【特別企画】
スマホRPG「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 魂の絆 」先行プレイレポート!
2つの世界を行き来する絆の物語
2021年4月2日 12:00
- 2021年 配信予定
- 4月7日〜4月16日までAndroid向けCBT実施予定
スクウェア・エニックスとDeNAはスマートフォン用爽快“大爆進”RPG「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 魂の絆 」を2021年に配信する。
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は1989年から1996年まで週刊少年ジャンプで連載されていた漫画。人気RPGゲーム「ドラゴンクエスト」の世界観、設定を元に描かれており、その人気から、連載開始から約30年の時を経て、2020年10月よりテレビ東京系で新作アニメの放映がされている。本作でもアニメ声優が声を担当しているので、アニメの追体験のような感覚も味わうことができる。
また、漫画「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」原作の三条陸氏が監修しているオリジナルストーリーも用意されており、「ダイの大冒険」の世界とゲームの中だけのオリジナルストーリーの両方を楽しむことができる。
今回は、現在Android向けに募集しているクローズドβテスト(CBT)の内容を一足先に体験できた。その感触と共に本作の魅力をお伝えしたい。
プレーヤーの分身が「ダイの大冒険」の世界で大暴れ! キャラクリでオリジナルキャラクターを作れる
本作の最大の特徴は、キャラクタークリエイトで作成したオリジナルキャラクターが「ダイの大冒険」の世界に飛び込むという点だ。「ダイの大冒険」の登場人物と一緒に、自分自身の分身となるプレーヤーキャラクターが戦っているのは、とても不思議な感覚でもあり、嬉しくもある。
また、プレーヤーキャラクターは他の「ダイの大冒険」のキャラクターと異なり、装備した武器や防具のビジュアルがそのまま反映される。装備を変えるたび少しずつ見た目が変わるので、装備を変えたときのワクワク感も楽しめる。
2つの世界を行き来して、両方の世界を救え! 本作オリジナルストーリーも収録
プレーヤーは、“悠久の間”と呼ばれる数多の世界のはざまを拠点に、ストーリーやクエストへと出発する。
ストーリーは「ダイの大冒険」の世界を追体験できる「竜の軌跡」と、原作者・三条陸氏が監修した本作のオリジナルストーリー「絆の旅路」の2つの物語で構成され、2つの世界を行き来しながら進めていくことになる。
「ダイの大冒険」のストーリーが追体験できる「竜の軌跡」では、プレーヤーはダイたちと共に冒険をし、ハドラーやクロコダイン、ヒュンケルといった強敵と戦っていく。原作ストーリーを丁寧に追っているのでじっくり楽しむことができる。
プレーヤー自身が主人公となる「絆の旅路」は、「ミラドシア」という世界が舞台となる。「異空神・ゼバロ」によって滅びの危機にある「ミラドシア」を、「竜の軌跡」で解放された「ダイの大冒険」の世界の仲間を召喚して一緒に戦っていくというものだ。
パーティを組んでいざバトル! 好きなキャラクターを組み合わせた夢のパーティを作れる!!
パーティ編成は、プレーヤーキャラクター1人と「ダイの大冒険」のキャラクター達3人を選んだ計4キャラクターで構成される。そのうちの1人はプレーヤーの相棒として選出し、相棒に選んだキャラクターはプレーヤーキャラクターと交代しながら戦うことになる。交代はバトル中何度でも可能だが、1度交代すると一定時間経過するまでは再度交代できない。ただし、操作中のキャラクターが倒されてしまうと自動で相棒と交代するようになっている。
なお、「竜の軌跡」では、ストーリーに合ったキャラクターで挑む必要があるクエストもある。一方「絆の旅路」での戦いはパーティ制限がないので、好きなキャラクターを組み合わせた夢のパーティを作ることが可能だ。筆者はポップかクロコダインを相棒にして、ここぞというときに交代し「奥義」を使うのが気に入った。
クエストには、竜の軌跡・絆の旅路ともにエピソードクエストとバトルクエストがある。エピソードクエストでは物語をじっくり楽しめる。スタミナは消費しないので、気軽に読み直すことが可能だ。
一方のバトルクエストでは、キャラクター達が3つのレーンに分かれたステージを走り抜けながら敵を倒していく戦闘を楽しめる。プレーヤーはレーンの上を走るキャラクターを右へ左へスワイプで移動させ、キャラクターを敵の位置に誘導する。キャラクターたちはそれぞれの攻撃の範囲にいる敵を自動で攻撃してくれるが、装備によって正面のみであったり、横並びの敵にダメージを与えられたり、縦に並んだ敵を一気に攻撃できたりなど、攻撃範囲がそれぞれ異なるので把握しておこう。
なお、バトルクエストには、推奨されている戦闘力が設定されている。もし、プレイしたいクエストの推奨戦闘力がパーティの総戦闘力より上回っていた場合は、キャラクターたちの装備の強化やステータスの強化を優先し、万全の態勢で臨むことをおすすめしたい。
「ダイの大冒険」のキャラクター達には、通常攻撃のほかに「特技」と呼ばれる呪文や攻撃技と、ここぞというときに使う「奥義」がそれぞれ用意されている。「特技」や「奥義」は時間経過で増加していくゲージが溜まると使うことができるようになる。「特技」によっては使用回数をストックできるものもあるので、溜まったら即使うのではなく、使用するタイミングを見極めるのも大事だ。また、「奥義」は「特技」を使えば使うほどゲージが早く溜まるようになるので、ボス戦に到達する前から「特技」を使いつつ「奥義」をチャージしておくこともおすすめだ。なお、プレーヤーキャラクターには固定の「特技」や「奥義」も用意されているが、ダイやアバン、クロコダインといった他キャラクターの「特技」や「奥義」を使うこともできる。ただし、「特技」や「奥義」はパーティメンバー同士で重複はできない。
また、相棒でない残り2人のキャラクターたちは移動や攻撃、「特技」を自動で行なう。「奥義」のみはプレーヤーが指示して発動するので、プレーヤーの技量次第でバトルの勝敗を左右する大事な要素となっている。
ほかにも、プレーヤーキャラクターだけが職業を変更できる。職業は「勇者」、「戦士」、「魔法使い」、「僧侶」の4つ。職業ごとに装備できる武器種が決まっており、その武器種に応じた「特技」・「奥義」が使用できる。例えば、「アバンストラッシュ」は剣を装備できる戦士と勇者が使用可能となる。ただし、同じパーティ内で同じ「特技」や「奥義」を使えるキャラクターは1人までなので、使いたい「特技」や「奥義」に応じてパーティを組み替えよう。筆者はクロコダインの奥義「獣王会心撃」を人型のプレーヤーキャラクターが使えるのが嬉しくて、気に入って使っていた。
もちろんバトルは攻撃だけではなく防御も重要だ。剣や槍、片手杖を装備中に盾を装備していると、画面長押しで敵の攻撃をガードし、ダメージを軽減させられるのだ。敵が攻撃を仕掛けてくる際は、攻撃範囲がオレンジ色で表示されるので、タイミングを見てガード、避けられそうであればスワイプして回避といった判断ができる。上手く敵の猛攻をさばけたときは非常に気持ちがいい。
なお、斧や両手杖を装備していると、ガードではなく通常攻撃よりも少し強い溜め技が使える。溜め技のモーション中は少しであれば敵の攻撃を耐えることもできるが、耐え切れなくなると吹き飛ばされてしまうので、なんとか吹き飛ばされないようにという思いから指にも不思議と力が入りがちになっていた。
ステージの最後には必ずボスが出現する。ボスはモンスターであったり、魔王軍の誰かであったりと様々だが、なかなか強い面々が待ち構えている。ボス戦でも、基本的な戦い方はザコ敵と変わらないが、いくつかボス戦専用の演出が用意されているので紹介しよう。
まず、ボスはキャラクターたちの「奥義」があたると後方に吹き飛ばされ後退する。また、ボスが「特技」や「奥義」を繰り出すタイミングには「CHANCE」マークが表示され、その瞬間にプレーヤー側が「特技」や「奥義」を発動するとカウンターアタックが成功し、ボスの攻撃を食い止めることができ、さらに後退させることができる。
ボスがある程度後退すると、ボスの背後に岩の壁のバリケードが出現する。ボスをこのバリケードまで追い詰め、もう一度カウンターアタックや「奥義」を当てることに成功すると、ボスがバリケードに叩き付けられて、一定期間スタン状態になる「BREAK」が発生する。ボスが動けないのでここぞとばかりに攻撃を仕掛けるとともに、「FINISH BREAK」のマークに合わせて「特技」もしくは「奥義」を発動すると大ダメージをボスに与えられるようになる。このようなボス特有の戦い方があるので、うまく活用しながら戦っていこう。
また、バトルは全体の制限時間が決まっており、もしボスまで倒せずに制限時間を迎えてしまうと、その場でステージ攻略失敗となる。逆に、各ステージで決められた時間内にクリアできるとクリアボーナスとしてアイテムをもらえる。効率よく敵を倒していく戦略も必要だ。
なお、バトルクエストはプレーヤー自身が移動からスキル、奥義発動まで操作できる「Normal」と、移動とスキル発動は自動で、奥義のみプレーヤーが指示できる「Auto」、すべてコンピュータにお任せする「Full Auto」の3種類のモードから好きなスタイルを選んでプレイできる。プレイモードはバトル中いつでも変更可能だ。
キャラクターを強化して強敵に挑もう! 武器や防具だけじゃない育成要素
本作では、クエストのクリア報酬や、「宝探し」と呼ばれるガチャを引くことで様々な武器や防具を手に入れられる。手に入れた武器や防具は装備すると、キャラクターのステータスが上がる。装備はおまかせボタン1つで簡単に装備できるので、序盤はおまかせでポンと装備を決めてしまってもいいだろう。
しかし、ただ武器を装備しただけでは強さも頭打ちになってしまう。そこで、武器や防具の強化や進化が重要となってくる。強化は、使わなくなった武器や、クエストで手に入れた強化素材を使って行なえる。進化は同じ武器、もしくは防具を組み合わせて行なえ、武器や防具自体のレベル上限が解放される。
また、「特技」や「奥義」も強化することができる。「特技」や「奥義」はその技の書や関連する特技書というアイテムを消費してレベルを上げる。レベルが上がると威力が上がったり、ストック数がふえるなど、バトルで戦いやすくなる。強化アイテムを手に入れたらどんどんレベルを上げていこう。
そのほか、装備以外にもキャラクターのステータスを上げられる「ボード」がある。「ボード」はプレーヤーキャラクターの職業ごとのステータスを上げる「職業ボード」、他キャラクターのステータスを上げる「仲間ボード」の2種類がある。
「ボード」はそれぞれ職業やキャラクターごとに用意されており、ステータスを上げるには「ボート」に置かれているパネルを解放する必要がある。パネルには「物理攻撃力」、「物理防御力」、「魔法攻撃力」、「魔法防御力」、「最大HP」、「回復力」があり、それぞれ解放するためのアイテム(力の種、魔防の実、命の書)などを消費して解放していく。また、パネルは解放されたパネルに隣接していないと新たに解放することができないので、限られたアイテムの中でどういったルートでステータスを解放していくか考えていくのも楽しい。
「職業ボード」では、プレーヤーキャラクターの職業ごとにステータスを上げることができるので、「勇者」ならこのステータスを、「魔法使い」ならこのステータスを強化したいというようにある程度選ぶことができる。特化させたい部分、補強したい部分を狙って強化させることが可能だ。ちなみに筆者は「戦士」に魔法防御力、魔法使いでは「物理防御力」を補強して屈強な戦士になることに重きを置いていた。
「仲間ボード」ではキャラクターごとに「ボード」が用意されているので、「職業ボード」同様特化させたい部分や補強したい部分を解放していくのがいい。もちろんまんべんなくステータスを強化していきオールラウンダーのように育てていってもいいだろう。
「ダイの大冒険」のキャラクターたちはクエストをクリアするたびに、経験値のほかに親密度ポイントも貯まっていく。親密度ポイントは各キャラクターがプレーヤーキャラクターとどのくらい仲良くなったかというものだ。この親密度ポイントが一定数貯まると、キャラクターそれぞれの「キャラクタークエスト」が発生する。「キャラクタークエスト」では「ミラドシア」に連れてこられた「ダイの大冒険」のキャラクターたちとプレーヤーキャラクターとの会話を楽しめるエピソードクエストや、バトルクエストが発生する。そのクエストをクリアすると親密度がレベルアップし、各キャラクターたちのレベル上限や仲間ボードのエリアが新たに解放されるのだ。
また、各キャラクターの親密度レベルが上がるとプレーヤーキャラクター自身の「キャラクタークエスト」も解放されていく。今回体験できたプレーヤーキャラクターの「キャラクタークエスト」はエピソードクエストのみだったが、今後どのような展開が待っているのかとても楽しみだ。
チケットを消費してゴールドや経験値、武器などの強化素材、ボードを埋めるための「種」や「実」を手に入れることができるチャレンジクエストも搭載されている。チケットは1日ごとに一定枚数配布され、チケットの効果は1日のみ。どのクエストもキャラクターたちを強くするのに欠かせないのでぜひ毎日チャレンジしてほしい。
イベントクエストという期間限定のイベントも開催される。今回筆者が体験できたのは「再来!勇者の家庭教師」というクエストだった。クエストをクリアするとイベント開催中にいろいろなアイテムと交換できる特別なアイテムを手に入れられる。
また、プレーヤーキャラクターと相棒のみ連れ、最大3人までで協力して挑む協力マルチプレイができるクエストもある。
ストーリーを進めていくと「断空神殿」というクエストにも行くことができるようになる。断空神殿は「絆の旅路」の世界「ミラドシア」に複数現われたダンジョンで、難易度も高い。1つのクエストをクリアしても、次のクエストに挑戦するには強化が必要になるほど、1つ1つのクエストの難易度の幅が大きい。ある程度強くなったらまた挑戦という形でモチベーションを高めるいい要素だと感じた。
さらに、本作の中にはミッションが設けられており、通常、デイリー、イベントなど様々なシチュエーションのミッションがある。ミッションをクリアするごとにいろいろなアイテムを手に入れることができるので、こまめにチェックしておきたいところだ。
本作はチュートリアルからしっかり時間をかけてプレイすることができ、やりごたえは抜群だ。2つの世界を行き来することで、「ダイの大冒険」の世界に飛び込めるだけでなく、新しい世界をダイたちと一緒に冒険することができるので、新たな冒険物語を楽しむこともできる。また、「ダイの大冒険」のストーリー上では終盤まで出会うことがなかったキャラクター同士でパーティを組むこともできるので、ちょっとした特別感も味わえていい。
本作は操作がかなり簡単なので、だれでも楽しく「ダイの大冒険」の世界を楽しむことができると感じた。
なお、今回体験できた内容は4月7日から4月16日まで実施を予定しているAndroid向けのCBTにて体験できる。4月5日12時まで参加者を募集しているので、興味を持たれた方はぜひ応募してみてほしい。
©三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京
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※画面・映像はすべて開発中のものです。