「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!
「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!
スカイダイビングに、ゴルフにテニス! いろんなスポーツやってみようぜ!
(2014/12/4 00:00)
「GTA Online」はドライブ、レース、そしてドンパチだけじゃない! 観光の楽しさは前回語ったが、今回は“スポーツ”だ。テニス、ゴルフ、スカイダイビングにマリンスポーツと、実はいろんな要素が入っているんである。
テニス、ゴルフは「ミニゲーム」であるが、単純なおまけ要素なんかじゃない。「GTA Online」ではどれもが本格的だ。自分のキャラクターが色々なスポーツに挑戦するっていう“絵”も楽しい。たまには手からハンドルや銃を放して、ラケットやクラブを握ってみないか?
本格的で、かなり熱いぜ、テニスにゴルフ
「GTA Online」でスポーツができる! 仲良くなった友達を別のゲームに誘う、というのもオンラインゲームならアリだが、やっぱり自分のキャラクターでプレイしたい。そういう想いを叶えてくれるのが「ゴルフ」と「テニス」だ。この2つのコンテンツ、実はかなり本格的なのである。せっかくならテニスウェア風、ゴルフウェア風の服に着替えて、ノリノリでやってみたいところだ。
ゴルフはハーフコース9ホールが用意されている。風向きやグリーンの傾きもあってルールは本格的。左レバーを下に入れてはじいてパワーを決定、そのまま前にレバーをはじくとショットするというやり方で、思いっきり白球を飛ばせる。風向きを読んで方向を決め、クラブを選んでパワーを調整してショット! ゴルフゲームならではの駆け引きもきちんと楽しめる。
コースは池もバンカーも大きな木もある。ゴルフコースは見晴らしが良く、うまくショットできた時は最高に気持ちいい。成功するとキャラがガッツポーズとるのもちょっとうれしい。ゴルフゲームが好きな人には特に楽しいだろう。ゴルフは最大で4人での対戦ができるけど、「1人でも楽しめる」というところもポイント。それほど多くないがRPも入るので、たまに1人プレイでやってみるのも良いぜ。スコアを更新するのも楽しいよな。
テニスもまたすげー凝ってる。相手の頭上を抜く「ロブ」、スピードが速い「トップスピン」、タイミングをずらすバウンドをする「スライス」を打ちわけることができ、さらに方向も決められる。サーブはタイミングを合わせればサービスエースも狙える。それでいながらゆるい感じでラリーもできる。実力がそれなりならば熱いラリーも楽しめるのだ。
俺とRIAがやった時は最初はかなりRIAが好調で、俺はかなりへこんでたんだ。だけど長丁場になり、向こうの集中力が切れてきたのか追いついて、最後は逆転した。やっているうちに、ちょっとした打ちわけやサーブのコツをつかんだのが勝利の鍵だった。テニスも極めるとかなり楽しそうだ。ただテニスに関しては「2人でしかできない」ってのは俺は少し残念だな。結構長時間の勝負になるからつきあってくれる人を探さなきゃならない。「GTAV」では1人でできるんだから、NPCとやったり、NPCを交えたダブルスが遊べても良いと思うんだよ。
西海岸の風景を満喫! 楽しいマリンスポーツにパラシューティング
変わり種の“レース”として面白いのが、「ボート」と「パラシューティング」だ。ボートはジェットスキーからモーターボートまで色々なボートで試せる。「GTAV」ではボートで追跡したり、地下水道をジェットスキーで走り回ったりできたが、「GTA Online」ではレースコースが少ない。しかもボートは手に入れてもカスタマイズができないので、コースによってボートの種類で有利不利がはっきりしてしまうところが注意点だ。
とは言え、波をザブザブ越えて青い海の上をかっとぶのは単純に楽しい。船底が見えるくらいに高く飛べるジャンプ台もあるし、カーブを曲がるのも独特のタイミングがある。レースの幅を広げる要素として今後増えて欲しいし、大型の船をジェットスキーで襲うような船だからこそ楽しめるミッションとかもやってみたい。 ボート専用のコンテンツも今後パワーアップして欲しい。
ボートレースと対照的に、バラエティ豊かなのが「パラシューティング」だ。空中に浮かぶチェックポイントを速く、効率良く通過していくというところが腕の見せ所だ。パラシューティングの魅力はなんといっても空中にいきなり放り出される緊張感と、眼前に広がる広大な景色につきるな。街中ではビル群の中をすり抜けつつ、目標のマーカーを目指す圧迫感が感じられるし、山中では雄大な自然に向かって滑空していく雰囲気が気持ちいい。
パラシューティングの場合、いきなり上空にヘリや飛行機で連れて行かれ、ダイブするところから始まる。空中にダイブし、ほどよいタイミングでパラシュートを開いたら、あとは落下位置の微調整と、落下速度の調整が全てを決める。そして最大の難関が“ラスト”にある。どれだけうまくチェックポイントを通過しても、地上に描かれた着陸ポイントにきちんと着地しないとリタイアになり、得点が0になってしまうのだ。俺はついつい着地までのマーカー通過に執着しちまうので、結果、着地でミスしてポイントが取れずにリタイアになることが多い。とにかくラストが大事だぜ!
パラシュートの操作技術はレースジョブだけじゃなく、フリーモードの時に盗んだ飛行機から空中で脱出するときや、山登りで山頂まで到達したあと、そこからダイブして下山するのも楽しい。レースジョブ以外でもいろんなところから飛び降りてみるのもオススメだぜ!
レースでも、スポーツでもないが、俺が発見した“遊び”が「水中散歩」だ。「GTAV」で乗れた潜水艇が、「GTA Online」にもちゃんとあるんである。買うことができないので「GTA Online」では水中要素はないのかと思っていたんだが、これはうれしい要素だ。北西の波止場にいつも止まっていて、1人が乗ったらすぐに次が出てきたから何回でも出てくるようだ。
正直、今のところは「GTAV」にあった「放射性廃棄物収集」といったコンテンツもなく、“乗れるだけ”みたいだが、それでも海底散歩は楽しい。海底の海草や岩肌の表現もいい。いろんな海底を回りたくなる。ただあまり潜りすぎると水圧で壊れてしまうので要注意だ。次世代「GTAV」では野生動物が増える。海の中にはハンマーヘッドシャークやイルカ、シャチなど海洋動物も増えるというので、この潜水艇で会ってみたいぜ。
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