【特別企画】
カプコン往年の名作32タイトルが遊べる「カプコンアーケードスタジアム」ファーストインプレッション
2021年2月18日 13:00
- 2月18日配信開始
- 【カプコンアーケードスタジアム】
- 価格:無料(「1943」が同梱)
- 【DLC(3種)】
- 価格:各1,500円(税込)
- 価格:4,000円(税込、DLCセット+「魔界村」)
- 【魔界村】
- 価格:200円(税込)
- ※2月25日まで無料配信
本日2月18日に急遽配信が開始された、カプコン往年の名作アーケードゲーム32タイトルがまとめて遊べるNintendo Switch用ソフト「カプコンアーケードスタジアム」。
「カプコンアーケードスタジアム」はさながら無料でダウンロードできるゲームプラットフォームのようなもので、ここにDLCとして追加購入したゲームソフトを格納、一覧して遊ぶことができる。さらに本体をダウンロードすると、なんと「1943」が無料で遊べるうれしいサービスも用意されている。
3種用意されたDLCは1パックにつき10タイトルずつ入ったパック形式での販売となり、「魔界村」のみ単体で販売、または3パック同時購入の特典アイテムとして入手することが可能だが、「魔界村」は2月25日までの期間限定で無料配信も行なわれている。
各DLCでは、カプコンのアーケード用ビデオゲーム第1弾「バルガス」をはじめ、「魔界村」、「ファイナルファイト」、「ストリートファイターII」などが収録されており、1984~2001年までに発売された選りすぐりのアクション、シューティング、対戦格闘、ベルトスクロールアクションゲームが楽しめるのが特長だ。
・カプコン往年の名作32タイトルが遊べる「カプコンアーケードスタジアム」ファーストインプレッション
・今なら「魔界村」無料! 発売直後のSwitch「カプコンアーケードスタジアム」で記念セールを実施中
・「カプコンアーケードスタジアム」より、収録タイトル「プロギアの嵐」の紹介映像が公開
・「1943 - ミッドウェイ海戦 -」が無料で付属!「カプコンアーケードスタジアム」2021年2月配信開始
本作の収録タイトル
・「1943」(「カプコンアーケードスタジアム」に無料で同梱)
Capcom Arcade Stadium Pack 1:すべてはここからはじまった!
・「バルガス」
・「ひげ丸」
・「1942」
・「戦場の狼」
・「セクションZ」
・「闘いの挽歌」
・「アレスの翼」
・「BIONIC COMMANDO」
・「フォゴットンワールド」
・「大魔界村」
Capcom Arcade Stadium Pack 2:アーケード絶頂期!
・「ストライダー飛竜」
・「天地を喰らう」
・「ファイナルファイト」
・「1941」
・「戦場の狼II」
・「チキチキボーイズ」
・「U.S. Navy」
・「ストリートファイターII」
・「キャプテンコマンドー」
・「バース」
Capcom Arcade Stadium Pack 3:アーケードはさらなるステージへ!
・「天地を喰らうII」
・「ストリートファイターII' TURBO」
・「スーパーストリートファイターIIX」
・「パワードギア」
・「サイバーボッツ」
・「19XX」
・「バトルサーキット」
・「ギガウィング」
・「1944」
・「プロギアの嵐」
懐かしのゲームセンター気分に浸りつつ、存分にゲームが楽しめる
「カプコンアーケードスタジアム」を起動すると、アップライト型ビデオゲーム筐体がズラリと並んだメインメニュー(GAME SELECT画面)が表示され、ゲームセンターに出掛けたかのような気分にさせてくれる。さらに筐体をよく見ると、懐かしのカプコン製汎用ビデオゲーム筐体「IMPRESS(インプレス)」のデザインを再現していることがわかる。かつて、1990年代にゲーセン通いをしていたプレーヤーにはうれしい演出だ。
左スティック、または方向ボタンで遊びたいゲームを選び、メニュー画面から「GAME START」を選択後、右スティックを押し込むと筐体にコインが投入され、マイナスボタンを押すとゲームがスタートする。コインを入れ、デモ画面からクレジット画面に切り替わる場面をわざわざ用意したところにも、開発者の「アーケード」へのこだわりがうかがえる。
ゲームを選択してから「GAME SETTINGS」を選ぶと、アーケードゲーム基板のディップスイッチを動かすのと同じ要領で、ゲームの難易度やエクステンド設定を変更したり、各種ボタンの割り当てを自由に設定することが可能。また、ほぼすべてのシューティングおよびアクションゲームには、連射ボタンがあらかじめ用意されているのも実にありがたい。さらに、メインメニューでマイナスボタンを押すと海外版のROMに切り替えることもできるので、国内版との違いを調べつつ、各タイトルを楽しむのもまた一興だ。
上記の「1943」のゲーム画面を見て、「おや?」と思われた人もいることだろう。実は本作では、初期設定のまま各ゲームをプレイすると、モニターを少し後方に傾けてあるアップライト筐体で遊んだときと同じ視点を、疑似的に再現したゲーム画面が表示される。つまり画面の形状が、上部が少し狭まった台形型になっているのだ。
アップライト筐体の視点で遊ぶと違和感がある場合は、以下の写真のように「DISPLAY SETTIGS」画面からフレームの「NONE」を選択し、画面表示をフラットに変更するといい。長年ゲーセンに通い続けている筆者であっても、初期設定で疑似再現したゲーム画面が表示されたのは正直面食らってしまったので、初期設定は普通のフラット表示にして、この演出はオプション機能のひとつとして、プレーヤーの好みで選ばせるようにしたほうがよかったかもれない。
高難易度ゲームでも快適に遊べる! 泣くほどありがたい「巻き戻し」機能を搭載
ゲーム中は、プレーヤーが任意のタイミングでプレイデータがセーブ、またはロードできる「どこでもセーブ・ロード」機能を搭載している。またZRをボタンを押しっ放しにすると、数秒間のプレイを巻き戻し、ボタンを離した場面からプレイが再開できる「リワインド(巻き戻し)」機能が使えるのも実にありがたい。
ほかにも、プレイ中にZLボタン、または「GAME SETTINGS」画面でゲームスピードを自由に調節できる機能もついているので、敵の動きや敵弾の量やスピードについていけない場合は、スピードを遅めの設定に変えて遊ぶといいだろう。
ゲーム終了後には特定の条件を満たすとACHIVEMETが獲得できたり、プレイ内容に応じて「CASPO」と呼ぶポイントが付与される。「CASPO」は、一定数を集めるごとにプレーヤーのCLASS(称号)が上がり、報酬として新しい画面設定や壁紙などがもらえるほか、「CASPO」の獲得ポイントをプレーヤー同士で競うオンラインランキングにも参加できる。なおオンラインランキングは、タイトルごとのハイスコアや、「スペシャルチャレンジ」(期間限定イベント)の成績も集計の対象となっているので、自信のある人は世界中のプレーヤーを相手に腕を競っていただきたい。
かつて、ゲームセンターであまりの難しにギブアップしたり、財布の中身が足りず泣く泣く攻略を断念したゲームを、ぜひ本作で再チャレンジしてはいかがだろうか? また、本稿ではご紹介していないが「19XX」をはじめ、本作で初めて移植が実現したタイトルもあるので、この機会に未プレイのタイトルもぜひ遊んでみよう。
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