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「ArcheAge」、4周年記念の「収穫祭」レポート

たわわに実ったトウモロコシを収穫するリアル「農業」体験

8月19日 開催

 ゲームオンが運営するWindows用MMORPG「ArcheAge」は7月23日、サービス開始から4周年を迎えた。これを記念して「『ArcheAge』花の記念キャラバン」を順次開催している。

 結婚して4年目の結婚記念日を花が咲き、実が成るようにという意味を込めて「花婚式」と呼ぶのになぞらえ、「『ArcheAge』花の記念キャラバン」では「東京」、「北海道」、「大阪」、「名古屋」、「福岡」の5箇所で花にちなんだ「収穫祭」と「大宴会」を順次開催中だ。東京を除いた4会場の「大宴会」は「花婚式」のコンセプトとかけて海鮮居酒屋「はなの舞」で行なわれる。

 一方、東京会場では8月19日に「収穫祭」が行なわれた。「ArcheAge」は生活コンテンツが非常に充実しており、ゲーム内で農業もできるということからこのような催しとなったとのことだが、今回はこちらの収穫祭に参加してトウモロコシをバッサバッサと収穫し、バーベキューを堪能することができたので、こちらの様子をお届けしたい。

鳴沢村でトウモロコシを収穫!

「ArcheAge」日本運営プロデューサーの"ルシウスP"こと石元一輝氏。
東京会場の開催場所は…と。ん?山梨県南都留郡?

 実は「東京会場」と銘打ってはいるものの、開催地は山梨県は南都留郡、鳴沢村である。というのも「ArcheAge」の2017年のロードマップは5月にここ、鳴沢村の畑で発表されたからである。そのとき「ArcheAge」日本運営プロデューサーの石元一輝氏が蒔いたトウモロコシの種が実った今、皆で収穫してバーベキューを楽しもうではないか!というのが今回のオフラインイベントの趣旨である。

 当日は朝9時に新宿を発ち、鳴沢村まではバスで概ね片道3時間の道のりだ。バスが到着したのは「富士緑の休暇村」。ここから参加者一同は徒歩で畑へ移動した。駐車場から畑へと向かう途中にはサッカーグラウンドがいくつもあり、夏休みであろうサッカー少年たちで賑わっていた。天候も出発時は曇天だったが、到着するころには夏らしくギラっとした日が差しつつも、心地よい風が吹く絶好の収穫日和となっていた。

 畑には事前に「800本ほど」と聞かされていた通り、見渡す限りのトウモロコシが生い茂っていた。参加者にはバスを降りた時点で軍手が手渡されており、早速装備して畑に踏み入っていく。トウモロコシは上から下に折り取るようにするのが良いとのことで、さっそく筆者も収穫してみた。

 実際にやってみると、なるほどこうすると幹から実が取れやすいのだなと理解するとともに、1本、2本と実を収穫していくにつれ、トウモロコシに手をかけた時点でなんとなくサイズ感がわかるようになっていくのが面白い。よろしい、これは美味しそうだ、これはまだ未熟っぽいからダメだというのがなんとなくわかるようになっていくのである。農業の熟練度が上がる音が聞こえてきそうであった。

トウモロコシを収穫!
鳴沢村へはバスで移動。往復6時間の小旅行だ
畑までは徒歩で移動
ズラッとならんだトウモロコシ。圧巻である
トウモロコシを収穫するプレーヤーの皆さんと石元P
収穫の際は上から下に。まばゆい黄金色の美味しそうなトウモロコシがチラリ
同じ畑で取れたジャガイモも配られていた
バーベキュー会場まで作物がギッシリ詰まったビニール袋を運搬

さあ、バーベキューの時間だ!

肉と採りたてのトウモロコシを金網にセット!!

 さて、収穫後はビニール袋にトウモロコシを詰めて、お待ちかねのバーベキュー場に移動である。

 石元氏の「同じゲームをプレイする仲間同士、是非交流しながら楽しんでください!」という挨拶と乾杯の音頭により、バーベキューはスタートした。乾杯用に用意された飲み物はゲーム内の「労働力ポーション」を模した瓶で提供されており、ドリンクの中身は秘密とのことだがなんでも元気の出る飲み物であったとかそうでないとか。

 座席はサーバーもごちゃ混ぜのランダムで配置されていたが、どのテーブルでも賑やかかつ和やかにコミュニケーションをとっていた。参加者には出発地点の新宿で自らのキャラクター名とサーバーが記載された名刺が配布されており、これらを交換するなどして交流の輪を広げていた様子。ゲーム内ではサーバーを隔てて距離のある相手とも知り合うことができるのはまさにオフラインイベントの醍醐味だ。

「労働力ポーション」でカンパイ!
会場はワイワイガヤガヤと大賑わい。石元プロデューサーも肉を片手にプレーヤーと談笑していた

 また、ひとしきり食べてお腹が一杯になったところで、2周年記念の屋形船の再来、「お絵かきゲーム」が開催された。これは座席を縦列で分けて端から端までを1チームとした、計4チーム対抗のイベントである。

 内容は1人当たりの持ち時間30秒で次々とイラストを書き足していき、お題に沿ったイラストを完成させてその出来を競うというもの。勝敗は"絵心のある"GMに委ねられ、勝ったチームメンバーから順に「労働力ポーション(極大)」や「労働の祝福」、そのほか農業に役立つアイテム詰め合わせのアイテムコードをゲットできるということで、絵を描く手にも力が入っていた。お題は「レッドブルトラクター」。トラクターの名の通り「ArcheAge」内に登場する農業用の乗り物で、これを題材とした各チームの力作は下記の通りである。

 その後、のんびりと歓談しつつ時間を過ごし、「ArcheAge」のおみやげと持ち帰り用のトウモロコシを貰ってバスに集合、帰路につくこととなった。

各チームの力作。ちなみに順位は1位から2→3→1→4
配られる景品のアイテムコード
配られる「ArcheAge」限定グッズ
限定グッズの中身。「ヤタ」か「フェピー」いずれかのセットが入っていた

「ArcheAge」の次期アップデート内容をフライング告知!

 正式な発表と実装は9月になるということだが、現在内容が伏せられている「『ArcheAge』3.5」第3弾の内容の一部が帰りのバス車内で告知された。そういえばすっかり収穫&バーベキューで忘れていたが、これはゲームのイベントであったのだ。

 第3弾のアップデートでは、戦闘に関わる新たな建物を既存マップに建造することができるようになるという。今発表できるのはこれくらい、ということで極めてボカした内容ではあったが、石元氏は「サーバー内の勢力図が変わるかもしれない」と語っており、極めて重要な要素となりそうなことがうかがえた。

 また、第3弾とあわせて夏の名物「スイカ割り」が再び開催されるのに加え、「スイカ割り」に新たなクエストが追加され、クリアすることで「ウォーターボール」が貰えるようになる。

 呼び方もいくつかあるようなので名前だけ聞くともしかしたらピンと来ないかもしれないが、「ウォーターボール」というのは人間が中に入れるサイズの巨大なビニールボールで、水上を浮いたり、水中観察をして楽しむことのできる道具だ。ゲーム内でも水場で使用することで遊べる"お遊び"アイテムとして実装されるという。

 さらに、9月から10月にかけてGMイベントの開催を予定しているという。それぞれ対人、狩り、生活要素の3本柱でイベントを開催予定だということだ。「『ArcheAge』3.5」、GMイベントのいずれも追って詳細な告知が行なわれるということなので、続報を楽しみに待ちたい。

 これらの発表を終え、最後に石元Pは「ユーザーの声がゲームを良くすると信じている。今後もプレーヤーと交流する機会を設けていき、5周年に向けて頑張っていきたい」とコメントし、イベントを締めくくった。