【特別企画】
「PSO2 NGS」新クラス「ウェイカー」試遊レポート。近接が苦手な人にいいかも?
2022年7月21日 00:00
- 【ARKS EXPO 2022】
- 7月17日 開催
- 会場:東京ビッグサイト 東展示場
7月17日に開催された、プレイステーション 4/Nintendo Switch/PC用オンラインRPG「ファンタシースターオンライン2」(以下、PSO2)のサービス開始10周年を記念したオフラインイベント「ARKS EXPO 2022」において、8月実装予定の新クラス「ウェイカー」の試遊が行なわれた。早々に試遊の整理券がなくなってしまい、会場のモニターを眺めていた人もいるハズ。本稿では試遊で得たインプレッションをお送りする。
□「PSO2」10周年オフラインイベント「ARKS EXPO 2022」レポート
「ウェイカー」は、タクトを武器に、3種類のフォトン生命体であるファミリアを駆使するクラスだ。ファミリアは、遠距離攻撃が得意なフレドラン、近距離攻撃が得意なヴォルファー、シールドおよび投擲用のマルメロがあり、そのときの状況に応じて使い分けていく。試遊のインプレッションでは、定点気味の攻撃が増えそうな印象に着地した。また、攻撃手段の豊富さのほか、ギアやマーキングなどの管理要素もあり、ガッツリダメージを出そうとすると、忙しくなる系とも思える。なお、ファミリアの育成要素はない。
ステータス: 法撃を参照する。打撃や射撃参照に切り替えるスキルはないとのこと。また法撃を参照するが、テクニックは使用できない。
通常攻撃: 小さな爆発を起こす。座標攻撃で、かつ必中。フォースの通常攻撃と似た射程距離だ。PP回復量は未確認。崖上からドレッドエネミーをちくちく攻撃するのによさそうと思ったのだが、どうか。
ダッシュアタック: タクトから攻撃を放つ。フォースと似ている。PP回復量は未確認。貫通していたような気がする。
武器アクション: タクトでパリィする。おそらく全方位。通常攻撃などからのキャンセルタイミングは緩め。パリィ成功後に通常攻撃でカウンターが発生する。パリィ成功後にリキャストがあり、連続攻撃に対しては弱い。例えば、アムスの弧を描く素早い2段蹴り初段をパリィしたあと、続けて2段目をパリィしようとすると食らってしまう。またガードもできるようだが、長押しで攻撃にシフトするため、パリィだけと思っておいてもいいだろう。
4つのフォトンアーツ(以下、PA)を見ていく。PP消費量は重めのようだが、遠近ともに定点攻撃向けのPAがあり、ほどよい距離でチクチクしつつ、エネミーがダウンしたら一気に攻撃がよさそうだった。また、長押しでPAの性質が変化するほか、後述するようにギアとマーキングの概念もある。
フレドランブレス: 前方への拡散攻撃。広範囲の敵を巻き込める。試遊中、あまり使わなったが、PSEバースト時に都合がよさそうである。長押し時はマルチロックオン攻撃になる。
フレドランライディング: 上昇しながら、前方に攻撃する。多段ヒットする遠距離攻撃的に使えるが、接近戦でも便利だった。長押し時はフレドランに乗って移動でき、ボタンを放すとフレドランが突撃する。フレドランに乗っているとき、PPは減少しない。
ヴォルファーデモリッション: 近接範囲攻撃。長押しからはふた通りのアクションがある。チャージをしない場合は、範囲攻撃。チャージをした場合は、一定時間攻撃判定が残る範囲攻撃になる。
ヴォルファーブレイド: 突進からアッパーを繰り出す。エネミーに接近したいときに便利系である。長押しすると突進から連続攻撃になるため、ダウン中の攻撃手段にもいい。
ギアとマーキングの概念
使用したファミリアごとに2段階のギアが存在している。フレドランとヴォルファーのギアを溜めるとファミリア2体の連携攻撃であるファミリアユニゾンが使用可能になる。攻撃発生、攻撃時間とも短く、かつファミリアを使い分けていると頻繁に使用できるため、まずはファミリアユニゾンの回数を意識してみるといいだろう。
マルメロにもギアがあり、これはパリィか後述するホットマルメロパリィで蓄積し、武器アクションボタンを長押ししてから放すと、マルメロを投擲する。多少動いていても命中していたため、それなりの追尾性能はあるようだ。また単体攻撃のように思えるが、小範囲攻撃だ。マロンリボルバーをしたくなる人が増えそうでもある。
慣れるほど各種管理で忙しくなる
マーキングは、慣れてきたらの要素になるだろう。試遊時間の間では操作を試すくらいで、攻撃に組み込むまではいかなかった。マーキングは、トレプルクリフマーキングと呼ばれており、エネミーを通常攻撃やPAで攻撃するとマーカーが点灯する。この状態のエネミーにPAを放つと、威力とギア蓄積量が上昇する仕組み。トレプルクリフマーキング状態のエネミーに通常攻撃長押しをするとトレプルクリフイグニッションになり、マーカーが起爆し、PPが回復する。
そして、まだ続きがある。トレプルクリフイグニッションに成功すると、ファミリアアシストが発動。エネミーを攻撃しつつギアゲージが蓄積していき、最後に使用したPAのファミリアが出現する。といったように、マーキングは3段階仕様になっている。PAとギアの管理でもけっこう忙しいため、PAのPP消費量が重めであることを考えると、慣れてきたらトレプルクリフイグニッションのタイミングを検討してみるといいだろうか。
冒頭でも記したように、定点気味でファミリアやアクティヴスキルで攻撃をしつつ、適宜、ギアとトレプルクリフマーキングを活用し、狙った攻撃をパリィ……と、攻撃しつつ、他の操作が多いクラスだ。もちろん、そのすべてを活用しなくても遊べるほか、パリィが苦手な人には「ホットマルメロパリィ」もある。これは自動ガード的なもので、5秒ほど効果があるようだ。もちろん「ホットマルメロパリィ」中にガードした分のギアはたまる。苦手な攻撃がきたときにもよさそうだ。
クラススキル。PP管理がシビアだが、HP回復手段が多い
配布されていた資料をそのまま掲載しておく。試遊時に紙で配布されていたものをと同じものになる。PP関連には「タクトパリィPPゲイン」、「コールアゲインPPセイブ」があり、トレプルクリフイグニッションも加えると、なんとかなりそうなイメージだが、上記動画でもPP管理がシビアだった。特殊能力はPP盛り方向でもいいかもしれない。また、HP回復手段の多さもポイントだろう。これはウェイカーをサブクラスに設定する場合も有効になっており、ハンターやテクターにほどよさそうだ。
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