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海洋堂、原型師ボーメ氏の20周年記念展示を開催
リボルテックや、千値練の「ダイノゲッター」など新作も紹介
(2014/2/10 09:47)
ワンダーフェスティバルを主催する海洋堂は、新製品の展示は最小限で、企画展示を中心に行なっていた。海洋堂で原型師として活躍するボーメ氏の企画展示「ボーメ屋20周年自選ベスト展」や、高知県四万十町にオープンした「海洋堂かっぱ館」の出展や、ステージイベントなど様々な方法で会場を盛り上げていた。
本稿では海洋堂ブースに加え、原型制作などを行なう千値練(センチネル)の「ダイノゲッター」や「豪鬼」といった新製品、海洋堂や千値練の商品などを販売するユニオンクリエイティブの新作も合わせて紹介していきたい。
様々な企画を展示、千値練やユニオンクリエイティブのユニークな新製品
ワンダーフェスティバルで主催者としてユニークな出展を行なっているのが海洋堂だ。特に高知県四万十町にオープンした「海洋堂かっぱ館」の「カッパ造形大賞」は圧巻で、カッパジオラマを展示してあるコーナーは圧巻で、フィギュアとも、リアル志向とも違う、独特の迫力を持った過去の優秀作品が展示されていた。カッパ造形大賞は「カッパ造形大賞 リターンズ」として作品を募集しているとのことで、興味をそそられる。
来場者の目を惹いていたのが「ボーメ屋20周年自選ベスト展」。海洋堂の原型師として20年活動しているボーメ氏のフィギュアを集めた企画展だ。ボーメ氏は“美少女フィギュア”を中心に手がけており、コーナーには多数の美少女フィギュアが展示されていた。版権ものからオリジナルまで、懐かしいキャラクターも多く、ボーメ氏の造形がたっぷり楽しめる展示となっていた。
ボーメ氏が自選でナンバー1としたのは「鬼娘I」。漫画家のうたたねひろゆき氏による成年誌の表紙イラストを元に1994年に製作されたものだ。会場では、このフィギュアの1/8のレプリカも販売していた。こちらは後日ネットでの通信販売も行なわれるという。
海洋堂のブースでは「特撮リボルテック」での「バットマン」や「サンダーバード」などの発売中の作品の展示が多かったが、「ダークナイト ライジング」に登場したバットマンの乗り物「THE BAT」など、新作も出展されていた。「リボルテックハローキティ」では、タミヤとのコラボによる「リボルテックハローキティ TAMIYA Ver.」が5月15日に発売予定で、価格は2,484円。ユニークなところではテレビ番組の「水曜どうでしょう」のコレクションフィギュア「水曜どうでしょうフィギュア その8」が6月に発売となる。
千値練ブースではいくつかの新作が展示されていた。大型アイテムとしては「METAMORE-FORCEダンクーガ」がある。ダンクーガは4体の戦闘マシンが、獣型に、そして人型に変形し、さらに4体が1つの巨大ロボットに合体するのだが、このギミックに対してどうアプローチするのか? 今回は試作品の展示で、後ろに設定がや武器などが描かれていたが、気になるところだ。
この他、「巨神ゴーグ」や、「進撃の巨人」のリヴァイ、さらに劇中の武器を模した「超硬質ブレード型iPhone 5/5sカバー(仮)」といったアイテムもあった。特に力の入った出展を行なっていたのが、「ダイノゲッター」。ゲッターロボを恐竜風にアレンジしたもので、ゲッター1が翼竜型、、ゲッター2が肉食恐竜型、ゲッター3が2つの首を持つ首長竜に変形する。合金を使用したものになるという。黒い「ブラックゲッター」も展示されていた。
ユニオンクリエイティブはユニークな商品が多く、「攻殻機動隊」の“タチコマ”の形のiPhoneケースや、PS Vita「GRAVITY DAZE」の主人公キトゥンのフィギュア、「ZONE OF THE ENDERS 」シリーズのジェフティ、アヌビスのデフォルメフィギュアなどが展示されていた。
さらに海洋堂のガチャ「カプセルQ」向けに、プレイステーションコントローラ型イヤホンジャックや、日本各地のマンホールのミニチュア、「サラリーマンJUDO」という架空のスポーツをテーマにした携帯クリーナーなども出展していた。