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「FFXIV: 新生エオルゼア」βテストフェーズ3詳細レポート
そしてPS3版もいよいよ始動! グラフィックスのクオリティは前評判通り
(2013/8/7 00:00)
そしてPS3版もいよいよ始動! グラフィックスのクオリティは前評判通り
今回からついにPS3版でのプレイも可能になった。クライアントはテスト用のプロダクトコードを入力して、PlayStation Networkからダウンロードする。ダウンロードにかかる時間については、筆者はフェーズ3直後を避けてダウンロードしたためか、ダウンロードにかかる時間は余り気にならなかった。
グラフィックスのクオリティについては、これまで発表されたトレーラーやSSからもわかるとおりWindows版と遜色ない。操作性についても、すでにWindows版のクロスホットバーをプレイしていたので、違和感なく進めることができた。
ほとんどWindows版と変わらず遊べるのだが、唯一大きく違うと感じられたのはフィールドを切り替えるときのローディングの長さだ。フィールドを切り替える度に、少し長めのローディングが入る。どうしても気になる場合は、非推奨ではあるが、PS3のハードディスクをSSDに換装するという方法もあるようだ。
今回、PS3とWindows版を交互に遊んでみて感じたのは、「FFXIV: 新生エオルゼア」は想像する以上にPS3版に重点が置かれているということだ。スクウェア・エニックスがメインターゲットにしているのは、Windowsでバリバリオンラインゲームを遊びまくるコアゲーマーではなく、まったくオンラインゲームで遊んだことはないが、「FF」シリーズを家庭用ゲーム機で遊んでいる何十万、何百万の初心者だ。そう考えると、GCDの2.5秒にも納得がいくし、あちこちに張り巡らされた心遣いの1つ1つに得心がいく。
吉田直樹氏が「ふるさと比較症候群」と指摘したように、たいていの人は自分が初めて長い時間遊んだMMORPGを基準にものを考えがちだ。要望も、あのゲームと違うからここはダメだ、もっとあのゲームみたいにして欲しいという形になりがちだ。MMORPGはこれまでも、ヒット作のすぐれたメカニクスを参考にしてスタンダードといえる操作体系や遊び方を作り上げてきた。そのスタンダードに準じつつも「らしさ」を出すオリジナリティを生み出すのは、非常な苦労を伴う作業だろう。
「FFXIV: 新生エオルゼア」の場合は、コンシューマライクなストーリーライン、家庭用ゲームでの快適な操作性、歴代「FF」シリーズとのコラボなどで、日本人が参加しやすい「WoW」タイプのMMORPGという部分でのオリジナリティを目指しているように思える。これまで筆者は洋MMORPGや「WoW」タイプの様々なMMORPGで遊びながら、この楽しさをもっと多くの人が知ってくれたらいいのになと思ってきた。おそらく「FFXIV: 新生エオルゼア」の開発スタッフにも同じような気持ちがあるのではないか。MMORPGの楽しさを、これまでオンラインゲームを敬遠してきたすべての人に知らしめ、MMORPGを怖いと思っている多くの日本人が他人と一緒にプレイをする楽しさを知って欲しいと思う。
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