【特別企画】
「スプラ3」、大規模改修された「ナメロウ金属」を新旧比較! ステージ中央部分が拡大
柱に突き刺さった車は撤去。「ガチヤグラ」はカンモンの位置が変更に
2024年1月25日 14:33
- 【スプラトゥーン3:更新データ「Ver.6.1.0」】
- 1月25日10時 配信開始
任天堂は1月25日、Nintendo Switch用シューティング「スプラトゥーン3」において、更新データ「Ver.6.1.0」の配信を開始した。
「Ver.6.1.0」では、「N-ZAP85/89」や「ダイナモローラー/テスラ」、「ヴァリアブルローラー」などのメインウェポンや、「ホップソナー」と「アメフラシ」といったスペシャルウェポンの性能変更が行なわれ、対戦周りのバランス調整がメインとなった。だが、今回の更新で大きな内容となるのはバトルステージ「ナメロウ金属」の大規模改修だ。
直近でステージの大規模改修が行なわれたのは、2023年10月の「マヒマヒリゾート&スパ」以来で約3カ月ぶりとなる。そこで本稿では、改修前の「Ver.6.0.2」と改修後の「Ver.6.1.0」のナメロウ金属を比較し、どのような変更が加えられたのかを見ていきたい。
ステージ中央が広くなったナメロウ金属。「ナワバリバトル」や「ガチヤグラ」に大きな変化
まずは今回取り扱うバトルステージ「ナメロウ金属」について振り返っておこう。ナメロウ金属は「スプラトゥーン3」から新たに登場したバトルステージで、発売当初からステージのローテーションに加わっている。実はVer.3.0.0にて一度改修されており、その時は“柱に車が刺さっている遮蔽物”が話題となった。だが先にご報告しておくと、この遮蔽物は今回の大規模改修で残念ながら撤去されている。
最初に「ナワバリバトル」時のナメロウ金属を比較していこう。改修前のナメロウ金属は、全体的に地形が入り組んでいて、遮蔽物も多く中々前が見えないようなステージとなっていた。だが、改修後は全体的に開けた印象を持つ一方、「バトロイカ」ロゴの入った遮蔽物がステージに多く配置された。もともとチャージャー系のブキが強かったステージでもあり、遮蔽物を多くすることで狙いを定めにくくする効果がありそうだ。
そして一番大きな変更点はステージ中央付近。以前は「バトロイカ」の遮蔽物が置かれているだけだったが、今回の改修でスクラップでできた“謎の塔”が登場し、コンクリート製の土台が配置された。これによって、ステージ中央下層から金網部分へ登れるようになり、アクセスが良くなっている。さらに、ステージ中央下層の面積も広くなり、相手のローラーに通路を塞がれて轢かれるといった事故も減りそうだ。
続いては「ガチエリア」でのナメロウ金属を比較していく。改修前・改修後ともに「ナワバリバトル」と「ガチエリア」での地形の違いはないのだが、改修後のナメロウ金属ではステージ中央下層が広がったため、ガチエリアの形状が若干縦方向が短く、横方向に広くなっている。
エリア脇にも少し余裕ができ、“謎の塔”によって中央部からも金網に登れるようになったため、上層と下層で熱い戦いが繰り広げられそうだ。
「ガチヤグラ」でのナメロウ金属は、特に大きな変更が加わっている。改修前のステージでは、第1カンモンと第2カンモンの場所が“狙い撃ち”されやすく、なかなかヤグラを進めるのが困難な地形となっていた。
一方、改修後のステージでは中央部がさらに広がり、中央下層から直接ヤグラに乗ることができるようになった。さらにカンモンの場所も変更され、シューター系のブキでは狙いにくい位置になったため、チャージャーで狙うか、直接ヤグラに乗り込んで攻撃するかを選択することになりそうだ。ヤグラが進めやすくなり、バランスのいいステージになった。
大きな変更があった「ガチヤグラ」とは異なり、「ガチホコバトル」でのナメロウ金属に新旧で大きな差はない。もちろん、ステージ中央が広がっていたり、障害物の位置・高さが変更されているなど、今回の大規模改修での変更点は「ガチホコバトル」でも同様なのだが、カンモンやゴールの位置はあまり変わっていない。
だが、カンモンの場所が若干ステージ中央寄りになっていたり、カンモン周辺の地形が変わっているので、ブキによって攻め方が変わってくる。新たに設置された障害物・高台を活かしながら、どうやってガチホコを進めるか、相手のガチホコの進行を阻止するのか、戦略を立てながらプレイしていきたい。
最後に「ガチアサリ」での新旧ナメロウ金属を比較。旧バージョンではやはりステージ中央が狭く、アサリをシュートするより前にバトルが勃発して、なかなかカウントを削ることができないステージだった。また、ゴールの位置が相手側の高台にあり、シュートを外してしまうとガチアサリを回収しにくかった。
だが新たな「ナメロウ金属」では、ステージ周辺が広がったことでアサリを回収しやすくなり、相手とのバトルも間合いを取りながらできるようになった。さらに、ゴール周りの地形が変更され、シュートを外してもガチアサリを回収しやすくなるなど、カウントを削りやすく「バンカラマッチ」らしいカウントの削りあいが楽しめそうなステージに仕上がっている。
ここまで「ナメロウ金属」の旧バージョンと新バージョンを比較してきた。他のステージと比べて、若干狭く入り組んだ地形が特徴だったが、大規模改修によってステージ中央が広くなり、全体的にプレイしやすいバトルステージになっている。特に「ガチヤグラ」での変更は大きく、攻撃側が有利になりつつ、防衛側がどのようにヤグラの進行を阻止するのかがカギになってくるだろう。
今回のアップデートではブキのバランス調整も実施され、また違った環境下でバトルを楽しめる。ぜひ新しくなった「ナメロウ金属」で熱いバトルを楽しんでほしい。
(C)Nintendo