしい速度制御と舵の制御を別々に行なう操作形態で、PC版とほぼ変わらない操作感だ。停止状態から前進ボタンをタップすると最大船速で発進し、速度を落としたり後退する場合は下のキーをタップする。

 「舵操作」はスマートフォンらしい操作系で、ジョイスティックのようなエリアを操作して艦艇の速度と舵を同時に操作する。

 少々難しいUIとなっており、カメラ前方を上としてコンパスが南北を示すように舵を制御する。艦艇の速度は初期状態で中央に位置する「○」をスライドさせる量で変化し、停止させたい場合は制御エリア中央にアイコンをスライドさせることで可能だ。

はじめは頭が混乱しそうだが、プレイしていると慣れるかも?

 なお、PC版で可能な「砲塔を旋回させずカメラのみを動かす」操作はできない。画面右下に配置された双眼鏡アイコンをタップすると精密照準や高い位置からの観察が可能だ。しかし、マップがそれほど大きくないため会敵も早く、あまりカメラのみを動かす必要はないかもしれない。

 榴弾、徹甲弾といった弾種の切り替えや武装の切り替え、消耗品は専用のボタンが存在。それぞれのボタンをタップすることで容易に変更できる。ミニマップは画面左上に配置され、重要な情報とともに確認できるのはいい点と感じた。

消火器の使用時には専用のアニメーションが存在。消火器がふよふよと現われて火災を鎮火させる
精密照準時は艦艇の向きと進行方向がわかるモデルが画面下に表示される

技術ツリーはそのまま、艦艇の改造はアイテムが必要に

 艦艇のアップグレードはホーム画面の「工廠」ボタンより行なえる。アップグレードにはPC版と違い「シルバー」に加えて「設計図」が必要となっており、この両方を消費することで艦艇を強化できる。「設計図」はミッションの達成や戦闘後に獲得できる。なお艦艇用の迷彩や艦艇の詳細を確認するのもこの「工廠」画面だ。「信号旗」のタブは確認できなかった。

 また、すべての改造を済ませることで「エリート艦艇」に変化。各種ステータスを上昇させられる「エリート艦艇特性」を取得できる。1度取得した特性はゴールドを消費することで変更可能となっている。

 新たな艦艇を獲得する「技術ツリー」はPC版と変わらない形式。日本ツリーにて「橋立」から「筑摩」と「海風」に直接分岐するなど、ところどころに変更が加えられている。艦艇の獲得には戦闘を通して得られる「経験値」と「シルバー」が必要という点も変わらない。

任務やログインボーナスを搭載、経験値やシルバーも獲得可能

 ログイン日数に応じたプレゼントがもらえる「スタンプ」や初心者向けの任務、毎日遊ぶことで様々な報酬がプレゼントされる任務を搭載。スマートフォンゲームらしい機能であるとともに、消耗品や経験値、シルバー、ブーストアイテムがプレゼントされる嬉しいシステムだ。低Tierの艦艇であれば継続してログインすれば容易に獲得できる。

色々な報酬を獲得できるログインスタンプ。かなり有用に感じる

 少々触った程度ではあるが、PC版よりカジュアルに、そこそこ短い時間でプレイできる手軽さが魅力に感じた本作。さすがにPC版と同様の内容とまではいかないものの、ホーム画面では精密なモデルで造り込まれた母港と艦艇をぐるりと見回して楽しむこともできる。外出先でのちょっとした暇つぶしに艦艇を眺めたり、余裕がある時間にたっぷりと遊んだりと、幅広い楽しみ方ができそうだ。