【特別企画】
台北の三創生活圏区にあるASUS StoreやROG Storeを見てきた!
ASUS本社の品質チェックセンターも見学
2023年4月27日 12:33
ASUSは、台湾本社で日本のメディアを対象とした2023春夏モデルノートPC発表会を開催した。今回発表された新製品については、すでに紹介したが、発表会の前後に光華商場にあるASUS StoreとROG Store、普段なかなか見ることができないASUS本社ビル内にある品質チェックセンターやジム、フードコートなどの施設を見学することができたので、その様子をレポートしたい。
台湾の秋葉原「光華商場」にあるASUSとROGの旗艦店
筆者が台湾を訪れるのは約4年振りで、以前はなかった大きな建物がいくつもできており、驚かされた。光華商場は、昔からPCや電子部品の店が並び、台湾の秋葉原とも称されるが、最近は再開発が進み、以前の光華商場とは全く雰囲気が異なる街に生まれ変わっている。その光華商場のランドマークの一つが、大型ショッピングモール「三創生活圏区」である。三創生活圏区は9階建てのビルで、PCや家電、ゲーム、アニメ、キャラクターなどさまざまなジャンルのショップが入っている。アニメやキャラクターフロアの雰囲気は、秋葉原のラジオ会館によく似ている。
この三創生活圏区の2Fには、さまざまなPCメーカーやPC関連メーカーの直営店が入っているのだが、その中でも大きなスペースを占めているのがASUS Storeである。ASUS Storeは他にもあるが、ここは旗艦店であり、多くのASUS製品が並んでいる。製品は、ゲーミングやクリエイター向けなど、ジャンルごとに展示されており、スマートフォンやスマートウォッチ、マウスやバッグなどの周辺機器も販売されている。
さらに、1FにはASUSのゲーミングブランド「ROG」専門ストア「ROG Store」が入っている。こちらは、赤い照明が目立つ派手な店だが、ROG関連製品が揃っているほか、店内中央には5vs5で対戦が可能な対戦スペースが用意されていることが特徴だ。この対戦スペースは予約制で使うことができるほか、対戦イベントも行なわれているとのことだ。対戦スペースの天井近くにもモニターが10台並んでおり、観客にもプレイの様子がよく分かるようになっている。
ASUS本社内ツアーでは、品質チェックセンターの見学も
発表会終了後、ASUS本社内ツアーが行なわれ、フードコートやジム、品質チェックセンターなどを見学することができた。ASUS本社ビルは2019年に完成したもので、かなり大きな建物である。中に入ると、大きなロビーが広がっている。1階には、発表会会場として使われた国際会議場やデザインセンターショールーム、経営理念が書かれた壁などがあり、ASUSがこれまでに受賞した数々の賞の賞状や盾も展示されている。
1階と2階の壁際には、展示スペースがあり、ASUSの代表的な製品が展示されている。ゲーミングブランド「ROG」関連製品の展示やネットブックの先駆けとなった「Eee PC」、ミール宇宙ステーションで600日間トラブルなく動作したノートPC、ランボルギーニとのコラボ製品など、エポックメイキングな製品が展示されている。
3階は大きなフードコートがあり、さまざまな飲食店やセブンイレブンなどが入っている。社員の多くがそこで昼食を食べるとのことだ。また、4階には社員が自由に利用できるジムやリラックススペースがある。リラックススペースにはビリヤード台も並んでいた。
1階には、一般には公開していない品質チェックセンター(QTCセンター)があり、その一部を見学することができた。ただし、品質チェックセンター内では写真を撮ることは許されておらず、以下の品質チェックセンターの写真はASUSから提供されたものとなる。見学できたのは、温度/湿度テスト、衝撃テスト、振動テスト、落下テストの4種類だが、品質チェックセンターでは他にも、ヒンジテストやパネル圧力テスト、ねじれテスト、挿抜耐久テスト、EMIテストなど、数多くのテストを行なっているとのことだ。
ASUS製品は信頼性や耐久性が高いことで定評があるが、それを支えているのがこうした過酷なテストだということがよくわかった。
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