【特別企画】

「遊べる貯金箱 スペースインベーダー テーブル筐体型」は再現バッチリ! 往年の名作をプレイできる貯金箱開封レポート

【遊べる貯金箱 スペースインベーダー テーブル筐体型】

1月中旬 発売予定

予約期間:~1月12日

価格:12,500円(税込)

 タカラトミーアーツは、ゲームが遊べる貯金箱「遊べる貯金箱 スペースインベーダー テーブル筐体型」の販売を1月中旬より開始する。予約期間は1月12日まで。価格は12,500円(税込)。

 「遊べる貯金箱 スペースインベーダー テーブル筐体型」は、液晶モニターとレバー、ボタンを使用して「スペースインベーダー」を遊ぶことができる貯金箱。1978年にタイトーから発売され、全国各地で空前の大ブームを巻き起こした傑作アーケードゲーム「スペースインベーダー」のテーブル筐体が約6分の1サイズでデザインされている。同社のサイトでは、昨年6月から予約販売をすでに開始しており、誕生からちょうど45周年を迎える記念の年に、いよいよ正式にリリースされる運びとなった。

 発売に先駆けて本作を入手することができたので、早速そのデザインや、ゲームをプレイしたうえでの操作感などを検証してみた。本作を購入する際の参考にしていただければ幸いだ。

【遊べる貯金箱 スペースインベーダー テーブル筐体型】

硬貨は「100円玉」専用。テーブル筐体のディテールまで忠実に再現

 本作のセッティングはいたって簡単。箱から貯金箱を取り出したら、まずは「キャッシュボックス」を外し、「電池ボックス」のフタを+ドライバーで開いて単3乾電池3本をセットしたら、あとは「脚パーツ」を貯金箱に接続すれば準備完了だ。ただし乾電池は別売りとなるので、うっかり買い忘れをしないように注意していただきたい。

 ブラックで統一されたテーブル部分と、木目調にデザインされたボディのデザインは、まさに往年のテーブル筐体そのもの。モニターの左右にはインストカード(※ゲームの遊び方や料金が書かれた紙)が、側面には旧タイトーのロゴが描かれたステッカーも貼られ、さらにはコンパネ(レバーとボタン)部分の「←コントロール→」「発射ボタン」の文字とUFOのイラストも、ちゃんと読める状態で描かれている。

 貯金箱の背面にある電源スイッチをオンにすると、懐かしの「スペースインベーダー」が起動する。アーケード版と同様にデモ画面が流れ、コンパネ(レバーとボタン)の右側にある投入口に100円玉を投入するとクレジットが入り、発射ボタンを押すと実際にゲームを遊べるのだ。なお、本作に2P側のコンパネは付いていないので、2人プレイはできず1人プレイ専用となる。

 往年のテーブル筐体らしさを出すべく、あえて100円玉専用に設計したこだわりに加え、「キャッシュボックス」を開くと、まるでゲームセンターで集金作業をする店員になったかのような気分にさせてくれるのも嬉しい。「キャッシュボックス」には、100円玉を最高80枚まで貯めておくことが可能だ。

【開封の儀】
箱を開いたら、まず最初にマニュアルを取り出す
マニュアルの次に本体を取り出すと……
最奥部には3個の「脚パーツ」が入っている
本体と「脚パーツ」を取り出したところ
「脚パーツ」を組む前に、底面に付いている「キャッシュボックス」を外し……
電池蓋を外し、単3乾電池3本をセットしたら……
電池蓋を元に戻して「脚パーツ」を接続すれば貯金箱が完成!
ちょうど手のひらに乗るサイズにデザインされている
テーブル筐体に貼られていた、旧タイトーのロゴや定格電圧などが書かれた銘板も再現するこだわりぶりだ

懐かしの裏技もバッチリ再現した「スペースインベーダー」

 アーケード、あるいはレトロゲームファンにとっては「スペースインベーダー」の再現度も気になるところだろう。

 結論から言えば、そのクオリティに心配は一切ご無用だ。モニターのサイズは2.8インチしかないが発色がとても綺麗で、かつて各地のゲーセンや喫茶店で流れまくっていた、あの「ドッドッドッドッ……」という敵の移動音もはじめ、各種SE(効果音)もバッチリ再現されている。

 筆者がプレイした限りでは、レバーとボタンは非常に小さいものの、レスポンス自体は特に問題はなかった。ただし、貯金箱は「キャッシュボックス」に100円玉をある程度入れた状態であっても重量がとても軽く、「脚パーツ」の滑り止めのゴムパッドはやや心もとないので、もし本気でやり込むのであれば、プレイ中は本体が左右に動かないよう、両手でしっかりと支える必要がある。

 モニターが小さいのでしかたがないことだが、特定の敵をピンポイントで狙い撃ちするのは正直ちょっと難しい。とはいえ、ステージ開始から23発目に発射したビームで敵のUFOを破壊すると、最高得点となる300点のボーナスが獲得できる裏技はちゃんと再現されている。またタカラトミーアーツによると、最下段のラインに降りて来た敵が撃った弾が、ビーム砲(自機)をすり抜けることを利用して敵を倒す「名古屋撃ち」や、最後に残った敵が10点のインベーダー(※下段の2列にいる敵)だった場合に残像が表示される「レインボー」の裏技も再現しているとのことだ。

 貯金もできてゲームも遊べる、昭和時代の郷愁が漂いまくる「遊べる貯金箱 スペースインベーダー テーブル筐体型」。仕事や勉強の合い間に、100円玉を貯金しながら「スペースインベーダー」を遊んでも、机上や本棚の一角に飾るインテリアとしても十分に楽しめるだろう。

 ご参考までに、筆者がプレイしたUFOで300点を獲得するまでの動画も用意しておいたので、ゲームの出来具合が気になる人は、こちらもぜひご覧いただきたい。

【遊んでみた】
本体背面の左上にある電源スイッチをオンにすると……
懐かしの「スペースインベーダー」が起動する
コンパネの右側にある投入口に100円玉を入れると……
クレジットが入り、発射ボタンを押すとゲームが始まる
レバーのボール部分はとても小さいので、写真のように本体を支えつつ親指1本で操作するといいだろう
本体に100円玉を積み上げると、昭和時代のゲーセンや喫茶店にタイムスリップしたかのような気分になれる
キャッシュボックスから貯金を引き出す行為は、ゲーセンの集金作業を彷彿とさせる(※元ゲーセン店員の筆者談)
【「遊べる貯金箱 スペースインベーダー テーブル筐体型」を遊んでみた! - GAME Watch】