ニュース

光る、回る、静か――CORSAIRのクーラーなど新製品を発表

リンクスが新製品発表会を開催

11月21日 発表

 リンクスインターナショナルは11月21日に都内の会場で発表会を開催し、同社が取り扱っているCORSAIRブランドの新製品について発表した。発表会にはCORSAIRのプロダクトマーケティングセクションから、シニアプロダクトマネージャーのアーロン・ニール氏が登場。製品の概要について紹介した。

強化ガラスのケースとアニメーションするRGBファン

 まず紹介されたのはミドルタワーケース「SPEC-04 TG」。同社の「SPEC-04」を元にしているが、側面パネルが強化ガラスになっており、内部が透けて見えるようになっている。

 そして「570x RGB White」だが、これは「570x RGB」のホワイトバージョン。白を採用することで、RGBで光るファンによる発色をよりきれいに見ることができるようになっている。「460x RGB White」も同じくホワイトモデルで、「570x RGB White」よりも小型な筐体だ。

CORSAIRのシニアプロダクトマネージャー、アーロン・ニール氏
SPEC-04 TG
570x RGB White
460x RGB White

 次にはファンの新製品が紹介された。「LL120 RGB Fan」と「LL140 RGB Fan」は、前面、上部、背面に配置されたRGB LEDファンを連動して光らせることができるというものだ。ただ同時に点灯させるだけでなく、アニメーションするかのように、前面下部のファンから順々に光るファンが移動するようなことも可能だ。

 「ML120 PRO RGB Fan」「ML140 PRO RGN Fan」はファンのサイズが異なるライン。ゲームなどと合わせて光をコントロールすることもできる。またこちらについては磁力浮上のシステムを使っており、これまでの製品より静かに動作するのも特徴だ。4色の光を出すことができるようになっているので、これまでより美しい筐体を実現できる。

 CORSAIRとしては、「強化ガラスのケースとRGBファンについて注力している」とニール氏。「これらを組み合わせることで美しい見た目を実現できる。これが2018年のCORSAIRの目玉」とニール氏はアピールした。

「LL120 RGB Fan」「LL140 RGB Fan」
「ML120 PRO RGB Fan」「ML140 PRO RGN Fan」
RGBファンのラインアップ比較

次世代の水冷システムも公開

 続いて登場したのはCPUの水冷システムだ。「H150i PRO」と「H115i PRO」の2製品が紹介された。「H150i PRO」は260ミリのラジエーターを持ち、ファンが3つ装着できる。「H115i PRO」は280ミリのラジエーターで、ファンは2つだ。リリースは2018年2月7日を予定している。

 クーラーにはカラーバリエーションが用意されており、7色から選択可能。ファンは磁気浮上方式で動作するので静粛性が保たれているほか、「CORSAIR LINK」というソフトで、温度や回転数などを管理できる。ファンはRGBにより光ることができる。

 このほかの特徴として、スタートアップ時に低い回転数から始まることが挙げられる。コントロールソフト「CORSAIR LINK」では「ZERO RPM MODE」も選ぶことができるようになっており、これにより動作音を押さえることができる。

「H150i PRO」
「H115i PRO」
「H150i PRO」と「H115i PRO」の概要
カラーバリエーションと「CORSAIR LINK」
「H150i PRO」と「H115i PRO」の特徴
ファンはもちろんRGBで光るほか、カスタマイズも可能
CORSAIR LINKでコントロールできるシステム
CORSAIR LINKのダッシュボード画面

新発売のヘッドセットなどについても紹介

 外付け関連のデバイスとしては、ヘッドセット「HS50」が紹介された。フレームはアルミで作られており、耐久性も考えられているほか、50ミリのドライバが使われているので、クオリティの高い音質で聴くことができる。「ブルー」、「カーボン」、「グリーン」の3色がカラーバリエーションとして用意されているが、これはPS4、Xbox、ニンテンドー3DSのカラーに合わせたとのこと。

ヘッドセット「HS50」
ヘッドセットのシステム

 「ST100 RGB」はヘッドセットのスタンド。底面がRGBのLEDで光るようになっていて、「CUE」というソフトでコントロールできる。USB3.0のポートが2基用意されており、マウスやキーボードを差して使える。

ヘッドセットスタンド「ST100 RGB」