ASUS、ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 7」シリーズを発表

　ASUSは4月13日、ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 7」シリーズを発表した。「ROG Phone 7」2カラー（ファントムブラック/ストームホワイト）と、上位モデルの「ROG Phone 7 Ultimate」（ストームホワイト）をラインナップする。欧州・台湾向けに予約を開始している。国内展開は未定。

　「ROG Phone 7」シリーズは、クアルコムの最新SoC「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載したハイエンドスマートフォン。メモリは「16 GB LPDDR5X RAM」、ストレージは「UFS 4.0」を搭載する。ディスプレイはSamsung製の有機ELを採用、画面サイズは6.78型（2,448x1,080px、アスペクト比20.4:9）でリフレッシュレートは最大165Hzに対応する。「ROG Phone 7 Ultimate」では、背面にサブディスプレイを備える。

ROG Phone 7（左：ストームホワイト、右：ファントムブラック）

ROG Phone 7 Ultimate

　独自のゲームモードとして従来シリーズから引き続き「Xモード」を搭載、CPUスレッドの制御によりパフォーマンスの最大化とバッテリー消費の効率化を行なう。「Xモード」有効化時の「ROG Phone 7」のAnTuTuベンチマークスコアは1,360,082点とされ、「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載する現行機種では4月13日時点で第1位のスコアとなる。

　ゲーム向けの機能として「Xキャプチャ」、「Xセンス」、「バックグラウンドモード」などを新たに搭載する。「Xキャプチャ」と「Xセンス」は、AI技術を用いてゲーム画面上を分析し、ゲーム内での重要イベントをプレーヤーに通知、同シーンを自動的に録画する。「バックグラウンドモード」は、ゲームをスリープモードにすることなくバックグラウンド上で実行させる機能。ゲームで自動戦闘機能などを稼働させたまま別のアプリを操作することができる。

【ROG Phone 7】

【ROG Phone 7 Ultimate】

　「ROG Phone 7」シリーズは新たな冷却機構として「エアロアクティブポータル」を搭載している。カバーを開くことで、本体背面の冷却フィンを露出させ冷却効率を向上する。さらに、別売りオプションとして新型の外付けクーラー「エアロアクティブクーラー7」も本体と同時発売を予定している。外付けクーラーには、タッチ操作を割り当てられる追加の物理ボタンのほか、サブウーファーを内蔵しており接続時には本体スピーカーと合わせた2.1chサラウンドを実現する。

ROG Phone 7」シリーズ本体背面の「エアロアクティブポータル」

【エアロアクティブクーラー7】