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スマホで生まれ変わった「ダービースタリオン マスターズ」を遊んでみた

ブリーダーズカップが復活! 初心者から経験者までバッチリの競走馬育成SLG

9月15日~18日 開催

会場:幕張メッセ

入場料:
一般前売券 1,000円(税込)
一般当日券 1,200円(税込)
小学生以下無料
試遊していたバージョンでは、月内に行動を済ませたあと、月を進めるとスタミナを消費する、という形でゲームが進行していた。演出はほとんどがスキップ可能なので、慣れるとサクサクと進められるようになる

 ドリコムは、東京ゲームショウ2016において、スマートフォン用競走馬育成SLG「ダービースタリオン マスターズ」を出展した。配信は10月中旬~下旬予定で、ビジネスモデルはアイテム課金制。本作は代表的な競馬ゲームとして知られる「ダービースタリオン」シリーズの流れをくむ最新作。ブースでは、そのTGSバージョンを試遊することができた。

 本作は、競走馬を育てるために種馬選びからスタートし、種付け、育成を経て数多のレースを制し、獲得した賞金でさらなる能力を持つオリジナルの競走馬を作り上げていく。

 育成も本格的だが、レースシーンにおいてもかなりの迫力があり、パドックを歩く馬を見ることができたり、手に汗握るレースの様子が文章による実況で観戦できるようになっている。なお、今回の試遊では会場の環境から音をはっきり聞くことができなかったのだが、スタッフによれば「音もリアルに再現されています!」とのこと。

 ゲームの基本的な流れとしては、まず、競走馬のもととなる繁殖牝馬をゲーム内通貨で買い付け、種牡馬の種抽選権をガチャで獲得。その両者を種付けして仔馬を産ませたらある程度まで育て、以後は調教でその能力を伸ばしつつレースへと参加させて、さらに調教を重ねていく……という形となっている。

 ビジネスモデルにはアイテム課金制が組み込まれているが、課金が必須となるコンテンツは入っていないとのことなので、無料のままでも競走馬の育成からレースまでを十分に楽しめるようだ。

ガチャは「種抽選」と呼ばれており、確率に沿ってさまざまなレア度の種牡馬抽選権を獲得できる。ただし、単純にレア度が高いだけでは強い仔馬は誕生しない。このあたりは配合の妙があるようだ
あまり競馬に詳しくない筆者でも名前を知っているような有名馬も種牡馬として登場していた。繁殖牝馬との配合時に表示されるアドバイスを見ながら種付けを行ないたい
種付けが成功して1年が経過すると仔馬が誕生。それをしばらく育てたあとは、厩舎に入れて調教を行なうことになる。厩舎によって調教方針が異なるのでよくチェックしておくのが大事

 また、「ダービースタリオン マスターズ」にはシリーズにはない独自の要素も存在する。その1つが「才能」で、これは種牡馬に用意された、いわばスキルのようなもの。試遊版はスキルを持った種牡馬自体が出てこなかったので、「才能」持ちはなかなかレアなもののようだ。

 ほかにも、競走馬の状態を把握し、その馬のピーク時期といったこれまで見ることができなかった要素を確認できる「馬体解析センター」、フレンドの馬と調教を行ない調教効果を高める「併せ馬」、歴戦の名馬に挑戦できる「BCレジェンド」など、これまでのシリーズ経験者でも新鮮な感覚で楽しめる要素が満載。

 さらに、過去シリーズで人気のあったゲームモード「ブリーダーカップ」が本作で見事に復活。それぞれのプレーヤーが育て上げた自慢の競走馬を使ってレースをさせることが可能で、「最強馬を育てる」という目標を持つすべてのプレーヤーを存分に楽しませてくれる作りになっている。

 もちろん、シリーズを知らない初心者でも本作を楽しめるようにフォローされており、ゲーム内ではさまざまな部分でナビゲートが出るほか、本作の世界観を知ることのできるストーリーモードも搭載している。ちなみに、公式ページでは事前登録者が10万人を突破すれば貴重な種牡馬「ニホンピロウイナー」をゲットできるということなので、本作に興味があるプレーヤーはぜひ事前登録を行なっておくといいだろう。

筆者の育てたウォッチ号がついにデビュー戦。どうやら1番人気のようだ
スタートで先頭に立ったままぶっちぎりの1着をキープしそのままゴールした
1着ともなると相応の賞金が支払われる。実際に自分が馬主だったら……と思うと夢も広がる!?
「馬体解析センター」では、馬の状態を確認できるので、育成方針の参考にするとよさそう。このほか、配合についてアドバイスをくれる「ウマゲノム研究所」といった施設も
繁殖牝馬は基本的にゲーム内通貨でしか購入できない。いい血統の馬を求めようとすればそのぶん価格も高くなる