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「ArcheAge」、「屋形船」で2周年記念パーティーを開催!

新種族の登場も! 2016年春までのロードマップを発表

7月26日 開催

ゲームオン「ArcheAge」日本運営プロデューサーの石元一輝氏
韓国XLGAMES企画チーム長のハム・ヨンジン氏

 ゲームオンは、Windows用MMORPG「ArcheAge」において、2周年記念パーティーを7月26日に開催した。

 アニバーサリーパティーは昨年の1周年記念パーティーに引き続いての開催で、今年は屋形船を貸しきっての船上パーティーとなった。1周年記念パーティーでは「ArcheAge」が農業など屋外での活動が豊富であることからバーベキュー会場での開催となったが、1年を経て「海」のコンテンツが充実してきたということ、ゲーム内では船の生産もできるということで、屋形船が選択されたという。

 パーティーにはユーザーが100名が招待され、屋形船では刺し身や天ぷらなどの料理が振る舞われた。ユーザーたちは料理、そして屋形船から見える夕景や夜景を楽しみながら、同じサーバー同士で交流をはかったり、開発スタッフたちとも意見交換を行なっていた。

 会場では ゲームオン「ArcheAge」日本運営プロデューサーの石元一輝氏より2016年春までのロードマップが発表されたほか、開発元の韓国XLGAMES企画チーム長のハム・ヨンジン氏への質問コーナーも開催された。

左から、挨拶を述べたゲームオン代表取締役社長のイ・サンヨプ氏とXLGAMES CEOのジェイク・ソン氏
【屋形船の様子】
スタッフは浴衣で出迎え、来場者の中にも浴衣で来る人がちらほら。屋形船での交流会という、風情のあるイベントとなった
場所はお台場。天候にも恵まれ、海から夕焼けに浮かぶレインボーブリッジなども見ることができた

2015年秋から2016年春までのロードマップまとめ

 ロードマップの発表は、2015年秋から冬、2015年冬から2016年春と期間を2つにわけて行なわれた。

ロードマップ:2015年秋~冬

・遠征隊機能拡張

 まず2015年秋から冬では、遠征隊の機能拡張として、遠征隊同士での戦闘が可能となる。費用はかかるものの、不名誉ポイントは増加しないほか、戦闘中は警備兵が手を出さず、また力関係に差がある場合は救済措置もあるという。

 これに伴って、遠征隊レベルが導入される。レベルは1から8までで、各レベルに達するとバフが得られる。バフの効果は、「疾走スキル時の速度増加」、「経験値獲得量増加」、「グライダー速度増加」などとなっている。

 このほか、「遠征隊貢献度」も実装される。貢献度は遠征隊クエストを進行することで得られるもので、獲得した貢献度を消費することでNPCから各種アイテムを購入できる。購入できるアイテムはマントやアクセサリー、遠征隊召喚アイテムといったほか、石元氏が「ポイントになりそう」とするアイテムとして「装着失敗のないクレセントストーン」がもらえる。

 また遠征隊より募集設定を行なうと、募集遠征隊リストより検索と加入申し込みが一定期間可能となる。

・旧大陸の開拓

 旧大陸のエリア「スパーキングビーチ」が紛争地域へと変化し、各勢力の活動拠点が出現する。活動拠点は拡張が可能だが、プレーヤーそれぞれがコツコツと開発していくようなものになるという。拡張することで、NPCからより便利なアイテムが購入できるなど様々な恩恵がある。

 またこれに伴って、CPUの侵略勢力から旧大陸を防衛したり、遠征隊のレベルを上げるようなコンテンツが追加される。なお紛争地域へと変わるため、スパーキングビーチに建設されている家については、現在対応を検討中だという。こちらは決定され次第アナウンスされる予定。

・上位インスタンスダンジョン

 上位のインスタンスダンジョン(ID)として、既存IDの上位となる「古代版」が登場する。対象レベルは50から55で、装備作成アイテムなどの専用ドロップアイテムが入手できる。「古代版」が導入されるのは以下の5つのダンジョン。

・ウェストイシュバラ王宮地下
・コールドウィンド廃鉱
・ハディル農園
・ブルタン城の武器庫
・破壊のゆりかご

・インスタンスダンジョン仕様変更

 現在の上位IDにあたる「ナチャッシュガル」、「エターナルアイランド」について、入場アイテムが廃止される。またナチャッシュガルIDにて回復職に恩恵のある装備アイテムとして、両手鈍器や布装備などが手に入るようになる。

ロードマップ:2015年冬~春

・新規インスタンスダンジョン「供宴の庭(仮)」

 イメージ画と名前のみ公開。どのようなものになるか、現時点で詳細は不明だそうだ。

・スキルのプリセット等細かいブラッシュアップ

 適性3種類と取得スキル、ショートカットの設定を3パターンまで保存可能になる。また騎乗ペットと戦闘ペットを同時に召喚可能となり、戦闘ペットの性能とAIの改善、他にも上位ペットとして種族ペットのアップグレードも行なう予定。

 さらに、ハウジングシステムにおいてアップデートが加わるとした。こちらの詳細は不明。

・領地と攻城戦

 攻城戦のバランスが変更される。これまでは防衛側が有利なようになっていたが、これを逆転させ、攻撃側が有利になる。これにより、1つの勢力による領地の独占化を防ぐ狙いがあるとした。

・「国家」導入について

 日本でも実装を検討中。韓国ではすでに導入されているが、日本では「より楽しいもの」にするため、いくつかのハードルを設定している。

 改善点としては、「国家」のメリットを強化すること(資源、税金、専用コンテンツなど)、外交機能を強化すること(他の勢力との関係を設定) などがあり、これらの改善を待ってから日本での導入を予定しているとした。

・新種族「ドワーフ」、「ウォーボーン」の登場

 また新種族「ドワーフ」、「ウォーボーン」の登場も発表された。「ドワーフ」は西、「ウォーボーン」は東の勢力になるようで、これにともなって新しい「適性」も追加されるとのこと。

ボツアイデアは? 結婚システムは? ハム氏への質問コーナー

 ハム氏への質問は、事前にアンケートで募集した質問の中から石元氏がピックアップし、その質問をハム氏が応える形式が採用されていた。ほんの短いコーナーであったが、以下に掲載しておきたい。

――ストーリーに「大地の中心と呼ばれる深き穴の扉に進んだ」という言葉が出てくるが、将来的に登場するのでしょうか?

ハム氏: 三大陸の中央にある「ヒラマ山脈」のことだと思われる。どのくらい掛かるか保証はできないが、いつかは実装する。

――新システムや新アイテムのアイデアはいつ考えているのか? またボツになったアイテムやシステムはあるか。

ハム氏: 私の場合自宅から会社までが遠いので、通勤時間に考えることが多い。

 またボツになったというか記憶に残っているのは、「国家」システムで自分の顔が通貨に刻めるようになるもの、ハウジングシステムで高度なAIの執事やメイドを雇えるというもの、誰かに懸賞金をかけて、それを探すハンターシステムのようなもの、などがある(編集部註:会場から、それ入れてよ! の声多数)。

――結婚システムは入れますか?

ハム氏: アイデア自体はあって、生活要素の一部としてハウジングシステムと並ぶようなものを考えている。会社に戻ったらスタッフと話し合ってみる。

――新しい適性は入りますか?

ハム氏: 別の形にはなるが、新種族「ドワーフ」と「ウォーボーン」の登場と同時に、付随する形で新しい適性が導入される。

【「ArcheAge」記憶お絵かき】
お題の絵を何も見ずに描くゲーム。テーブルごとにチームを作り、10秒交代でキャンバスとペンを回し、2分間で1枚の絵を完成させるというパーティー仕様の内容となっていた。イベントでのお題は「飛行船」で、右は優秀チームの1つとして選ばれた作品

(安田俊亮)