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移動攻撃が面白い! 手触りは本格派の「Mario + Rabbids Kingdom Battle」
広い行動範囲+地形利用がプレイの鍵。感触良好の戦略RPG
2017年6月15日 19:04
任天堂のマリオとUbisoftのラビッツがコラボを果たしたNintendo Switch「Mario + Rabbids Kingdom Battle」。日本では「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」として2018年に発売予定のターン制ストラテジーゲームだ。
E3 2017でのUbisoftのカンファレンス「Ubisoft E3 Conference 2017」の模様を弊誌でもお伝えしたとおり、カンファレンスの冒頭1発目のタイトルだし、会場には任天堂の宮本茂氏が登場するなど両者共に気合の入った1作となっている。
E3 2017の会場では、任天堂ブースとUbisoftブースの両方に試遊機が展示されており、どちらのブースでもプレイのために長蛇の列を形成していた。今回はこの「Mario + Rabbids Kingdom Battle」を実際にプレイできたので、その模様をお伝えする。
手触り良好! 駆け回るタイプのターン制ストラテジー
今回プレイできたデモは、合計3つの戦闘マップが楽しめるものだった。ターン制ストラテジーがゲームの基本ではあるが、戦闘マップと戦闘マップの間には通路があり、マリオらチームメンバーを操作して先へと進んでいく。
通路にはコインが置かれていることがあるほか、ところどころにはパズル要素のある場所も登場する。今回のデモではパズルを解いて先へ進むことでより多くのコインが獲得できたり、強力な武器が手に入るようになっていた。この時の武器は「購入権」が獲得できる、という感じで、コインはこれらの武器を実際に入手するために使用する。
そうして戦闘マップに到着すると、さっそく戦闘開始。勝利条件は敵の全滅、あるいは味方の1人が指定の場所への到達、というものが今回は用意されていた。
戦闘は味方と敵で交互に行動していくが、戦略上の大きな特徴は、1回の移動範囲がかなり広いということ。2マスや3マスくらいの数ではなく、ざっと駆け回るくらいに行動範囲がある。
行動は移動+攻撃、あるいは攻撃+移動がワンセットとなっているが、この行動範囲の広さを活かして、「移動途中で敵を一旦キックしてから目的の位置に着く」という行動も可能となっている。
つまり、移動を上手く行なえば、移動途中のキックに通常の攻撃が加わり、1度の行動で2回の攻撃ができるというわけ。「どこを通って移動するか」までが戦略に組み込まれているのが、本作のストラテジーゲームとしての面白いところだと思う。
また地形にも様々な仕掛けがあって、例えば壁となる障害物は正面の敵の攻撃を防いでくれるし、マップのある地点と地点を繋ぐ移動用のパイプを使えば、より広範囲にマップを使用できる。ほかにも攻撃が当たると爆発する障害物、視界内に誰かいると噛み付いてくるワンワンなど、マップの地形によって様々な利用方法があるのも特徴となっている。
こうしたベースの上で、マリオたちにも様々な能力が備わっている。デモではマリオ、ピーチ姫スタイルのラビッツ、ルイージスタイルのラビッツが使用できたが、敵のターン中に発動する能力として、マリオは敵が一定以上近づくと狙い撃ちする待ち伏せ攻撃、ピーチ姫ラビッツは範囲内の回復、ルイージラビッツは防御力を高めるバリアを持っていた。
実際にはもっと様々なキャラクターが登場し、それぞれのステータスや能力が組み合わさりながら、マップにあわせた戦略を考えていくようだが、プレイしていて思うのはこのタイトル、ストラテジーゲームとして相当本格的に仕上がっているということ。
敵も味方も行動範囲が広いので、ちまちま攻めるような消極的な戦略だと、相手が直キックを多用してガンガン攻めてくるのでピンチに陥りやすい。そのため自動的に大胆に攻めざるを得ないが、同じ大胆でも「どう大胆に攻めるか」を考えていくことに本作の面白さがある。
ラビッツたちがかなりふざけた雰囲気なのでその本格ぶりが見えにくいが、マップの何を使ったら良いのか、味方で先に行動を取るべきは誰なのか、そうしたことをしっかり考えるほど、戦略の可能性が様々にあることに気付かされる。北米では8月29日に発売予定で、日本は2018年発売予定と少し遅れてしまうが、デモプレイではかなりいい感触だったので、製品版では本作がどのような仕上がるのかいまから楽しみだ。