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PS Vita「俺の屍を越えてゆけ2」。奥義についての情報が明らかに!

コーちんのおもてなしについても詳しく解説

7月17日 発売予定

価格:
初回限定版 7,800円(税別)
パッケージ版 5,800円(税別)
ダウンロード版 4,800円(税別)
CEROレーティング:審査予定

プレイ人数:1人

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアはPlayStation Vita用RPG「俺の屍を越えてゆけ2」(俺屍2)を7月17日に発売する。価格はパッケージ版が5,800円(税別)、ダウンロード版が4,800円(税別)。

 発売日が徐々に近づき体験版の配布も始まり、期待感も高まる中、公開される情報もよりゲームの奥深い部分に迫ってきた。今回は「術」の修得を始め、奥義の創作、コーちんがいろいろと提案してくれる初心者にとっては嬉しいコーちんのおもてなしなどについて紹介する。

「術」について

【術の修得】

 「俺屍2」では、攻撃、回復、補助といった様々な系統の術が存在する。一族キャラクターに修得させうまく使用することで、戦力は大幅に向上する。使用するには一族キャラクターの技力を消費する。

 術は、戦闘時だけでなく、中には迷宮内の移動中に使用することができるものもある。迷宮内の宝箱を探したいときや、鬼神を討伐するために奥へ進みたいときなどに活用するといいだろう。

 術を修得するには、戦闘の戦利品として術の巻物を手に入れる必要がある。迷宮探索で術の巻物を入手した翌月に、一族キャラクターの技力などのステータスが修得条件を満たしていると、その術を修得できる。

【攻撃術の例】
「花乱火」(カランカ)。敵前列1体に火の玉で大ダメージ
「芭蕉嵐」(バショウラン)敵前列を中心に烈風で大ダメージ

【回復術の例】
「円子」(マルコ)。味方1人の体力を特大回復
「仙酔酒」(センスイシュ)。味方全員の状態を平常に戻す

【補助術の例】
「くらら」。敵1体を行動不能にする
「陽炎」(カゲロウ)。味方全員の攻撃回避率を増加

【術の併せ】

 同じ術を修得している一族キャラクターが出撃隊内(パーティ内)にいれば、「術の併せ」を行なうことができる。戦利品に珍しいアイテムが出て、敵大将に逃げられないように敵を一気にすべて殲滅したいときや、体力の多い鬼神に対して勝負をつけたいときなどに使うといいだろう。

 術の併せ方は、まずは起点となる一族キャラクターが「併せ」を選択して術を選択。そして、別一族キャラクターが同じ術で「併せ」を選択。起点となる一族キャラクターに再び順番が回ってくると発動する。

 起点となるキャラクターに順番が回ってきて始めて発動するため時間はかかるが、術の効果は倍加する。また、補助術は、同じ術を繰り返し重ねがけすることで、効果が累積していく。

術の併せは、「わっしょい!」という仲間の掛け声と共に発動

併せによるダメージは、2人併せで4倍、3人併せで6倍、最大人数の4人併せで8倍にも上昇する

「奥義」について

【奥義の基本】

 8種類ある基本職業それぞれに、切り札である奥義が複数用意されている。

 術は技力を消費して使用するが、奥義は一族キャラクターの健康度を消費して使用する。迷宮討伐中に健康度が低下すると一族キャラクターの死亡確率が上がるため、命を削っても勝たなければならない、ここぞという大事な局面で使用する、奥の手とも言える技。また、「術の併せ」のように、奥義も複数人で「併せ」を行なうことができる。

【「剣士」の奥義の例】
敵前列に真空の刃で大ダメージ

【「弓使い」の奥義の例】
敵全員に雨のように矢を降らす

【「薙刀士」の奥義の例】
旋風の衝撃波で大勢の敵にダメージ

【「踊り屋」の奥義の例】
味方全員の体力を全回復する

【「槍使い」の奥義の例】
槍の回転で、自陣への攻撃を無効化

【「壊し屋」の奥義の例】
敵全員に地震で大ダメージ

【「拳法家」の奥義の例】
敵前列1体に確実に連続攻撃を繰り出す

【「大筒士」の奥義の例】
敵に連続して発砲

【奥義の創作】

 戦闘終了時の成長により、一族キャラクターのステータスが条件を満たすと、奥義を創作し次の戦闘から使用可能となる。初めて創作した奥義の場合、創作者の名前が奥義名に加わる。

【奥義の継承】

 奥義は、親子が同じ職業に就いている場合、訓練することで親から子へ継承することができる。奥義を伝授しないままに奥義創作者が亡くなってしまった場合、奥義は消滅。途絶えてしまう。1度途絶えた奥義は、後に同じ職業に就いた子孫が力をつけることにより、再び復活させることができる。

コーちんのおもてなし

【コーちんの提案】

 「コーちんの提案」を選択すると、コーちんがその月に必要そうなことを考えてくれる。提案は2種類あり、その月の行動内容をすべてコーちんが決めてくれる「全部おまかせ」と、その月の行動方針や目標、装備品の売買などをコーちんの提案に対してプレーヤーが選択しながら決定できる「いっしょに決める」のいずれかを選択できる。

 シリーズ初体験のプレーヤーや、とりあえず何をしたらいいか迷ったプレーヤーは、「コーちんの提案」を活用するといいだろう。

コーちんの提案画面
「全部おまかせ」
コーちんからの提案を聞き、選択していく「いっしょにきめる」

【月報】

 毎月の出来事をまとめたコーちんの日記。その月に撮影したゲームの画面写真と共に、一族の軌跡を振り返ることができる。その月に撮影したゲームの画面写真がない場合は、コーちんの描いたかわいらしいイラストが載る。これはこれで楽しみなところ。

【一族史】

 「家系図」はもちろん、最も戦闘で活躍した一族や最も長生きした一族など、部門ごと確認できるのが「歴代勇姿録」。このほかにも今まで闘った鬼を記した「鬼録」など、一族に関するあらゆる情報を確認することができる。

【当主の心得】

 「俺の屍を越えてゆけ2」の世界独自の用語や必要な知識を、コーちんが解説してくれる。プレイ中にわからないことがあったら、「当主の心得」から確認するといいだろう。

体験版

 「俺の屍を越えてゆけ」を体験したことのない人に向け、太っ腹な体験版の配信が5月8日から開始された。PSP版「俺の屍を越えてゆけ ご新規体験版~ 俺屍2の前にバーンとォ!遊んでみましょ~」がそれで、7月16日までの期間限定配信となっている。なお、

 この体験版では、PSP版「俺の屍を越えてゆけ」の物語全てが遊べるという、信じられないほど太っ腹な内容となっている。製品版との違いは、ゲームの難易度設定が「あっさり」しか選択できないことと、ゲームクリア後にプレイ可能となる「裏京都」に進むことができないという点。

 実は「俺の屍を越えてゆけ2」プレイ時に、PSP版「俺の屍を越えてゆけ」もしくはPSP版「俺の屍を越えてゆけご新規体験版」のセーブデータがあるとアイテムがもらえる。アイテムの内容は、今後公開される。

 対応フォーマットは、PS Vita/PlayStation Vita TV/PSPとなっているので、PS Vitaでこの体験版をプレイし、これまたすでに配信中の「俺の屍を越えてゆけ2 体験版(ゲームシステム編)」も続けてプレイしてみるのもいいだろう。

(船津稔)