コーエーテクモ、「GAMECITY」を主軸にオンラインゲームを運営
「DOA ONLINE」と「BASTARD!! -ONLINE-」を2009年内にサービスイン


4月1日 発表


 株式会社コーエーとテクモ株式会社は4月1日、2008年11月の発表の通り、株式移転により共同持株会社「コーエーテクモホールディングス株式会社」を設立した。また4月1日付で、東京証券取引所市場第1部に株式を上場した。

 コーエーテクモホールディングス株式会社では、今後グループ内で開発するオンラインゲームの国内におけるサービス提供を、コーエーの総合ポータルサイト「GAMECITY」を主軸に展開していく。

 経営統合後のオンラインゲーム第1弾としては、テクモが企画、開発中のMMOACT「DOA ONLINE(ディーオーエー オンライン)」ならびに、MMORPG「BASTARD!! -ONLINE-(バスタード!! オンライン)」のサービス提供が予定されている。

 なおテクモは、SeedCと共同で運営してきたオンラインゲーム事業「Lievo」について、2006年8月にSeedCとの間で締結していた業務提携契約を、3月31日をもって解消。SeedCと共同で国内におけるサービスを提供してきたオンラインミリタリーアクション「WarRock」についても、4月1日にその権利をSeedCに譲渡している。これにより「Lievo」と「WarRock」は、今後SeedCの単独事業として国内での運営が続けられる。

 「DOA ONLINE」は、1996年に登場したアーケード用「DEAD OR ALIVE」をモチーフとしたオンラインゲーム。中国のオンラインゲームパブリッシャー盛大と提携して開発が進められており、「成長」、「協力」、「収集」といった要素が盛り込まれる。現在中国ではクローズドβテストを実施中。日本でも2009年中にはサービスが開始される予定となっている。

 「BASTARD!! -ONLINE-」は、萩原一至氏の漫画「BASTARD!! 暗黒の破壊神」を原作とするMMORPG。プレーヤーは記憶を失った人物となり、ダーク・シュナイダーがラーズ王子率いる5大英雄たちにより封印されたあとの世界を舞台に、メタ=リカーナ、ネイ、ガラ、カルの4つの勢力のいずれかに属して戦いを繰り広げる。日本でのサービス開始時期は、2009年予定。

【スクリーンショット】
「DOA ONLINE」
「BASTARD!! -ONLINE-」


「DOA ONLINE」
(C)TECMO,LTD.
※画面は中国版ものです
「BASTARD!! ONLINE」
(C)TECMO,LTD. (C)Kazushi Hagiwara/SHUEISHA
※画面は開発中のものです

(2009年4月1日)

[Reported by 中野信二 ]