「ラグナロクオンライン」、「Episode 8.1」先行体験レポート
異世界で対立する2つの種族、「ヒドゥンスロットエンチャントシステム」いよいよ実装!

11月9日収録




 ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社は、MMORPG「ラグナロクオンライン」において、大型アップデート「Episode 8.1: into the unknown【イグドラシル】」及び「EXTRA UPDATE」を、11月17日に実装する。

 「Episode 8.1: into the unknown【イグドラシル】」(以下、「Episode 8.1」)は、7月に実装された「Episode 8.0」から直接続くストーリーで、プレーヤー達は前回出現した異世界「アッシュ・バキューム」の奥深くを探索することになる。新種族「ラフィネ族」、「サファ族」も登場し、異世界の新たな姿が明らかになる。

 「Episode 8.1」は異世界へ行くクエストをクリアできる上級者のみが挑戦できるコンテンツだが、「EXTRA UPDATE」は特定の鎧鎧に隠された能力を付与する「ヒドゥンスロットエンチャントシステム」やバランス調整など、より広い層のユーザーに向けてのアップデートになる。今回、ガンホー社内でこれら新コンテンツを体験できることができたのでさっそくご紹介していこう。


■ 妖精と巨人の対立、独自の文化を持つ種族の姿が明らかに。高難易度ダンジョンも2つ追加

ガンホーゲームサービス部一課主任の千葉亮一氏
第一マーケティング部第一企画課の中村聡伸氏
ゲームサービス部一課の長澤誠吾氏

 今回アップデートの紹介を行なってくれたのは、ガンホーゲームサービス部一課主任の千葉亮一氏、第一マーケティング部第一企画課の中村聡伸氏、ゲームサービス部一課の長澤誠吾氏の3人だ。

 タイトルになっている「イグドラシル(ユグドラシル)」は北欧神話に登場する世界そのものを体現する巨木であり、「世界樹」とも呼ばれる。イグドラシルは「ラグナロクオンライン」の元の世界でも登場するが、今回のエピソードでは妖精族の「ラフィネ族」と、巨人族「サファ族」の対立など、モチーフである北欧神話の要素がさらに濃くなった印象だ。

 「Episode 8.1」では復活した魔王モロクを撃退し、モロクが逃げた先を追う人々の前に現われた異世界「アッシュ・バキューム」でのストーリーの続きとなる。この世界は東と西で全く様相の違う奇妙な世界となっていた。東は雪で覆われ、西は草の生い茂る地なのだ。隣接した地域でどうしてこうも違うのか、今回はこの謎の一端も明かされることとなる。

 西の地の奥には妖精族「ラフィネ族」がいる。ラフィネ族は蝶のような羽根を持った妖精で見た目もかわいらしい。彼らは「スプレンディッド」という前線基地を築きこの地に根を下ろしている。実はラフィネ族は本来はここから遙か離れたところに住んでいるのだが、ある目的のために前線基地を作ったようだ。光を出すキノコのような「環境浄化装置」を植えることで本来寒冷地であるこの地を温暖な気候に変えている。彼らはこの地に古くから住んでいる巨人族「サファ族」と現在対立状態にある。

 スプレンディッドは、大きな葉を茂らせる植物に囲まれたユニークな街になっている。ラフィネ族の住居は半分にしたタマゴのような半円形の建物で、奇妙な文化を感じさせる。また巨木の葉の上に乗ることができ、こちらには花のつぼみのような形の家がある。葉の上から街を見下ろすことができたりと、歩いているだけでも楽しい場所だ。ラフィネ族は子供のようにかわいらしい外見で街の雰囲気はのどかだ。彼らが何故この地に前線基地を作っているかは気になるところだ。

 一方、東の地にはサファ族がいる。プレーヤー達よりも大きな体を持ち、毛皮に身を包んでいる。戦士の姿をした巨人は男のように見えるが、街の人はすらりとした体で男女どちらかがわからない。彼らが住んでいるのが鉱山の街「マヌク」だ。雪に覆われ、とがった水晶がつきだしている硬質な雰囲気を持った場所である。

 サファ族の住居は石造りの重厚なものだが、なぜか尖った物が好きなようで一般の住居はとげが生えた棍棒のような形だ。門にも侵入者を防ぐためなのか、装飾なのかスパイクが植え付けられている。ストーンヘンジの様な建造物や、英雄の石像があったりとこちらも独自の文化を感じさせる。街の中心地にはロボットのような機械が鉱石を採掘している。環境を変えるラフィネ族も含め、SF要素も気になるところだ。

 サファ族は民族としての大きな問題を抱えているという。彼らの肌は灰色をしているが、実はこれは民族全体が病に冒されているからだという。彼らはこの地で取れる鉱石ブラディウムから作られる薬を飲み続けなくては体が崩壊してしまう病に冒されており、このために必死に鉱石を採掘していると言う。プレーヤーはラフィネ族、サファ族のクエストを進めることでどんな秘密を知ることになるのだろうか。

 彼らと話すためにはまず「知恵の王の指輪のクエスト」をクリアしなくてはならない。このクエストをクリアし、知恵の王の指輪を装備することで彼らの話を聞くことができる。2つの種族でどういったストーリーが展開するかは強く興味が惹かれるところだ。

 また、ラフィネ族はジャムや蜂蜜、サファ族は錠剤のようなアイテムをもらえるクエストがある。これらは両陣営のクエストを進めることで得られるコインを消費してアイテムを購入するのだが、使うことでそれぞれのフィールドでモンスターからのダメージが減少するなど、狩りに有利な効果がある。経験値稼ぎに活用したいアイテムだ。


妖精族の「ラフィネ族」の前線基地スプレンディッド。巨大な植物の葉の上に乗ることができる。卵形の建物がおもしろい
巨人族「サファ族」の鉱山の街マヌク。石造りの重厚な街だ。街の中には監獄があり、ラフィネ族の捕虜が囚われている
彼らの街に行くには、知恵の王の指輪を手に入れなくてはならない。各街には様々なクエストがあり、進めていくことで狩りに有利なアイテムが入手できる

メモリアルダンジョンに登場するニーズヘッグの影。隕石を落としたり、強力な攻撃をしてくる

 今回の「Episode 8.1」のもう1つの目玉が2つのダンジョンだ。「二つの種族のクエスト」をある程度進めることで入れる「イグドラシル中心部ダンジョン」と、「守護者クエスト」をある程度進めることで入れるようになるメモリアルダンジョン「ニーズヘッグの巣」という2つのダンジョンが追加された。

 イグドラシル中心部ダンジョンは2層構造になっており、強力なモンスターが登場する。こちらのダンジョンはうち捨てられた神殿のような印象で、破壊された床石や倒れた柱などが見える。小さなトカゲのような「ドラコ」や、女の子のような「アクアエレメンタル」も侮れない力を持っている。さらにリスのぬいぐるみをかぶったような「ラタトスク」もユーモラスな外見からは想像もつかないほど強い上に、ボスモンスターである「ドゥネイール」も徘徊している。

 ドラゴンの像が彫られた守護者の門を抜けるとはいることができるメモリアルダンジョン「ニーズヘッグの巣」はパーティーで挑戦できるインスタント空間でのダンジョンだ。アクアエレメンタルといった今回追加されたモンスターに加え、見るからに恐ろしい大きなモンスター「エンシェントツリー」も登場する。MVPボスモンスターは巨大な翼を持つドラゴン「ニーズヘッグの影」。もし倒すことができれば、強力なアイテムをドロップするという。


イグドラシル中心部ダンジョンは「二つの種族クエスト」を進めることで挑戦できる。強力なモンスターにどう立ち向かうか、攻略が必要だ
メモリアルダンジョン「ニーズヘッグの巣」。パーティーの連携が試されるダンジョンでニーズヘッグの影が最大の難関となるだろう


■ より幅広いユーザーを対象にした「EXTRA UPDATE」。新武器や、各マップのバランス調整も

リスクはあるが、成功すればリターンが大きいヒドゥンスロットエンチャントシステム
ベチェルアックス。転生職のイラストで持っていた特徴的な武器だ

 「Episode 8.1」と同時に実装される「EXTRA UPDATE」は幅広いユーザーを対象にしたアップデートだ。「Episode 8.1」は上級者の、しかも前提となるクエストをクリアしたユーザーのみのものになってしまう。今回の「EXTRA UPDATE」はより快適なレベルアップを楽しめるほか、コアプレーヤーにとってはさらに自分を高められる要素が入っている。

 大きな目標となるのが「16種類の武器、6種類の防具の追加」だ。武器は車輪のような刃を持つ斧「ベチェルアックス」や、ヒールをすると低確率でSPが回復する「スタッフオブティアー」、ホワイトスミスのスキル「カートターミネーション」のダメージをアップさせる「ギガントアックス」などがある。特定のスキルをブーストすることで、プレイスタイルをさらに強化したり、弱点を補う効果を持つアイテムが多い。

 失敗すると破損の可能性もある精錬を複数回成功させることで真の性能を引き出せるアイテムもある。これらのアイテムは転生職のイメージイラストのキャラクターが持っていた武器だ。アイテムは今回のアップデートで従来のモンスターのドロップが変更され、入手可能になるとのことでアップデート直後は多くのプレーヤー達が挑戦するだろう。

 防具はヘアバンドの色違いが4種と、花の冠と猫の肉球をイメージした頭装備「肉球のヘアピン」。これらは追加クエストをクリアすることで入手できるという。クエストは「コボルトアーチャーを1,000匹倒せ」といった手間のかかる物だが、パーティーで倒した数を共有できるので、協力すれば入手の可能性はグッと高まりそうだ。

 話題を集めそうなのが「ヒドゥンスロットエンチャントシステム」特定の鎧の秘めた能力を付与することができ、成功すれば6種類のステータスのうちどれか1つが+1~+3の効果がランダムで付く。「RO」でのステータス+3というのは、カードでブーストしても実現が難しい大きな効果だ。魔法使い向けの装備でINTが上がる装備ができればその価値は跳ね上がる。一攫千金も可能なシステムだ。

 「ヒドゥンスロットエンチャントシステム」はプロンテラの南西地域に登場する「細工職人」によって可能になる。エンチャント可能な防具は決まっており、挑戦することで能力を付与できる。気を付けたいのはカードを挿していたり、精錬している防具で挑戦すると防具の性能は初期値に戻ってしまうことだ。新品を使いたいところだが、カードを外したいときにも使えるかもしれない。

 成功率は、ゲーム内で性能の低い防具であるほど高くなり、逆にレアアイテムは失敗しやすい。失敗すればアイテムは消えてしまい、大損害となる。今回は実験として「メントル」、「セイントローブ」、「オルレアンの制服」を5個ずつ使った。この中では、メントルは入手しやすく、オルレアンの制服は最も入手しづらい。結果として、メントルは全部成功、セイントローブは1つ、オルレアンの制服は2個だった。レアアイテムが消滅するというのは実験ですらかなりの喪失感がある。プレーヤー達はこのシステムをどう活用していくだろうか。

 「EXTRA UPDATE」では従来のモンスター配置の調整に加え、取得経験値の調整が行なわれる。よりキャラクターを育てやすい環境を実現するための調整が行なわれるのだ。これまでモンスターの配置換えで効率の良い狩場の模索をしてきたが、世界観を重視すればマップとモンスターの関係性を無視できない。そこでステータスを調整することでより狩りやすい環境を整えていくという。「ラグナロクオンライン」はプレイしやすい環境を目指して常にアプローチしていると感じられた。


ヒドゥンスロットエンチャントシステム挑戦中は光が出て他の人も結果がわかる。良いアイテムが出来たら思わず自慢してしまうかも!?
10秒に1度HPを回復してくれる「セフィロトシューズ」、シールドブーメランの威力が高くなる「ブラティウムシールド」、ヒール使用時に低確率でSPを回復させる「スタッフオブティアー」
精錬値が高いほど、最大SPが上がる「クロノス」、カートターミネーションの威力が上がる「ギガントアックス」、精錬値が上がると威力も上がる「ブラディウムハンマー」
ソニックブローを習得していると発動させる「クリシュナ」、Strが高いほど強くなる「クラスナヤ」、高レベルバッシュを習得しているとバッシュの威力が更に上がる「達人の剣」
低確率で近接物理攻撃が強くなる「ヴァイナ」、弓のスキルを強化する「ファルケンブリッツ」、精錬値が高いほどIntが上がる「古代樹の杖」
新頭装備、「肉球のヘアピン」、「ホワイトヘアバンド」、ニーズヘッグの影の力を宿したマント「スキンオブシャドウ」

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※写真はテスト環境のため実際と異なる場合があります。

(2009年 11月 16日)

[Reported by 勝田哲也]