山村智美の「ぼくらとゲームの」
連載第61回
ゴールデンウィークに「弾銃フィーバロン」のフィーバー裏モードをがっつりプレイしていた話
2017年5月10日 12:00
この連載は、ゲーム好きのライター山村智美が、ゲームタイトル、話題、イベント、そのほかゲームにまつわるあれやこれやを“ゆるく”伝えるコラムです。毎週、水曜日に掲載予定。ちなみに連載タイトルは、本当は「ぼくらとゲームの間にある期待の気持ち」。新しい体験の、その発売を、いつでも楽しみにしている期待の気持ち。そのままだと連載タイトルとしては長すぎたので……「ぼくらとゲームの」。
ゴールデンウィークが終わってしまいましたね。というわけで今年も昨年同様、みなさんに絶望を与えていきたいと思いますが……次の祝日はなんと7月17日の海の日までないんですよ。約2カ月先。長いね。長い。がんばりましょー。来月はE3もありますから。
さてさて、僕のゴールデンウィークはと言いますと、
エムツーさんのM2 Shot Triggers 第2弾として配信されているプレイステーション 4「弾銃フィーバロン」のインタビューをさせて頂いたこともあって、自分でも個人的に「弾銃フィーバロン」を購入してやりこんでいました。
「弾銃フィーバロン」については、インタビューのほうでお読み頂ければ。
・「弾銃フィーバロン」のインタビュー前編・後編はこちら
http://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/1057481.html
http://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/1058007.html
で、エムツーさんのM2 Shot Triggersには、第1弾になった「バトルガレッガ Rev.2016」にもあったのですが、エムツーさんが独自に調整したスペシャルモード的なものがあるんですよね。
「バトルガレッガ Rev.2016」ではプレミアムモードが、「弾銃フィーバロン」ではフィーバーモードという、独自バランスに調整したモードがあります。
そして、このモードには特定条件を満たすとゲーム内容が豹変する“裏”があるんですよ。
裏。
いいですよねー、裏っていう響き。
最近あんまりそういうのはゲームにないですからね。裏。ひと昔前ですとゲームキッズの心を惹き付けてやまない魅惑の言葉でした。裏技、裏面、裏ゼルダ。
それで「弾銃フィーバロン」の“裏”なんですけど、インタビューでも“コンセプトは景気良く”と伺っていたとおり、得点の伸びが景気がいいんです、猛烈に。
ざっくり言うと、アーケード版の全国1位のスコアは約1,500万点なのですが、PS4版のフィーバーモードで裏をがっつり活用すると僕でも3,000万点を越えるほどで、ようするにもう別のゲームのような楽しみ方になっているわけです。
「弾銃フィーバロン」の“裏”は、スコアを伸ばす方法がシンプルだけど奥深くなっていて、妙にハマってしまったんですよ。
まず、裏に入る条件なんですけど、それは公式にも明かされていないのでプレイしている限りの話になってしまいますが、ようするに「敵をスピーディーに倒す」、「サイボーグ兵士をスピーディーに回収する」ができていれば、ステージ1のセクション1を越えたときにセーフティーラインが消えて、裏に突入するという感じです。
「バトルガレッガ Rev.2016」の裏に入るのはちょっとコツが必要でしたけど、「弾銃フィーバロン」の“裏”は自然に入っちゃうぐらいだと思います。
裏に入ると「ボンバーで敵を倒したときのサイボーグ兵士の量」がとんでもなくなります。「弾銃フィーバロン」はサイボーグ兵士を取るたびに上がる「ベーススコア」というものがあり、いろんな得点にそのベーススコアの得点が加算されるようになります。
つまり、ボンバーでサイボーグ兵士を大量獲得するとベーススコアが猛烈に上がって、それ以降のいろんな得点も倍々ゲーム的な感覚で高まっていくという仕組み。
従来のフィーバロンにはなかった「ボンバーをどこで使うのが一番稼げるのか」というポイントがあるわけですが、“ベーススコアは他の得点に加わる点数”なので、ステージ序盤で高めて道中の得点全体を高めていくというのが重要です。
ちなみに裏は1度入ると、残機が3未満になると表に戻されてしまうようなので、残機3以上は常に維持していれば問題ない、逆に言うと、4機以上の残機はいらない、とも言えます。そして、1機やられると次の機はボンバーを3つ持っているので、裏モードで稼ぐには“残機潰し”でボンバー数を増やすという要素も出てきます。
また、敵の弾を喰らったときなどに自動でボンバーが発動してくれる「オートボンバー」の機能もあるのですが、オートボンバーのときはベーススコアはさっぱり上がりません。得点稼ぎの重要なボンバーを使われてしまい、ベーススコアも上がらないという、まさにペナルティの要素になっていました。
そんなわけで、「ボンバーの使える回数」と「ボンバーが手に入る箇所」を把握しつつ、その「使いどころ」と、「どこで不要な4機目以上の残機を潰すのか」を考えつつ、自分なりの組み立てでプレイしてみると……と。
そんなにボンバーを活かすポイントは多くないので、パターンを追い込んでみると実は結構シンプルなのではと思えるんですけど、理想的な結果を出すのはきっちり出すのは難しいですし、よりスコアを伸ばしていく工夫をしていこうとすると奥深いです。
シューティングゲームにあまり馴染みがないという人や、それこそスコアを意識したやり込みはあんまりしたことがない、面白さがわからないという人にも「弾銃フィーバロン」はオススメです。
上に書いてきたような「フィーバーモード裏」での僕のプレイ動画を載せておきます。ミスだらけで鬼のように下手なプレイですけど、一応は今回書いているポイントを「あぁ、そういうことね」と思ってもらえるのではないでしょうか。
載せているプレイ動画はとりあえず3,000万点は越えたからいいかな……というものなんですけど、ネットランキングのトップの人は精度が高いのは当然として、「そうくるか!」と思わず感心させられたとんでもない稼ぎ方もしていて5,000万点を越えてるんですよねー。奥が深い。ディープ。
こういうがっつりとした2Dシューティングゲームに馴染みがないという人も多いかとは思うんですけど、シューティングゲームはいわゆる“ゲームらしい手触りの良さ”を、ものすごくむき出しに、そして手軽に味わえるので、1度はチャレンジしてみてもらいたいです。
M2 Shot Triggersの「弾銃フィーバロン」はかなりシューティング入門向けでもあると思えますので、ぜひ。
ではでは、今回はこのへんで。また来週。